安定と安心の文明。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
文明の砦
発動すると鬼のように強い
指導者能力です。
あまりに強過ぎて10ターンに
一度弱体化しましたが
それでも強いですね。
ただ上手く発動するには
コツ(+運)が必要です。
少しでも発動しやすくする為に
敢えてAIを戦争に誘い込む
隙を見せたプレイをしたり、
都市国家を救出せずに
征服させて、解放する戦争を
起こす為の仮想敵を
作っておくと良いですね。
AIを戦争に引き込む際には
少しリスクがありますが
あえて軍事ユニットを
少なめに配備します。
また、自分がやってるプレイで
比較的おすすめなのは
防壁を1ターン止めしておく事ですね。
流石のAIも防壁整ってる所に
無策に宣戦布告しません。
(たまにするが)
防壁が無ければ、そのまま
単純な陸上ユニットだけで
戦争してくる事が多くなるので
次のターンですぐ防壁を
完成させれば、少なくとも
都市は落とされません。
総合的にはアドバンテージの方が
多くなると思います。
解放戦争の際は
最低でも都市一つ攻め落とす
軍事力が必要ですので軍事は
強化しておいた方が良いでしょう。
文明
地球の裏側
3種類の能力がありますが
全て強いです。
まず、沿岸都市は住宅+3です。
普通に真水以上の住宅になります。
さらに沿岸+真水の場合は
真水ボーナスも追加されますので
いきなり10近い住宅数になります。
沿岸都市は港の灯台か穀物庫を
作らないと住宅キツいのが
civ6の定番なんですが、この文明は
沿岸都市でも住宅余裕です。
さらに牧草地で文化爆弾発動。
多くの文明が追加された現在の
最終ラインナップの中でも
未だにトップクラスの強さを
持つ文化爆弾能力です。
そして4種類の区域はアピールで
隣接ボーナスが増えます。
沿岸部はアピールが増えますので
沿岸都市周辺では能力を
利用しやすいと思います。
キャンパスは礁タイルからも
隣接取れますので沿岸に置く
プレイと相性が良いですね。
商業ハブも本来は川沿いからしか
隣接取れない区域なので
通常の文明では川沿い+2が
限界な所、この文明では
+2以上取りやすくておすすめ。
それ以上に相性良いのが聖地ですね。
聖地は自然遺産や山岳から
隣接ボーナスを取れますので
良い場所に置こうとすると自然と
高アピールタイルになります。
通常よりさらに高い隣接ボーナスを
取る事が出来る貴重な文明です。
ティガー
歩兵の代替えとなる強力な
陸上ユニットです。
歩兵から先の近接戦闘は
石油資源を消費しますので
通常の文明では資源消費的にも
かなりキツいです。
しかしオーストラリアはティガーを
使う事で資源消費無しで
歩兵の上位互換を使用出来ます。
専用能力も使いやすい戦闘力強化で
素晴らしい上位互換ユニットです。
解禁時期は遅めですが
このユニット解禁以降は
オーストラリアの陸上ユニットが
極めて強くなります。
アウトバックステーション
civ6に追加された固有施設で
最初の強施設がこれだと思います。
この文明もDLCでの追加文明ですが
初期文明は正直、ロクに強い
固有施設ありませんでしたから
最初はこれ見た時
「なんじゃ?この施設?」
とビックリしたもんです。
その後はインカの棚畑や
大コロンビアのアシエンダなど
バトル漫画の取り返しのつかない
インフレのごとき施設強化の
流れが続きましたので(笑)
今ではそう驚かないレベルになりました。
しかし現在の最新環境化でも
以前として強力なオーストラリアの
目玉の一つです。
基本ほとんどの地形タイルには
これを置けばOKですね。
オーストラリアの場合は
平原と草原の丘陵にはこの施設を
配置出来ないので逆に
丘陵の方がいらないという
意味不明な逆転現象すら
起こる事があります。
牧草地の周りに配置すると
牧草地タイルと一緒に
強化出来ますので、基本牧草地の
周りはこれで固めましょう。
オーストラリアでは羊や家畜の
ボーナス資源を刈り取るのも
NGプレイです。
ゲームモードに絡んだ考察
秘密結社は虚無かミネルヴァで
良いでしょう。
英雄は何使っても良いですが
一部の区域と相性が良いので
ヘラクレスは
使いやすいと思います。
マウイは流石に難しいかな・・・
一応、砂漠丘陵の高級資源が
存在しない世界の場合は
砂漠丘陵で使用すると2分の1で
羊引けますが・・・
流石に牧草地資源狙うのは
確立が低過ぎると思います。
銅が来たら泣く事になります。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
パンテオンは何でも良いですが
実は宗教もそこそこ相性良いです。
地球の裏側の効果で自然遺産の横に
聖地置くだけで簡単に
隣接+5ぐらい取れます。
労働論理で生産力を一気に
上げる事が出来ますので
宗教創始して労働論理を
使っていくプレイもおすすめです。
区域に絡んだ考察
地球の裏側に対応した区域に加えて
ティガーをゆくゆく活用するなら
兵営も作っておくと良いです。
ただし、兵営・工業地帯は
アピール下がりますので
地球の裏側の対象となる区域とは
距離を空けておきたいですね。
世界遺産に絡んだ考察
特に無し。
丘陵はアウトバックステーションに
活用出来ませんので丘陵使う
世界遺産は気兼ねなく作れると思います。
逆に平らな平原や草原は
いくらでもアウトバックステーションで
開発出来るので場所悩みますね。
そこまで期待値あるとは
思いませんが、地球の裏側の
アピール効果に拘るなら
エッフェル塔作っても良いです。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
ディガーは大分、後の時代ですので
まずは地球の裏側に対応した
区域解禁のツリーを進めていく
形になると思います。
創始狙う場合は占星術で
聖地から解除していきましょう。
後半のティガー活用を重視するなら
序盤から青銅器を進めて兵営を
作りつつ、近接戦闘ユニットを
コツコツ育てていくのも良いです。
文明の砦の効果を活用するなら
どうしても陸軍戦力が
メインになってくるでしょうから
軍事力増やしておいて
損は無いと思いますし。
社会制度
ギルドです。
ギルド、ギルド。
重要な事なので3回言いました。
この文明はアウトバックを
どんだけ早く解禁出来るか?
が極めて重要な文明です。
アウトバックさえ解禁すれば
平らな地形は砂漠も含めて
素晴らしいタイルに変貌し、
以降は基本的に住宅にも
一切困る事が無くなります。
最強施設の一角である
このアウトバック解禁のツリーが
社会制度のギルドです。
ここまで最短コースで進めましょう。
たんぶらぁ雑記
civ6オーストラリアの話
最終環境での指導者・文明
レビューの再まとめで今回
改めて見直してみたんですが
「オーストラリアって
やっぱ優秀ですね・・・」
文明の砦
地球の裏側
ティガー
アウトバックステーション
全部満遍なく強いじゃん。
現在はその後もビックリするぐらい
強力な文明が増えましたので(笑)
相対的には落ち着きましたが
最初に追加された超強力文明
というイメージで間違いない
かなと思います。
アピール活用する能力は
少し難しいですが、施設の置き方が
極めて簡単なので個人的には
まぁまぁ好きですね。
アウトバックステーション
連打してるだけでも大体戦えますし
初心者向けの文明としても
オススメ度は高いと思います。
労働論理が現在の効果に変わってからは
宗教プレイのオーストラリアが
結構好きですね。
ジョン・カーティンの話
第2次世界大戦の時の
オーストラリアの首相ですので
civ6に登場する指導者の中では
アメリカのセオドアさん同様に
かなり現代と時代が近い
近代の人物です。
正式名称
ジョン・ジョセフ・カーティン
オーストラリアの政治家であり、
第2次世界大戦の時の首相です。
オーストラリアとは先の大戦で
日本が戦う事になりましたので
「日本と戦った時の首相」
とも言えます。
オーストラリア労働党という
党に所属しており、名前からして
想像しやすいと思いますが
左派系の政治家でした。
基本的に各国共に左派政治家は
非戦的な平和主義をレガシーに
掲げる事が多く、彼も一貫した
非戦の平和主義者だった
とされています。
軍縮して税金は労働者支援に手厚く!
みたいな感じですね。
civ6の指導者能力もかなり
受け身な能力になっていますが、
この辺は戦争に対してかなり
後ろ向きであった事から
このような能力になってる
ものと推測されます。
しかし満州事変以降は日本と
敵対していく中で党内の基本的な
軍縮路線を切り替えて、
日本に対抗する軍拡路線へと
方針転換した人物でした。
党内の反発を受けても
軍拡路線に舵を取り直した所から
それなりにリアリズムとの
バランス感覚は持ち合わせていた
中道左派的な政治思想の
人物だったんでしょうかね?
civシリーズに登場するぐらいなので
それなりに支持がある
政治家だったんだろうと思いますが。
実際にイギリス本国はオーストラリアが
日本に空襲を受けても
大して支援してくれなかった為、
チャーチル政権と関係性が悪化。
イギリスとオーストラリアについては
同じ英連邦であり、他国との同盟より
もっと強い関係性のはず・・・
なんですが、いざと言う時に
他の国がアテになるかどうか・・・
というのは難しい所なんでしょうね。
この時、日本は敵側だった訳ですが
最終的に自国は自国で守る
しかないという歴史の事例の一つ
なのかもしれません。
イギリスとオーストラリアは
位置関係が遠く、世界大戦の頃は
イギリス自身も自分の事で
手一杯だったという事が当然
背景にはあるんでしょうけど。
このような現実を見て
カーティンは少しずつ
考え方を現実的に改めていきます。
最終的には日本との戦争が
激化していくに従い、彼が元々は
反対をしていた徴兵制や徴用を導入。
本来は彼が所属している左派労働党が
最も反対するような政策でしたが、
首相自身が左派党の所属という事も
あってこれを抑えながら
政権を運営したようですね。
オーストラリアの話
オーストラリア連邦
日本人で国の名前すら知らない
という方はほぼいないでしょう。
オセアニアに位置する有名な国です。
オーストラリアの歴史の話の前に
まず
英連邦王国
というシステムが日本人には
馴染みが無く、理解し辛いと思います。
イギリスという国は出だしこそ
スペインやポルトガルより遅れましたが
その後はさらに凄まじい勢いで発展し、
世界中に非常に多くの植民地を作りました。
(同時に火種も作りました。)
こうしたイギリスを含む白人支配の
植民地は第2次世界大戦以降、つまり
人類の歴史においてはほんのつい最近
ようやく「植民地はダメ」という
価値観が守られるようになり
独立していく事になった訳です。
しかし実際には相当長い間、
世界中あらゆる場所に植民地の
経済圏が出来ており、イギリスから
独立した当事国も元々「国」という
概念が無かったような地域の頃から
イギリスが統治していました。
いきなり独立したって
国体もあやふやです。
そこで独立した各国と調整し、
「国としては独立してるんだけど
イギリス女王を自分の国の
君主・元首とし続ける。」
とした元植民地の国が
世界中に多数存在しています。
日本で例えるなら天皇を
国家元首としている独立した
別の国が存在してる
みたいなイメージになりますね。
このような英連邦は当然、
イギリス本国同様に特別な血筋の
君主を国家元首にしている
イギリスと同じ立憲君主制となります。
それを前提として
オーストラリア大陸の歴史に
戻りますが、この地にも大きな
帝国は全く起こりませんでした。
基本的には一部のアメリカ大陸や
アフリカ大陸の地方同様に
ずっと原住民の世界でした。
そこへヨーロッパ人がやってきます。
1600年頃には最初にヨーロッパ人が
上陸したようですが、当時は
全くの未開の地で必要無いと判断され
ずっと放置されていました。
本格的にヨーロッパ人に利用され始めたのは
1788年からアメリカが独立してからです。
アメリカに代わり流罪植民地として
オーストラリアを利用するようになります。
オーストラリアは元々、イギリスが
罪人を送る島流し先の島だった訳です。
こうしてアメリカ独立以降は
イギリスの罪人たちが次々と
オーストラリアに送られます。
当時は軽犯罪でも簡単に島流しに
されたようですのでかなりの
人数の罪人がやってきました。
オーストラリアの原住民からしたら
マジでたまったもんじゃないですね。
そしてオーストラリアでは
アメリカ大陸、アフリカ大陸で
起こった以上の凄惨な
ジェノサイドが起こります。
イギリス人の入植以降、先住民族である
アボリジニは白人による娯楽としての狩猟
の対象となり虐殺されていきます。
これは「スポーツハンティング」と呼ばれ
当時のオーストラリアでは
普通の遊びでした。
他の植民地の場所だとまだ奴隷化して
労働力にするという目的があった為、
直接的な虐殺には繋がりませんでしたが
オーストラリアの場合は
シンプルな虐殺です。
犯罪者という悪い連中ばかり
集まったという背景も重なった
のかもしれませんが・・・
こうしてタスマニア島を含む
アボリジニの人口は激減していきます。
1800年代で純血の
タスマニア・アボリジニは
絶滅してしまったそうです。
民族そのものが完全に絶滅ですから、
凄まじい虐殺っぷりだったんでしょう。
こうして事実上完全に
白人の国となったオーストラリア
でしたが1850年頃には
ゴールドラッシュが起きます。
civ6でも個別シナリオで
オーストラリアの金稼ぎがありますが
あのシナリオがこの辺の話です。
このドリームに飛びついた様々な
人種の移民が増えてきてどんどん
人口が増えていきました。
オーストラリアについては
他の植民地と違い、完全に原住民を
虐殺してしまった為に他の
植民地と違って独立運動・独立戦争
などはありません。
曖昧に独立していったようですね。
ただ独立後もイギリスへの
忠誠はあったようで、イギリスの
戦いには度々参戦しています。
第1次世界大戦では主に
オスマン帝国、そして
第2次世界大戦では主に
大日本帝国と戦いました。
オーストラリアってこれまで
どこと戦争したの?
って歴史も分かり辛いですが
歴史が浅い国ですので
大きな戦いだと
第1次、第2次の世界大戦ぐらい
という事になります。
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