クレオパトラを泣かせたヤツ。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
メロエのカンダケ
シンプルに強い区域建設ボーナス。
最新アップデートにより
ヌビアのピラミッドの産出量が
大幅に増えましたので
ヌビアのピラミッドを利用した
追加ボーナスも長期的に
利用しやすくなりました。
ただ・・・都心に隣接して
ピラミッド作る必要性がありますので
能力使う為には都心の横に
砂漠が必須となります。
この能力だけに拘ってしまうと
良い都心位置を選定し辛くなるので
あくまでもオマケ程度に
考えておいた方が良いでしょう。
文明
タスティ
ヌビアがDLCで発売された当初は
この文明をチートと言わしめた
超強力な能力でした。
その後のDLCでさらに
強力な文明が追加されて
打ち切り寸前のバトル漫画みたいな
取り返しのつかないインフレが
起こりましたので今では
割と普通の能力に見えますが(苦笑)
最新アップデートにより
長距離戦闘ユニットの生産力ボーナスが
少し弱体化した代わりに
ヌビアのピラミッドが強化されました。
長距離戦闘ユニットに関わる能力だけでも
相当強い能力ですが、後半にしれっと
書いてある鉱山強化の能力も
普通に強いです。
少しぐらい性能をエジプト/クレオパトラに
分けて上げても良いんじゃないかと思う。
ピタティ弓兵
太古最強クラスの専用ユニットです。
このゲームで移動力3あって
射程が2ある長距離戦闘ユニットを
簡単に作っちゃいけないという事が
よくわかる性能です。(汗)
何せ移動コスト2の丘陵などの地形に
入り込んで即攻撃出来ますからね。
パルティアンショット戦法が使えます。
移動力2の近接程度では
逃げながら撃たれて終わり。
通常の弓兵よりもコストがやや重い点
だけが唯一のデメリットですが
それも文明能力により軽減するので
結局普通の弓兵より軽く
生産出来るんですよね。
ヌビアのピラミッド
最終アプデ前は微妙な性能の施設で
全体的に能力が強力なヌビアの
唯一の穴と言えば穴と言える
オマケみたいな能力でしたが
現在は産出量が大きく上がりました。
砂漠地形ならじゃんじゃん配置
出来る高性能施設になりましたね。
まぁ元々砂漠地形は産出量が少ないですが
それでも十分な食料と信仰力を
取る事が出来る及第点のタイルに
早変わりします。
そこまで拘る必要無いですが
区域隣接によっても
産出量が上がりますので
上手く配置出来るなら横に
工業地帯とかあるとさらに生産力が
上がって良い感じですね。
ゲームモードに絡んだ考察
雰囲気的に英雄ではムーランを
持ってきたい気もしますが
(同じ弓なので)
特に相性は良くないです。
むしろ都市攻め落とす用の
強力な近接英雄の方が
相性良さそうですね。
自前の能力で多少の
区域建設ボーナスがある為
他の文明に比べると
ヘラクレスの優先度がやや劣ります。
テンプレですが双子かヒッポリュテ
あたり持ってくれば
都市落とす要因として
活躍してくれそうですね。
長距離戦闘ユニットの物量戦
文明ですから、卑弥呼は
かなり相性良いと思います。
一応タスティの能力を考えると
マウイも選択肢になりますが・・・
鉱山系の資源はマウイで
安定して引けませんので
あんまり考えなくて良いでしょう。
普通の草原か平原でマウイ使ったら
米、麦、家畜、羊とかその辺
引いてしまいそうですし。
秘密結社についてはこの文明は
太古からの戦争に特化する場合が
ほとんどになりますから
吸血鬼でも良い気がします。
蛮族の部族からは自前で
生産ボーナスが付かない
近接系の軍事ユニットを
優先してリクルートしておきましょう。
都市攻め落とす用の
槍兵が序盤から1体追加されるだけでも
結構ありがたいと思います。
高級資源の設定次第ですが
軍事ユニット生産ボーナスが付く
高級資源の産業はとても相性良いので
出来れば確保したいですね。
自前の能力と重複しますので
長距離戦闘ユニットの生産が
さらに早くなります。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
パンテオンではやはり
炉の神が相性良いんでしょう。
砂漠周辺からスタートする事が
比較的多い文明ですので
葦と湿原の貴婦人が
使える状況も比較的多いと思います。
砂漠の氾濫原やオアシスが
近くに沢山ある場合は有効ですね。
ヌビアのピラミッドの効果で
以外にも信仰力稼げますので
実は宗教も悪くはありません。
聖地も少し建設早いし。
ただ宗教能力の中で特別に
相性が良い能力はありませんので
お好みで選んだら良い感じでしょう。
区域に絡んだ考察
やはり制覇勝利をガンガン
狙っていく事が多い文明ですので
大将軍を持ってくる為にも
兵営の優先順位は高くなるのかな?
ピタティと大将軍はコンボ出来ないけど。
全体的に全ての区域建設が早いので
区域同士で隣接ボーナスが
組める系とは特に相性が良さそうですね。
用水路、ダム、工業地帯
港、ハブ
劇場広場、娯楽施設
あたりの組み合わせ。
世界遺産に絡んだ考察
特別にはありませんが
区域建設が全体的に早めなので
区域と連動する建設条件の
世界遺産には繋げやすいでしょう。
砂漠開始が多い文明なので
本来はピラミッド作りやすいんですが
現在のアプデ環境だとAI優先度が
高すぎて高難易度では
諦めざるを得ないです。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
兎にも角にも弓術ですね。
ピタティ解禁後は
ヌビアのピラミッド利用の場合は
早めに石工術まで取得してから
必要な区域解禁のツリーを
取って回る感じになります。
ヌビアのピラミッドを
区域建設サポートとして
利用出来る都心位置に無いなら
石工術は後回しでも良いですが。
社会制度
スパルタ教育から始まる
長距離戦闘ユニットの生産コスト減
政策は優先してどんどん取りましょう。
中長期的に長距離戦闘ユニットには
お世話になり続けるはずなので。
砂漠地方に入植する場合は
現在の環境であれば
ヌビアのピラミッドを敷き詰める
ケースもあると思います。
そこそこの土地になるので。
その場合は労働者の労働力を
結構使うことになりますので
封建制度までは早めに
取りたい所ですね。
軍事に特化する場合は
中盤以降の攻め手として
大将軍が重要になってくると思います。
その場合は軍事訓練から
ベテラン政策までを早めに
取得して兵営を連打する
戦法に出るのも良いでしょう。
ベテランとコンボすれば
この文明の場合は
最低でも生産力+50%
にする事が出来ます。
たんぶらぁ雑記
civ6ヌビアの話
DLC追加されたばかりの頃は
お試しで結構使ってみましたが
特にヌビアDLCが発売された当初は
現在のニューフロンティアパスで
登場しているような強力文明も
ありませんでしたし、そもそもの
ゲーム性がシンプルだったので・・・
ゴリ押し制覇勝利で
強い文明でしたね。
標準ルールの頃ぐらいだと
内政で取れる戦術も少なかったですから
高難易度相手に軍事ぶっぱで
戦いやすい良い文明ではありました。
ただ、ゲーム性があまりにも
シンプル過ぎて飽きが早い
という事もあり、個人的には
嵐の訪れ以降は長らく
ご無沙汰だった文明の一つです。
最新アプデにより
ヌビアのピラミッドの性能が
大幅に見直されましたので
総合的に強くなったかどうかは
微妙な所ですが・・・
内政の組み立て方が面白く
なったので使用する
モチベが少し上がった印象です。
この文明使うと
ヌビアのピラミッドに
拘り過ぎてしまい、都心位置の
選定をミスる事があるので
自分の心の弱さを実感します。(笑)
ヌビアのピラミッドに
拘らなくて良いというのは
頭ではわかってるんですが・・・
どうしてもメロエのカンタゲの
追加ボーナスをワンチャン狙えるんじゃね?
という甘い誘惑に負けがちなので
強い心を持ちたいと思います。(苦笑)
アマニトレの話
ぶっちゃけようわからん人です。(汗)
ほとんど現代に情報が残ってない人で
シヴィロペディアの解説も曖昧ですが
ナタカマニという王と共同統治で
クレオパトラと同時代にいたらしい
女王という事しかわかりません。
civ6でヌビアと呼ばれる国は
クシュという名前の文明として
ヌビア地方に登場しました。
国としてはケルマ王国から
始まりまして
中心となる都の遷都に伴い
ナパタ王国→メロエ王国と
変わっていきます。
アマニトレという王名が
残っているのは
クレオパトラと大体同時代ぐらいの
メロエ王家の時代です。
指導者能力の
メロエのカンダケ
ってのはメロエ王家の女王(カンダケ)
って意味ですね。
恐らくciv6はエジプトの指導者が
クレオパトラですので
それに合わせて同時代ぐらいの
女王を採用したものと思われます。
ヌビアの話
元々は古代エジプトの
祖先から分かれた国です。
アマニトレの話で前記した通り
このゲームではヌビアという国名ですが
文明としてはクシュと呼称したり、
中心都の移り変わりに応じて
都の名前同様の
ケルマ王国→ナパタ王国→メロエ王国
というような呼び方にもなります。
エジプト南部に位置していたこの国は
鉱物資源に恵まれており、
エジプトにとっても重要な役割でした。
civ6のタスティ鉱山の能力は
鉱物資源に恵まれていた事から
生まれた能力なんでしょう。
古代エジプトとは最初は良い関係でしたが
エジプトが中王国時代になると
ヌビア征服が開始されて
新王国時代には
ヌビア全土が制圧されます。
civ6のゲームバランスからイメージすると
「よう勝ったな・・・」
という気がしてしまいますが
史実では最初はエジプトの方が
強かった訳です。
エジプトとは長く戦い続けましたが
エジプトがヌビアの事を
「弓の国」と呼んで弓の強さを
恐れていた記述があるようで
そこからciv6の能力に繋がっています。
ここから先は古代エジプト人に
ヌビア人が支配される形になりますが
そこまで圧政を敷かれていた訳では
無いようで珍しい鉱物資源や
多少の奴隷をエジプトに提供。
その代わりにエジプト文化が
広くヌビアにも広がり
エジプト文化と融合していきました。
ヌビアのピラミッドと呼ばれる
エジプトのピラミッドと類似した
建造物などが多く見られるのは
その影響ですね。
エジプトが衰退し始めると
ヌビアのナパタを本拠地に
独立運動が起きて、独立します。
ちなみに政治の中心にあった
ナパタという都市はciv6に登場する
世界遺産のゲベル・バルカルの
麓にあったそうですよ。
ゲベル・バルカル自体は
単なる岩山ですがその周りに
神殿などを建設していたので
civ6ではまとめて世界遺産に
なっていますが、あれ自体は
岩山なのでどっちかというと
自然遺産の方が近いですね。
ゲベルは鉄を産出する効果もありますが
この辺も鉱物が豊富だった
ヌビアと関連させた能力設定に
しているという事なんでしょう。
紀元前800年頃のエジプト王朝末期時代に
なってくると今度は逆に
勢いを盛り返して
エジプト全土を支配します。
弱肉強食ですねぇ。
しかしその後、アッシリア帝国が
エジプトに侵入してきて
ナイル川上流に追い込まれます。
そこで新しい中心の都を
南の資源が豊富なメロエに遷都。
ここから先をメロエ王国と呼ぶそうです。
ちょうどアマニトレとエジプト側では
クレオパトラのいた時代になると
エジプトは最終的にローマ帝国に
滅ぼされて属州になってしまいますが
ローマ帝国はエジプトを征服した後で
ヌビアにも攻め込みます。
・・・がヌビアは徹底抗戦して
双方共にかなりの痛手を負った為に
ローマはヌビアを征服する事を
諦めて良い条件で同盟したようです。
ホント「力こそパワー」の時代ですね。
ですのでエジプトが属州として
支配下になった以降も
ヌビアは結構長く
独立して栄えていました。
その後は紀元後の500年頃まで
栄えていたようですが
アラビア半島から侵入した
アクスム王国(エチオピアの起源の国)
に侵攻されて滅亡します。
こういう歴史を踏まえると
現在はニューフロンティアパスで
エチオピアも追加されましたので
エチオピアと対峙した時に
違った見え方になってくる
かもしれませんね。
シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日本語:吹替え版] [オンラインコード]
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