ワイルドハーツの
ゲーム関連記事シリーズです。
ドーモ。皆=サン。たんぶらぁです。
今回はワイルドハーツの武器
「アメノサカホコ/コンゴウホウショ」の
名前の元ネタについて紹介します。
ワイルドハーツには日本神話に
関連したワードが数多く登場します。
ゲームを通して日本神話
ついて知れる機会になりますので
多くの方に興味を持って
頂ければ幸いです。
こんな方におすすめ
- ゲームに関連した日本の文化・伝統・歴史に興味がある方
ワイルドハーツのアメノサカホコ/コンゴウホウショ
ラスボス
アマツヲロチの傘です。
実際に武器そのものを使うかどうかは
ともかく、コンゴウホウショの方は
回し上手30%の継承技能が優秀なので
回し上手使う方はよく武器作りの
ルートで回る事になりそうです。
天逆鉾/金剛宝杵
天逆鉾(あめのさかほこ)
日本神話に登場する神具です。
別名の金剛宝杵(こんごうほうしょ)
の方も一緒なんですが
正確には日本の中世神話という
中世の時代に日本書紀などの
古来の書物を解釈し直して生まれた
新しい表現での神話において
登場する名称となります。
古事記・日本書記では
天沼矛(あめのぬぼこ)
と呼ばれている神具があるんですが
それの別名みたいなもんだと
思ってもらえれば良いです。
(正確な位置付けは古来からの神話と
中世神話で異なるようですが)
古来からの日本神話においては
イザナギとイザナミの夫婦神が
国生みで大地を作った時に使った
神具とされています。
混沌の渦をこの矛で
かき混ぜて地上世界を作った
という神話です。
矛から雫が一滴落ちたのが
オノゴロ島という神々が作り出した
最初の島になったとされています。
その後、色んな島がどんどん作られて
最終的には地上世界の
葦原中つ国が出来上がりました。
(これが後の日本列島とされる)
この神具は後に仏教の影響も受けながら
解釈が変化したり、コンゴウホウショ
のような別の呼び方も生まれます。
日本では仏教が伝来した当初、
最初は古来からある神道と
対立をしていました。
豪族の曽我氏と物部氏の対立
とか有名ですね。
仏教否定派の物部氏が
権力闘争で敗れた事もあり、
曽我氏や聖徳太子主体で仏教が
広まっていきました。
日本では後に神仏が融合して
独自の宗教感や神話の
概念が形作られていったんですね。
一部の日本神話の神様や神具には
このように後に仏教の概念が混ざって
新しい解釈や名称が
生まれたものもあります。
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