新選組を恐れさせた剣術。
ドーモ。皆=サン。たんぶらぁです。
今回はライズオブローニンに
登場する流派について紹介します。
ライズオブローニンでは
多数の武器種が登場するだけでなく、
武器ごとに流派が設定されています。
ゲームを通して日本の剣術(武術)の
流派について知れる機会になりますので
これを機に多くの方に
興味を持って頂ければ幸いです。
こんな方におすすめ
- ゲームに関連した日本の文化・伝統・歴史に興味がある方
ライズオブローニンの流派
ライズオブローニンでは
刀や槍・大太刀などの
さまざまな近接武器に加え、
武器ごとに複数の流派を
設定することが出来ます。
敵が使用する武器の種類や
自身のプレイスタイルによって
様々な武器だけでなく、
流派まで含めて切り替えられるので
より幅広いアクション性が楽しめます。
野太刀自顕流
徳川の幕藩体制が始まった頃、
薩摩の地で
世にも恐ろしき剣術
が誕生しました。
その名を
示現流(じげんりゅう)
薩摩で生まれた流派なので
薩摩示現流とも言います。
薩摩藩医であった
東郷藤兵衛重位
(とうごうとうべえしげかた)
という人物が創始した剣術です。
重位は幼くして体捨流(たいしゃりゅう)
という剣術を身に付けますが、
それに飽き足らず武者修行を続けます。
秀吉の命令で京都に上洛した際に
天真正自顕流
(てんしんしょうじげんりゅう)
という剣術に出会い、これに
惚れ込んで即座に弟子入り。
免許皆伝に至るまで徹底的に
修行したと言われています。
(八相の構えが主体の剣術でした)
その後、薩摩に帰った重位は
帰国後もひたすら
自顕流の修行を続けます。
その修行法が凄い・・・
屋敷に植えられていた柿の木に向かって、
一心不乱に打ち込み続けるという手法。
これを3年間絶え間なく行い、
巨木を立ち枯れさせるまで
続けたというから驚きです・・・
こうして2つの剣術を組み合わせた
重位の武名は薩摩中に
知れ渡っていきます。
しかしこの剣術、決して
煌びやかなものではありません。
一言で言えば
武骨
戦い方は
敵に向かって突進し、
あらん限りの気迫をこめて、
剣を振り下す。
以上!(笑)
普通、剣術には上段・中段・下段
などさまざまな構えがあります。
仁王やゴーストオブツシマだと
システムにも入っていますね。
しかし示現流はこれらが一切無く
あるのは大上段風の八相の構えのみ!
従って斬り口は
から竹(真っ二つ)
右けさ
左けさ
しかありません。
とにかく単純明快で武骨なこの剣術は
修行方法がわかりやすいし、
仮に師匠がいない独学でも
けっこうイイ線まで上達するので(笑)
薩摩全土に驚くべき速度で広がります。
と思うのだが・・・これが難しい。
なにせ受けられない。
ゲームで言えば完全にガー不。
(ガード不能攻撃)
なまじこちらが真剣だったとしても
木刀相手に折られてしまうし、
受けてもそのままやられちゃう訳です。
重位は島津家の剣術指南となり
この頃、流派の名前も示現流と改めらます。
こうして数百年後の幕末の世で
新選組を恐怖させる示現流が
薩摩の地に爆誕しました。
続いて本作に登場する
流派の話に移りましょう。
重位が没した後、高名な弟子のひとりに
薬丸兼陳(やくまるかねのぶ)
という人物がいました。
この人物は重位の創始した
示現流をさらに改良して
より薩摩人好みな剣術に仕上げました。
この流派を
薬丸自顕流(やくまるじげんりゅう)
またの名を
野太刀自顕流(のだちじげんりゅう)
と言います。
これが本作に登場する流派なんですね。
幕末期の改良型示現流
みたいな理解で良いと思います。
まぁ示現流の改良なので基本は一緒です。
防御の技は一切無し!
初太刀の攻撃を持って
相手を真っ二つにする
一撃必殺の剣術です。
打ち込みの際に発する
気合い声は猿叫(えんきょう)
と言われるものです。
本作でも再現されてるっぽいですね。
猿叫もあまりに独特なので・・・
鍛錬の様子を見た
他の流派の人間や藩の偉い人から
と言われた記録もあるようです。
(苦笑)
しかしこの野太刀自顕流は幕末期に
京都で猛威を振るいました。
新選組局長だった近藤勇に
「薩摩者と対峙する時は初太刀を外せ」
と言わしめた話は有名です。
薩摩は倒幕側でしたので主に
新選組と戦う事になった訳ですが、
新選組の猛者たちも恐怖させた
薩摩の超武骨な剣術になります。
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