基本的にチート性能の文明です。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
ニヌ・イル・シルム
各区域ごとに1回しか
発動しないとはいえ
かなりぶっ壊れた能力と
言っても過言では無い強さです。
工業地帯一つ建設した瞬間に
工房が出来てしまい、
ハブ建設した瞬間に
市場が出来てしまうと言えば
どれだけ強い能力か
良くわかると思います。
文明能力により
中世ぐらいまでの技術で
解禁の区域は早く作れるように
なりますから早めに
区域建設に着手して
建造物まで完成してしまえば
産出量と偉人ポイントの両面で
他文明より大きく先行する
展開も可能な凄い能力です。
ダム区域や用水路区域など
建設した場合でもオマケで
代表団もらえますので
覚えておきましょう。
文明
エヌマ・アヌ・エンリル
この文明をぶっ壊れと評価する
最大の要因がこれです。
通常の科学力が全て半減しますが
ブースト完了した時点で
その技術が完了してしまいます。
「開発は酒でも飲みながら
この能力を考えたのか?」
と疑うほどに(笑)
ヤバい能力です。
厳密にはゲーム開始時代を
後にしてしまうとほとんど
能力を発揮しませんが・・・
およそ多くのプレイヤーが設定する
オーソドックスな太古開始プレイでは
凄まじい性能を発揮します。
鉱山3つ作るだけで
徒弟制度が完了してしまい、
工房二つ作るだけで
工業化が完了してしまいます。
(しかも一個は指導者能力で
無償で取れるので事実上
一つ作れば良いだけ)
アタマおかしいですね?
ただ、後半の方になると
技術ツリーは途端に自力での
ブースト取得が難しくなってきます。
よって最終的には大科学者などの
偉人を上手く活用するプレイが
求められますので、プレイはかなり
特殊になります。
そういう意味ではそこそこ
プレイングが難しい文明ですし、
他の文明には無い独特の
動きが楽しめますので
発想自体は悪くない・・・
というか面白い事は面白いんですが
それにしても強過ぎですね。
サブン・キビタム
斥候と戦士の中間のような
太古の代替え戦士です。
斥候と違い、レベルアップで
移動をスムーズにする事が
出来ませんが、そこそこ蛮族とも
戦えますので悪くない性能です。
コストも安いですし。
大量に作る必要は無いですが
まぁまぁ味があるユニットです。
ハンムラビ&バビロンは
他が大分ぶっ壊れてますので
このユニットだけが比べると
落ち着いてて渋めの性能ですが
別に悪い子じゃないですよ。
パルグム
指導者能力と文明能力で
これでもか!というほど
強い能力があるのに、まるで
バナナのたたき売りのごとく
強力な能力をぶっ込んできます。
何か一つぐらいは恵まれない文明に
分けて上げたら良いと思うんですが
世の中とは不平等なものです。
そういう人類の歴史の厳しさ、哲学
みたいなものが開発側からの
メッセージなのかもしれませんね。
(達観)
冗談はさておき、これはこれで
普通の文明だったらこれだけで
目玉になりそうなぐらい
強力な専用建造物です。
水車小屋の代替えなので
川沿い都市しか建設出来ませんが
真水引いてるタイルは
全て食料+1するという凄い性能。
オマケに生産力は2も増えて
住宅まで追加します。
水車小屋は泣いていいです。
バビロンは出来る限り
川沿いの都市を作りましょう。
最悪周りにあんまり良い資源が
無かったとしても都心に
この建造物作れる条件さえ
整うなら最終的にはかなりの
メリットが期待出来ます。
都心は食料最低でも2出ますから
都心産出量が確定で
食料3になる所なんかも
優遇されてる建造物だと感じます。
ゲームモードに絡んだ考察
秘密結社は内政に強ければ
何でも良いと思いますので
虚無かミネルヴァで良いでしょう。
英雄ですが、この文明は
完全にヘラクレス必須です。
兎に角ヘラクレス取りましょう。
最悪コイツさえゲット出来れば
後は捨てても良いです。
ヘラクレスがいると超速で
区域+建造物まで完成するので
偉人ポイントレースも
独走出来ます。
蛮族モードについては
両極端で雇用は
少し利用し辛いです。
この文明の場合はツリーが
強制的にどんどん先に進む訳ですが
蛮族モードでの購入ユニットは
ツリー進捗によって変わるようです。
すげー先の時代のユニットが
雇用として選択されていても
お金足りないので、上手く活用出来るか
どうかはちょっと運次第ですね。
・・・がその反面
前哨地潰した際のブースト追加は
凄まじい恩恵になります。
前哨地潰すだけで灌漑の
ブーストとか序盤から取れますので
この文明では相当ありがたいです。
蛮族は徹底的に潰しましょう。
大企業モードについても
序盤かなり有利です。
交易商さえ使えば即時、
通貨取れますので
高級資源さえ囲えていれば
すぐに産業化も可能です。
大企業化も同様で、解禁が早いので
高級資源は古い時代から
積極的に囲っておきましょう。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
特定のパンテオン・宗教の
能力と相性良い訳じゃないので割愛。
ただし、聖地区域も建造物が
最初から出来上がりますので
やや創始しやすい文明です。
区域に絡んだ考察
全て相性抜群。
建造物あるタイプの区域は
最低一つずつは
作るようにしましょう。
特に相性良いのは
キャンパスでしょうかね。
科学力はどうでも良いですが
科学者ポイントが重要です。
古い時代からブースト系の
科学者を収集する為に
早めにキャンパス作りましょう。
隣接ボーナスは無視で良いです。
偉人ポイントさえ取れたら良いので。
それから聖地、ハブ、工業地帯
あたりの区域は建造物込みで
ブースト条件になってるので
この文明の場合はブースト取りやすい
と言う意味で相性が良いかな。
港も良いですね。
最初から灯台があるので
すぐに交易路追加出来ます。
世界遺産に絡んだ考察
区域関連の世界遺産とは
全体的に相性が良いです。
例えばコロッセオなんかは
娯楽施設のアリーナまで
条件になってますがこの文明は
建造物まで作るのが容易です。
それから珍しい所で言うと
この文明はほぼ唯一
アレキサンドリア図書館を
作るメリットが明確にあります。
あの遺産作った瞬間に
古典までのツリーは全て完了して
その後も科学者ポイントを
追加してくれますので
他の文明では基本的に作る
必要性はありませんが
この文明だけはイチオシです。
キャンパスとコンボするなら
偉人ポイント狙いで
アポロン神殿も良いですね。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
この文明だけは唯一
技術ツリーの進め方が
「別ゲー」です。
目標に向かって進めていく
形ではなく行動で
ブーストを取って進める形になります。
序盤のうちはブーストと関係ない
3種類のツリーを自動的に
進める事になると思います。
3種類の初期ツリーを完了させる間に
太古や古典のブーストは
どんどん取得したいですね。
ブースト取る序盤のおすすめは
灌漑
通貨
青銅器
徒弟制度
あたりになります。
鉱山3つ作るだけで
徒弟制度終わって鉱山産出量+します。
労働者1体分で出来れば
最優先で取りたいですね。
また灌漑はパルグム解禁となる
重要なツリーです。
資源農場も一つは早めに
作っておきたいですね。
序盤は青銅器のブーストを
取得する必要もありますし
蛮族モードが入っていれば
前哨地からもブースト取れますので
「蛮族死すべし、慈悲は無い」
の精神で蛮族を潰しましょう。
対文明戦をどこまでやるかは
プレイスタイル次第だと思いますが
蛮族を積極的に潰したいので
軍事ユニットは重視した方が良いです。
社会制度
社会制度で解禁される区域に
劇場広場と娯楽施設などがあります。
この辺の区域も建造物自動作成の
恩恵が得られますから
作るなら早めに取りましょう。
特に劇場広場は早めに
作っておくと偉人ポイントでも
優位に立てるので
文化偉人を集めやすいかも。
たんぶらぁ雑記
civ6バビロンの話
civ6に普通にありそうで、実は
いなかった文明です。
結局ゲーム終盤DLCで追加されました。
ニューフロンティアの追加文明で
大コロンビアを見た時
「流石にこれより強いのは
来ないだろ?」
と思ってましたが
アッサリ裏切られました。(笑)
ニヌ・イル・シルム
エヌマ・アヌ・エンリル
パルグム
のどれか一つだけでも
十分強い文明として
評価出来たと思いますが
これだけ揃ってしまうと
もはや乾いた笑いしか出ません。
(ハハハッ)
まぁとはいえ、プレイしてみると
結構面白いですけどね。
この文明独特の動かし方となるので
しっかり差別化されてる
と言う意味では上手く出来てる
とも言えるんですが、もうちょい
バランス調整すると良かったのかな?
史実ではアッカド帝国から
独立して出来たバビロンは
ペルシアに併合されて
滅ぼされるんですが・・・・
このゲームだとペルシアで
勝つのは大変そうですね。(苦笑)
ハンムラビの話
都市国家バビロンの第6代王にして
バビロニア帝国の初代王です。
アッカドから独立した都市国家だった
バビロンは彼の時代にメソポタミアに
勢力を拡大して帝国となります。
ハンムラビ法典で有名な人ですね。
バビロンは古い国の中では
日本でも比較的有名所ですが
その最たる理由は
「ハンムラビ法典が有名だから。」
という所かと思います。
「眼には眼を、歯には歯を」
という復讐法で知られています。
ちなみにこの復讐法で有名な
ハンムラビ法典のマメ知識ですが
実際には
「やり過ぎはダメだぞ!」
という理由で施行されていた
側面も強くあったようです。
まだまだ当時の世界では
一般市民の教育も何もありません。
私刑による復讐が過剰過ぎて
眼をやられたら、相手を殺す
歯を折られたら、相手を殺す
というように過剰な復讐が
横行していた為にそれを止める為の
抑止力として活用されていた
法律だったようですね。
バビロンの話
アムル人という民族が
メソポタミア地方のバビロン都市を
中心に建国した国です。
civ6ではバビロンになってますが
バビロニアと呼ばれる事もあります。
バビロンの起源は
アッカド帝国に遡ります。
civ6では軍事都市国家で登場する
あのアッカドです。
元々はアッカド帝国の小さな町でした。
紀元前19世紀にバビロン王朝が
誕生し、アッカドから独立。
バビロン都市を中心にした
小さな都市国家が誕生します。
その後、ハンムラビ法典で有名な
ハンムラビの時代になると
メソポタミア地方を統一する
帝国となります。
しかしその後、ハンムラビの息子の
時代になると衰退していきます。
周辺の強国であった
アッシリア、エラムなどの古国の
支配が長らく続きます。
最初にオリエント統一を果たした
アッシリア帝国からは
苛烈な支配を受けて
破壊とアッシリア人による再建が
繰り返されます。
幸いなことに苛烈な支配を続けた
アッシリア帝国が
支配地域から反乱されて
短命に終わりましたので、
分裂の際にバビロンも
アッシリア帝国から離反します。
ここから先、
紀元前609~539年の短期間ですが
バビロンは独立を回復して
新バビロニア帝国となります。
・・・がその後、2番目に
オリエント統一を果たす
ペルシア大帝国に征服されて
新バビロニアも短命で
滅亡してしまいました。
バビロニア帝国自体は
ここで滅んでしまいますが
その後も
アケメネス朝ペルシア
↓
マケドニア
↓
セレコウス朝シリア
(マケドニア分裂後)
↓
パルティア王国
↓
ローマ帝国
↓
ササン朝ペルシア
とバビロンの統治者は
変遷していきます。
セレコウス朝シリアぐらいまでは
バビロンは大変重要な
主要都市として支配帝国が
重宝したようですが、
パルティアあたりから
重要視されない地方都市として
あまり見向きされなくなり
大都市として繁栄を極めた
都市バビロンも衰退して
しまったようです・・・
ちなみにciv6でも登場する
世界遺産の空中庭園は
世界七不思議の一つとして
バビロンの吊り庭園
とも呼ばれる建造物です。
世界七不思議の建造物は
史実として存在が証明されておらず、
正直眉唾もんではありますが・・・
バビロン都市に存在していた
と言われる庭園ですね。
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