Fateシリーズをきっかけに少しでも
興味持つ方が増えたら幸いです。
ドーモ。皆=サン。たんぶらぁです。
今回はサムライレムナントに登場する
日本の歴史上人物について
和風ゲームファンである僕が
簡単な紹介をさせて頂きます。
自国の歴史や文化に
関連する事になりますので
このような機会に少しでも
興味を持つ方が増えたら幸いです。
※当然サーヴァントの真名とか
ストーリーとかネタバレしますので
まだ攻略途中の方は要注意です。
こんな方におすすめ
- 和風ゲーム好きの方
- 歴史好きの方
宮本伊織
フェイト/サムライレムナントの主人公。
武蔵よりは知名度が低いですが
ちゃんと実在した人物です。
歴史ファンであれば知ってた人も
多いんじゃないかと思います。
武蔵ほどではありませんが、
ぼちぼち武蔵が登場する
マンガやゲームなどのエンタメ作品で
取り上げられる事もある人物です。
江戸時代初期の武士で
宮本武蔵の養子とされていますが
出自については諸説あり。
本作ではまさにこの伊織が生きた
戦の無い時代がストーリーとしても
大きなテーマになっていますが
実は伊織どころか武蔵ですらちょっと
生まれた時代が遅かったんですね。
武蔵ですら大戦に参加出来たのは
若い頃の関ケ原の戦いだけです。
この為、剣の道を極めて
武士として名を上げたかった武蔵
としても武功を上げる事が出来ず
生前は非常に苦労しました。
宮本武蔵は今の世でこそ、
誰もが知るレベルの
「二刀流 宮本武蔵」として
超有名な日本の剣豪となってますが
当時は士官先も見つからなくて
大変だったんですね。
伊織の世代は武蔵の時代以上に
戦の無い時代でした。
江戸時代初期の徳川幕藩体制が
最も安定していて平和だった時代です。
実際の歴史では伊織は65歳まで生きます。
当時の平均寿命から見ても
結構長生きでしたが
生涯、大きな戦はほとんど
経験しませんでした。
島原の乱に侍大将として
参加したぐらいでしょうかね。
まぁ戦が無いので庶民にとっては
良い時代で日本国全体としても
安定していたんですが・・・
戦人であった武士たちにとっては
仕事が無い大変な時代だったと言えます。
平和な時代に生きた伊織が
自分の生きた時代を
どのように捉えていたか?
実際の所は全くわかりません。
本作では修羅のように剣の道を極める
生き様を望んでいたかもしれない・・・
そんなストーリーになっている訳です。
由井正雪
江戸時代前期の軍学者。
慶安の変(由井正雪の乱)
の首謀者として有名です。
1651年(慶安4年)に起こった乱ですが
3代将軍の家光の死を契機として
浪人の救済などを掲げて各地の浪人を
集めて挙兵する幕府転覆を計画します。
伊織の項目でも少し触れましたが
当時は幕藩体制初期の平和な時代だったので
一般的には戦が無い良い時代なんですが
武士たちにとってはいきなり
仕事が無い時代になりました。
その割に仕事が無くなった浪人たちへの
アフターケアも少なかったので全国各地で
生活に困る浪人が溢れてしまったんですね。
不満を持つ浪人を集めて反乱を計画しますが
決起寸前に計画がバレて包囲され自刃。
享年47。
こうして乱そのものは未遂となりますが
浪人の増加が大きな問題だという事を
重く見た幕府は4代家綱以降、
政治方針を変換します。
結果的に幕府の方針を変換する
きっかけの一つになりました。
本作では盈月の義を利用して
世の中を変えようとする
革命家的な側面がある人物として
描かれていますが実際の歴史でも
乱を起こした人物になります。
高尾太夫
吉原太夫の筆頭源氏名。
吉原で最も有名な遊女名かと思います。
吉野太夫・夕霧太夫と共に
三名妓(寛永三名妓)とも呼ばれます。
代々襲名される源氏名で
それにふさわしい人物が現れると
名前が継承されていきます。
何代目まで続いたかは諸説ありますが
格たる証拠が無いので
確定してないようです。
本作で登場する高尾太夫は
時代的には江戸時代初期なので
初代の高尾太夫を想定した
キャラクターなのかもしれませんね。
キャラ紹介にも説明がある通り
「太夫」とは最高位の遊女の事です。
1754年に廃止され、以降は名称が
花魁(おいらん)に変わりますが
現代でも一部の地域では花魁の名称として
「太夫」が残っています。
なお本作では吉原の事を苦界と呼ぶ
セリフもありますが遊女たちは
解りやすく言うと「借金のカタ」で
働かされていたケースが多かったので
様々な自由が制限されていました。
高尾太夫が病気の遊女を看病する
シーンも出てきますがこれは当時、
遊郭で病気(性病)が蔓延して
悲惨だった事から
描かれた話かと推測します。
性病に対する対策も無かった為、
病気になる遊女が多かったようですね。
(主に梅毒)
そんな歴史的にも有名な吉原ですが
江戸に吉原遊郭が出来た経緯として
江戸の人口は圧倒的に男性が多かった
という背景もあります。
だいたい人口の3分の2が男性だった
という記録もあるようです。
人口比がだいぶ男性に偏ってたんですね。
この為、江戸幕府が開かれた江戸時代の
最初期の頃からすぐ江戸市中に遊女屋が
点在して営業するようになります。
最終的に幕府と遊女屋代表が調整して
江戸の一角を遊廓地帯と決めて
ここに集中させる形になりました。
これが吉原の始まりですね。
一応、この際に幕府は
騙されて売られた娘は
調査して親元に返す事や
犯罪者は届け出る事など治安や
風紀を守る為の条件を出しているんですが
どうしても管理が行き届かない
ケースもあったようです。
ヤマトタケル
超有名な日本の偉人が
満を持してサーヴァントとして登場!
多分、名前は誰でも知ってるでしょう。
(やまとたけるのみこと)
古事記と日本書紀で漢字が
違いますが読み方は一緒。
日本武尊(日本書紀)
倭建命(古事記)
古代日本の皇族であり英雄。
熊襲征討・東国征討を行ったとされます。
当時、大和王権は日本列島全土を
支配していた訳ではありませんでした。
熊襲(現在の九州あたり)
東国(大和から見て辺境の意味)
上記のような大和王権の
支配地域では無い場所へ遠征して
武力で征討を行った事から
本作では血まみれで戦い続ける
ヤマトタケルの葛藤などが
記憶エピソードとして描かれています。
伝説的英雄である彼には
古事記と日本書紀で様々な
英雄譚が記述されています。
その全てを紹介すると長くなり過ぎるので
一部だけにしますが有名なのは
草薙剣にまつわる話でしょう。
草薙剣は日本国三種の神器ですが
僕を含めてゲーマーの皆さんは
様々なゲームやマンガなどで
登場する武器名なのでそのような
サブカルチャーでもお馴染みかと思います。
この剣は神話の時代にスサノオが
ヤマタノオロチを倒した際に
尻尾から出てきた剣です。
現代風に言えばドロップアイテムですね。
(笑)
古い作品だとドラクエⅢなんかは
まんまこのエピソードがありました。
ちなみにオロチを倒した際の剣は
天羽々斬(あめのはばきり)です。
こちらもゲームなどでは
お馴染みワードなので
聞いたことある方も
多いのではないでしょうか。
別名、十束剣(とつかのつるぎ)
とも言います。
オロチからのドロップアイテムの剣は
元々は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
という名前で天照大神に献上されてましたが
それが地上に戻ってきて神の子孫たる
皇族に継承されていきました。
こうしてヤマトタケルが天叢雲剣を
所持していた訳です。
彼が駿河で野火攻めに遭った時、
この剣が独りでに鞘から抜けて草を
薙ぎ払い火の手から逃れる事が出来ました。
こうして難を逃れたことにより
草薙剣(くさなぎのつるぎ)
と名付けられたと言われています。
本作の宝具技は8つの水の蛇が
押し寄せるような技になってますが
ヤマタノオロチに由来する剣
という事でこのような演出なんでしょうね。
源頼光
平安時代中期の武将。
読み方は(みなもとのよりみつ)
が正式なんですが
らいこうとも読まれます。
fateシリーズでは旧作からいる
キャラですが読み方は
らいこうになってますね。
史実としてはそんな有名な
事柄を成した人物じゃないですが
後世の物語の中で伝説的なエピソードが
登場した事で有名になりました。
室町時代に作られた
御伽草子という物語の逸話です。
この物語の中では
酒呑童子や土蜘蛛といった
有名な妖怪を退治しています。
この逸話の中では頼光の強力な
家臣4名も登場します。
渡辺綱
坂田金時
碓井貞光
卜部季武
これが渡辺綱を筆頭にした
頼光四天王
と呼ばれる面々です。
和風作品だと
たまに登場する面々ですね。
同じコーエーテクモの和風ゲーだと
仁王シリーズにも登場してます。
当時のエンタメ作品に登場する
化け物退治の主人公たちだった訳です。
ちなみに頼光とその四天王たちが
化け物退治に使用したと伝わる刀は
ちゃんと実在しています。
童子切(どうじきり)
鬼切丸(おにきりまる)
などですね。
鬼切丸は別名「髭切」とも呼ばれますが
これは聞いたことある方も
いるんじゃないでしょうか。
渡辺綱が茨木童子を撃退した際に
使用した刀とされています。
丑御前
どちらかと言えば妖怪の類ですが
日本関連ですので紹介します。
牛頭天王の子と言われる存在ですが
かなりマイナーかと思います。
現代の作品で登場するのは
Fateぐらいじゃないかな?
丑御前はあまりにマイナーで
記述も少ないので
牛頭天王(ごずてんのう)
について参考に紹介します。
牛頭天王(ごずてんのう)
日本の神仏習合の神です。
仏教が入ってきてから
神道と混ざり合う中で日本では
新たに様々な神の概念が増えますが
そのうちの一つです。
本来はインドの守護神なんですが
日本では先に紹介した通り
神仏習合でごちゃごちゃになったので
スサノオノミコトと同一視
されているようですね。
稗田阿礼
古事記の編纂者の一人とされている
飛鳥~奈良時代の官人です。
遂に稗田阿礼もゲームのキャラ化とは
凄い時代になりましたね。(笑)
稗田阿礼とヤマトタケルが戦う
本作のストーリーは中々
斬新で面白かったと思います。
稗田阿礼は古事記の編纂者と言うこと
以外はほとんど何も
わかってない人物です。
非常に記憶力が良い人物で
天武天皇(第40代天皇)
に仕えていました。
稗田阿礼はその記憶力の良さから
神話の話まで含めて様々な事を
記憶していましたので彼が
語り部となって話した内容を
太安万侶という人物が筆録して
古事記が出来上がります。
ちなみに古事記と日本書紀は
日本の有名な古代歴史書ですが
今から約1300年ほど前に
書かれた最古の書物です。
これだけ古い書物が現代まで
残っているという事は
とても珍しい事です。
戦が頻発する国(地域)では
古い時代の物が現代まで
残っている事は稀です。
日本の場合は非常に古い時代の物が
現代まで残っている事が多いので
それだけ他国の歴史に比べると
平穏な道を歩む事が出来た
という事なんだろうと思います。
甲賀三郎
実在の人物というよりは
伝説上の人物ですね。
諏訪地方の龍蛇信仰に
登場する人物です。
甲賀三郎の伝説は民俗学的な
マイナーな話になりますので
詳しく知りたい方は自分で
調べて頂ければと思いますが
ここでは関連する話として
蛇の信仰について触れます。
蛇というのは日本だけではなく
世界的にも怪物になったり、
あるいは神として崇められたりする
対象になる事が多い生物です。
その理由は諸説あるようですが僕は
「蛇が太古の人間にとって益獣だった」
という説がしっくり来ます。
農業を始めた以降の人類にとって
厄介な敵だったのは
作物を食い荒らすネズミです。
このネズミの天敵であり、
置いておくだけでネズミ除けに
なったのが蛇でした。
要するにネコと
同じような役割だった訳です。
容姿が独特だったり、毒持ちもいるので
蛇はどうしても現代だと怖いイメージを
持たれがちな生物ですが人類にとっては
イヌやネコのように古くから役に立つ
生物として認識されてきた存在でした。
役に立つ存在であり、そして同時に
危険な存在でもあるという事で
畏怖され崇められる生物の象徴に
なっていったのかもしれませんね。
宮本武蔵
数々の映画、ドラマ、
マンガ、アニメ、ゲームなどで
度々登場する現代でも大人気の剣豪です。
流石に名前聞いた事も無いという人は
ほとんどいないでしょう。(苦笑)
彼自身が書いた五輪の書では
「新免武蔵守・藤原玄信」
と名乗っています。
本作でも出てきますね。
江戸時代初期の剣術家で現代日本でも
有名な大剣豪とされている人物です。
エピソードは数多くの作品で
描かれていますが吉岡一門との戦いや
巌流島での佐々木小次郎との決闘が
特に有名ではないかと思います。
宮本武蔵のエピソードは多くの作品で
散々語られていますので小次郎の項目で
巌流島の決闘を紹介するぐらいにして
他は割愛しますが彼が開祖となる
二天一流についてここでは少し触れます。
二天一流は右手に大太刀、
左手に小太刀の大小違う
二刀で戦う剣術の事です。
某有名漫画だと三刀流の剣豪キャラも
お馴染みですが現実では
刀が多いほど強いというような
単純な話ではありません。
そもそも武器を沢山持つのが強いなら
もっと古い時代から二刀流の武将とか
沢山出てきそうですよね?
しかし武蔵が二天一流を開発するまで
二刀流なんて剣術は
ほとんどありませんでした。
両手で持った方が安定するし、
攻撃するだけなら普通に一本で良くね?
という訳です。
これに対して武蔵は大小違う剣を
左右に使う事で役割を分担させて
一刀流には出来ない
新しい戦い方を開発しました。
大雑把に言うと小太刀で防御して
大太刀で攻撃するスタイルです。
こうすると攻防同時に出来る訳です。
今となってはちょっと古い漫画作品ですが
この辺は「るろうに剣心」とか読むと
わかりやすいかもしれませんね。
小太刀は防御には適してるんです。
武蔵は今日では日本を代表する
超有名な剣豪になっていますが、
生前は中々武功を上げる
機会がありませんでした。
伊織の項目でも少し書いてますが
もう戦自体はほとんど無い
時代だったんです。
そこで剣豪として名を上げる為に
若い頃から様々な決闘を行います。
武蔵は無敗伝説も有名ですが
実はこの無敗記録に関わる
60以上の勝負も16歳~29歳
までの間なんですね。
30歳以降はひたすら自らの研鑽と
弟子の育成に取り組んでいます。
巌流島の様々な逸話もそれっぽいですが
という説もありますね。(汗)
吉岡一門との戦いでも
かなり頭脳戦で勝利してます。
いずれにせよ武蔵の時代ですら
ほとんど戦はありませんでしたので
さらにその弟子の伊織の世代は
どれだけ戦の無い時代だったかが
よくわかると思います。
それこそ伊織が戦いを求めたならば
盈月という人の理の外にある物を
頼らざるを得なかったんでしょうね。
ちなみに僕は本作でFateシリーズは
初めてでしたので本シリーズの
宮本武蔵は初めて拝見しましたが
中々良いキャラデザかと思いました。
女性キャラですが外観だけでなく
あのボイスだと女性らしさを
失わない範囲内で奔放さと
力強さのバランスが上手く
両立出来てると感じました。
中々良いチョイスですね。
伊織との一騎打ちも
本作では盛り上がる
良い仕上がりだったと思います。
木曽義仲
木曾 義仲(きそ よしなか)
源義仲の名でも知られます。
有名な源頼朝・義経兄弟の
従兄弟にあたる人物ですね。
本作でもワードが登場しますが
旭将軍とも呼ばれます。
これは平家物語に登場する
彼の呼び名の一つです。
1180年に以仁王という当時の皇族が
全国に平氏打倒を命じる令旨を発します。
これを受けて挙兵。
倶利伽羅峠の戦いでは平氏10万の
大軍を破って入京します。
倶利伽羅峠は本作では
技名でも出てくるワードですね。
この凄まじい戦果から平家物語では
旭将軍という称号で
書かれるほどの大活躍を見せます。
しかし入京後、皇位継承問題への介入。
詳細は割愛しますがこれにより
後白河法皇などの有力な
皇族と不和になります。
最終的には源頼朝が送った
義経の軍勢に討たれました。
ちなみに本作では
サーヴァントとして登場しませんが
源義仲の妾であり武将として仕えた
巴御前も有名ですね。
Fate/Grand Orderでは登場するのかな?
日本で最も有名な
女武将ではないかと思います。
ただし巴御前が登場するのは
軍記物語の「平家物語」と「源平盛衰記」
の中のみとなっており史実として
どうだったかは定かではありません。
ただ鎌倉時代では意外と
戦に出る事自体は男女平等で
女性が合戦に参加することも
認められていました。
有名な女性武将だと
他には坂額御前も有名かな?
ですので一人当千の兵者と言われる
女性武将が歴史上、多少はいたとしても
特に不思議はないと思います。
木曾 義仲は義経の軍に討たれますが
平家物語によると巴御前は最後に
木曾 義仲が落ち延びるよう説得して
落ち延びたとされています。
オトタチバナヒメ
(おとたちばなひめ)
古事記と日本書紀で漢字が
違いますが読み方は一緒。
弟橘媛(日本書紀)
弟橘比売命(古事記)
ヤマトタケルの妃です。
ヤマトタケルはともかく、
この人物まで知ってた方は
相当な日本史マニアですね。(苦笑)
彼女のエピソードは本作でも
だいたい語られている通りです。
草薙剣で難を逃れた後の話ですが
ヤマトタケル一行は旅の道中で
海が荒れ狂って先にへ進めなくなります。
その際にオトタチバナヒメが
海神の怒りを解くために身投げして
海を鎮めたという話です。
本作ではヤマトタケルと
オトタチバナヒメの話が細かい所まで
作り込まれていますので
歴史作品としても
良く出来ていると思います。
例えば異博に「吾妻はや」
というタイトルの話が出てきますが
これはヤマトタケルが妃を失って
嘆いた言葉とされています。
オトタチバナヒメが持っていた櫛は
7日後に海岸へ流れ着いた
とされていますが本作では
櫛を探してプレゼントする
エピソードも出てきますね。
日本の神話がベースになっていますが
よく作り込まれていると思います。
本作のゲームではオトタチバナヒメの
扱いが若干中途半端でしたので・・・
全ストーリーコンプしても
という疑問が残りますが・・・
この辺は来年の有料DLCで
フォローされるんでしょうかね。
森宗意軒
故人として手記に登場するだけですが
この人物も実在の人物です。
歴史人物としては超マイナーなので・・・
知ってた方は少ないんじゃないかな?
僕もこの作品で初めて名前知りました。
キリシタンであり島原の乱で
兵糧奉行などをしていた人物です。
島原の乱で戦死。
本作では由井正雪との関連がある
人物として紹介されていますが
恐らく元ネタは「魔界転生」じゃないかな?
山田風太郎という戦後を代表する
娯楽小説家のフィクション作品です。
山田風太郎は忍法帖シリーズ
とか有名ですね。
作品内では島原の乱を生き延びて由井正雪と
コンビで登場する事が多いようなので
それが元ネタなんじゃないかと推測。
佐々木小次郎
佐々木小次郎もキャラクターが
直接登場する訳ではありませんが
手記に登場しますので紹介します。
秘剣の名前は武蔵より有名!
「燕返し」でお馴染みの
佐々木小次郎です。
燕返しは今日様々な
アニメやゲームなどの
エンタメ作品で名前が登場する技なので
聞いた事ある方は多いと思います。
先に燕返しについて紹介すると
剣技の一つで小次郎が
得意とした技とされています。
先に刃を振り下ろして
その後、瞬時に返して切り上げ。
Vの字斬りみたいな形になりますが
地面に激突する瞬間の所で
燕が方向を切り替えて飛ぶ事から
このような名称になっています。
二撃目の切り上げは
重力に反する形で反対方向へ
刀を切り返さなくてはいけない為、
凄まじい腕の力が求められます。
しかも小次郎が使用した刀は
俗に物干ざおと呼ばれる三尺の
長くて重い刀でした。
正式には備前長光(びぜんながみつ)
という野太刀です。
そんな刀で燕返し出来たという事は
凄い剛力だったんでしょうね・・・
宮本武蔵との巌流島の決闘が
最も有名なエピソードですが
この戦いに敗れて死亡します。
本作だと決闘後も生き残って
伊織を弟子にするストーリーですね。
当時、武蔵は29歳ですが
小次郎の方は出自不明確なので
年齢がよくわかっていません。
現代の創作だとだいたい
美少年に描かれていますが
既に相当なお爺ちゃんだったのでは?
という説もあるようです。
巌流島の決闘の詳細についても
正直よくわかっていません。
よく聞く話だと武蔵が遅刻して
小次郎の動揺を誘ったとか、
タイマンの約束に反して弟子四人と
一緒に巌流島に乗り込んでボコったとか、
色んな話がありますね。
武蔵の態度に動揺し、
激昂する小次郎に対して
「小次郎、敗れたり!」
と言い放つ武蔵のセリフは
ドラマなどでも有名ですね。
なんにせよ勝つ為なら割と
手段を選ばない武蔵の生き様を
表すようなエピソードです。
ただしこれでもホントの所は
よくわかっていません。
終わりに
という訳で今回は久々に
ゲームを通して関連する歴史の話や
人物紹介を記事にしてみました。
Fateという作品シリーズは
全世界の様々な偉人が
サーヴァント(英雄)として
登場する作品になっていますので
こういうゲームに関連して
日本史や世界史に興味を持つ方が
増えたらいいなと思います。
特に本作サムライレムナントは
自国である日本にスポットを当てた
作品になっていますので
本作をきっかけにしてFateファンの
ごく一部でも良いですから・・・
和風ゲーのファンになる方が
いてくれるとありがたいなと思います!
【Switch】Fate/Samurai Remnant 【メーカー特典あり】
【任天堂純正品】Nintendo Switch Proコントローラー
最近のコメント