多分civ6の中で一番特殊で
難しい文明じゃないかな。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
イシュ・ムタル・アハウ
首都と近い都市は強く、
遠い都市は弱くなる能力です。
マヤは首都から6タイル以内に
都市を建設する。
というのが基本プレイスタイルです。
こうする事で首都以外の都市は
全ての産出量が増えますし、
防衛戦でも守りやすいです。
反対に遠い都市だと
大きく産出量が減ってしまいます。
首都近辺に少数の大都市を
建設していくプレイに
向いている能力となっています。
最終の文明アプデから
労働者追加する能力を得ました。
都市作ってから最初の
立ち上げがキツい文明なので
相当ありがたい能力です。
文明
マヤブ
真水や沿岸で住宅ボーナスを
受ける事が出来ません。
(用水路使ってもダメ)
civ6の中で当然、マヤ文明のみですが
恐ろしく特殊性の高い能力です。
civシリーズでは
都市建設の際に真水や沿岸などの
適した場所に作る事が
基本のゲームスタイルになります。
・・・がこの文明だけは
その枠に捕らわれない為
ある意味どこでも自由に
都心を置く事が出来ます。
地形から住宅を追加出来ない代わりに
農場の住宅ボーナスが多いです。
なので簡単に言うと
「地形から住宅ボーナス取れないので
農場沢山作って住宅増やしてね!」
という文明です。
初期の立ち上がりがキツい文明ですが
中盤以降に農場の数が増えてくると
どこかのタイミングで通常の
文明より都市の住宅数が増えます。
デメリットとメリットが逆転する
タイミングが後々にで
出てくる可能性があるという訳です。
この文明はデメリットより
メリットが勝る状態に逆転するまで
どう運営していくか?
が難しい文明です。
civ6の中で最も上級者向け
文明だと思います。
都心に高級資源が隣接していると
快適性+されますので
都心置く場所は高級資源周りを
狙ってみるのも良いでしょう。
最終の文明アプデから
観測所により農場の生産力を
強化が出来るようになりました。
・・・まぁ無いよりマシではあるが
どうせならプランテーションの
生産力もセットにして欲しかったです。
フルチェ
弓兵の代替えですが
あのヌビアのピタティ弓兵に
勝るとも劣らない
素晴らしい高性能ユニットです。
マヤ文明はこれ以外
かなり特殊な能力ばっかですが
このユニットだけ
シンプルに強いです。
首都から6タイル以内では
特に無双の強さですので
このユニットさえいれば
マヤは太古の防衛戦で
苦戦する事は無いでしょう。
領土拡張の戦争で使っても
普通の弓兵よりはるかに
強い事は強いんですが・・・
せっかくこんな強いユニットを
使えても戦争で無尽蔵に
領土拡張するスタイルと
相性が良く無いというのが
根本的に残念ではあります。
観測所
キャンパスの代替えです。
通常のキャンパスと隣接ボーナスが
まるで違います。
(固有キャンパスはこんなん
ばっかだな。)
農場とプランテーションで
隣接ボーナスを取りますので
これらの施設の横に作りましょう。
ゲームモードに絡んだ考察
特定のゲームモードとの
相性の良し悪しが薄い
文明のように思いますので
「お好きなように」
で良さそうです。
プランテーションは固有区域で
利用出来る文明ですので
英雄はマウイで資源追加を
狙ってみても良いかもしれません。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
宗教能力は特別相性が良い訳でも
ありませんので割愛。
パンテオンは序盤に
アルテミス神殿との相性が良い
関係性で狩りの女神を
活用出来ればそれに越したことは
無いんですけど、結局周りの
資源状況次第ですね。
区域に絡んだ考察
固有区域の観測所はそこまで
使いやすい固有じゃないので
適当に作るぐらいで良いでしょう。
建造物で住宅増やせる区域があると
住宅の補強にもなるので
そういう視点で建設区域を
考えても良いと思います。
港が一番おすすめですが
他にも兵営、キャンパスあたりは
建造物効果で住宅増強出来ます。
保護区が上手く機能するほど
アピール高いタイルがあれば
保護区使って住宅を増やす
という選択肢もあります。
まぁ周りのタイルに
施設置くメリットが無くなるので
状況次第ではありますが。
世界遺産に絡んだ考察
この文明は太古の立ち上がりが
相当キツい文明です。
似たような立ち位置として
マリもそうなんですが
太古スタート時はまだ
デメリット能力の方が勝っており
段々デメリットを打ち消して
メリットが上回るという文明です。
そんなマヤが太古のうちから
大きく飛躍する為には
世界遺産でアルテミス神殿を
作るぐらいしかありません。
現在はアプデ強化で少しマシには
なりましたが、基本的にこの文明は
太古でアルテミス神殿を建設して
住宅を補強しないと他の文明の
劣化になってしまいがち。
civ6では特定の遺産取れないと
もうダメみたいな文明は
基本的に存在していませんが
この文明だけは例外的に
アルテミス取れなければ
(初手のマップ近辺に
キャンプ資源が無ければ)
リセットした方が良い
ぐらいかもしれません。
それぐらいアルテミス神殿とは
相性が良い文明ですね。
他には住宅増やす遺産だと
大浴場、空中庭園、そして
アンコールワットぐらい。
アンコールワットは
正直、マヤとは相性良くないですし
(用水路作っても真水引けないので)
やっぱアルテミスが最有力候補です。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
フルチェが強い文明なので
まずは弓術目指しましょう。
畜産→弓術で身の回りが
安定したら灌漑から
プランテーションも解禁して
いくと良さそうです。
積極的に戦争していくなら
フルチェがかなり強いので
フルチェ→弩兵に繋げるような
テンプレの長距離ラッシュで
良いんじゃないかな。
社会制度
施設(主に農場)により
住宅を強化するという特殊な文明です。
労働者いないと始まりませんので
労働者強化する政策は
早めに解禁した方が良いでしょう。
都市建設の際の労働者だけでも
ある程度はカバー出来ますが
災害で施設吹っ飛ぶと
通常の文明以上にヤバい被害を
受けてしまう文明なので
常に労働者には余裕を
持たせておいた方が良いと思います。
たんぶらぁ雑記
civ6マヤの話
ニューフロンティアパスの最初に
入ってきた文明ですが
この文明が登場した第1弾は
追加モードについても黙示録という
かなりぶっ飛んだモードだったので
かなり特殊なモード
+
かなり特殊な文明
という事で
「ニューフロンティアは凄い
前衛的で挑戦してくるDLCだな。」
と強く感じた印象があります。
この文明だけがciv6の中で唯一
真水や沿岸という都市住宅の
システムの影響を受けませんので
都市の置き方とかこの文明だけは
全くの別ゲーでして・・・
大げさに言えば
同じゲームをプレイしてる
感覚がしないぐらい。
それぐらい都市置く場所って
civシリーズの基本ですからね。
そこが根底から違うので
相当使うのが難しい
テクニカルな文明だと思います。
・・・とはいえ上手く使えば
中盤以降から非常に大きな
伸びも見せる文明なので
難しい=弱いという単純な
構図でもありませんが
まぁ難しい文明ですので例によって
僕は割とスルーしがちです。(笑)
最後の文明アプデにより
能力強化されたので少し
使いやすくなった印象ではありますが。
しかし、civ6では最終的に
固有キャンパスが韓国の書院と
2種類も追加された訳ですが・・・
固有キャンパスってホント
特殊なラインナップになりましたね。
他の固有区域なら
建設コスト半分で基本的な隣接
ボーナス出してくれる区域ばかり
ですが、キャンパスだけは
本来の隣接ボーナスを取る
固有区域が一つもない
訳ですから・・・
キャンパスは地熱孔や礁の隣に
配置するだけで隣接多く取れるので
普通の隣接ボーナスでコスト半分の
キャンパスあるだけで結構
良い仕事したと思うんですが、
キャンパスだけそんな区域は
登場しませんでしたねぇ。
レディ・シックス・スカイの話
文字通り「6つの空」という意味の
マヤ文明に存在していたらしい女王。
正式な名称や記録もほとんど残ってない
人物ではありますが、マヤ文明では
王位を継げる男子が存在しない場合に
女性が即位した例があります。
マヤ文明のナランホという古代都市で
支配者であった人物。
彼女の代から新しい王朝が出来ました。
子供が生まれるとすぐに子を
王として即位させますが実質上の
支配者は彼女だったようです。
記録があまり残ってませんので
詳細はよくわかりませんが
彼女の作った王朝もそう長続きせず
近隣の他のマヤ文明都市に
攻め込まれて200年以内程度で
滅びてしまったらしいです。
マヤの話
マヤ文明も名前ぐらいは
聞いたことある方が多いかと思います。
civ6にも登場するチチェン・イツァは
写真で見たことある方も多いかも
しれませんね。
マヤのピラミッドはエジプトのそれと違い
下側の土台部分のみで
上には神殿があるタイプでした。
マヤ文明は紀元前2000年ぐらいから
スペインに植民地化される15~16世紀
ぐらいまで現在のメキシコ南東部などの
地域を中心に栄えていた文明です。
civ6ではゲーム性質上、
帝国となってますが
マヤ地域に関しては一度も統一された事が
ありませんので正確にはマヤ文明。
多くの部族都市国家が乱立していました。
高度に発達したマヤ文字
という文字を使っていた事でも有名です。
マヤ文明の誕生は紀元前2000頃と
大分古いです。
しかし文明誕生からずっと
右肩上がりで繁栄し続けた訳では無く
何度か大きく衰退したようです。
考古学的な証拠もあまり残ってないようで
明確な衰退原因は仮説の域を出ませんが
とにかく何度か大きく衰退しました。
文明の起こりが早い場所で言うと
ギリシア、エジプトなどが代表的ですが
いずれも大きな文明・帝国へと
成長しています。
しかしマヤ文明については
そのような進歩を
辿らなかったようですね。
civ6ではマヤ文明とセットで
トウモロコシの資源が追加されましたが
モロコシはマヤ文明とって非常に
重要な穀物でした。
トウモロコシの神を豊穣神として
信仰しておりマヤの王はトウモロコシ神と
同一視されていたようです。
ちなみに王位継承システムは父系の男。
(長男に優先順位があり)
そうしないと王統が絶える場合にのみ
一時的に女性が即位した例もありました。
この辺は日本と似てるかな。
数少ない女性が即位した例として
レディ・シックス・スカイがいる訳です。
マヤ文明では交易に関しても重要な産業で
熱帯雨林で取れる作物などを中心に
盛んな交易が行われました。
カカオやタバコなどciv6でも登場する
プランテーション施設資源が
交易品として活躍していたようです。
衰退したり、盛り返したりを繰り返して
あまり大きく技術が発展していなかった
マヤ文明ですが1500年代になると
スペインに発見されて植民地化されます。
まぁこの時代のスペインの悪逆の歴史は
インカやアステカの記事でも
紹介していますので・・・
これ以上繰り返しません。
マヤ文明の一部の地域は密林だったので
流石のコンキスタドール達も征服は
遅れましたが、最終的に1697年には
最後まで独立を保っていた都市が陥落。
マヤ全域がスペインに支配されます。
幸い、アステカやインカで発生した
ヨーロッパ由来の感染症拡大が
マヤ地域では少なかったようなので
原住民の一部は都市から逃げて
辺境地の村で生活を続けたようです。
人が生き残った事で一部の文化は
現代にも残りましたが
マヤ文明の文字など歴史的にも
重要な資料はスペインの聖職者が
異端の書として焚書してしまった為、
現代では多くが失われてしまいました。
シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日本語:吹替え版] [オンラインコード]
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