ワイルドハーツの
ゲーム関連記事シリーズです。
ドーモ。皆＝サン。たんぶらぁです。
今回はワイルドハーツの巨獣
「ツクヨミ」の名前の
元ネタについて紹介します。
ワイルドハーツには日本神話に
関連したワードが数多く登場します。
ゲームを通して日本神話
ついて知れる機会になりますので
多くの方に興味を持って
頂ければ幸いです。
こんな方におすすめ
- ゲームに関連した日本の文化・伝統・歴史に興味がある方
ワイルドハーツのツクヨミ（月夜魅）
最後のDLCで追加された
アマテラスの亜種です。
ワイハDLCラストの追加巨獣
と言う事で本編ストーリー中に戦う
巨獣とは段違いの強さになっています。
攻撃モーションの強さもさることながら、
物理攻撃がほとんど効かない
というキツ過ぎる設定を
最後の最後で追加されました。
この嫌がらせのようなDLC更新逃げを
かまされてしまったせいで
ワイルドハーツの最終環境は
風属性武器だけ重要・・・
（ツクヨミの弱点属性が風なので）
という
初見の人が聴いたらマジで
わけわからんナゾの
ゲームバランスになってしまいました。
（滝汗）
いっそ続けてこのような巨獣が
追加されたり、属性の設定が
根本から見直されたら良かったですが
そのような事も無く・・・
1体だけ物理通らない巨獣が存在する
というゲーム環境が
ワイハ最終環境になってしまいました。
アマテラス→ツクヨミと来て
スサノオだけいないという
日本神話的な話にしても、
ゲームバランス的な話にしても
いずれにしても中途半端極まりない
DLCのラストを飾った記念すべき？巨獣。
様々な意味で
（ツクヨミがウザい、
もうこれ以上本作に期待出来ないなど）
ぼちぼちのワイハプレイヤーを
引退に追い込んだ怪物かと思います。
（苦笑）
月読命、月夜見尊
つくよみのみこと
日本神話に登場する神様です。
古事記では月読命、
日本書紀では月夜見尊
と記載されます。
三貴子（みはしらのうずのみこ）
の一柱でイザナギとイザナミの子供。
兄弟の真ん中でして
アマテラスの弟であり、スサノオの兄です。
生まれた経緯はアマテラスの記事で
記載してますので詳しく知りたい方は
そちらをご覧ください。
さらに詳しく
一般的には月の神とされており、
夜を総べる神様とも言われています。
ざっくりとしたイメージ的には
アマテラスが太陽で
ツクヨミが月
という理解で良いです。
ただし！
正直・・・アマテラスやスサノオと
比べると文献の記述が少ない為、
よくわかりません。（苦笑）
ツクヨミは古事記・日本書紀の神話では
名前が出てくる程度でして・・・
彼が深く関連してくるエピソードは
ほとんど無いんですよね。
支配領域も不明確です。
天岩戸にひきこもるアマテラスや
様々な放浪譚があるスサノオに対して
ツクヨミの個別の話はほとんどありません。
ゆえに面白い神話エピソードを
交えながら紹介出来ないのが残念ですね。
強いて言えば日本書記では
保食神（うけもち）という食の神様と
対面した時に口から食べ物を出したのを見て
汚らわしい！と怒り、
殺してしまう話があります。
保食神の死体から蚕や稲などの穀物が
生まれるという話なんですが、
ほとんど同じ話を古事記だと
大気都比売神（おほげつひめ）という
食の神様相手にスサノオがやるんですよ。
（スサノオが葦原中つ国に追放された後）
このように一部、ツクヨミとスサノオは
エピソードが重なっていますので
同一神説もあります。
ちなみに太陽に対する信仰は
日本だけでなく外国でも多く見られますが
（ギリシャ神話 アポロン
エジプト神話 ラー
インカ神話 インテイなど）
月に対する信仰も世界各国共通です。
太陽と月は同じように信仰される
対象になりやすかった為、外国でも
太陽の神と月の神が
兄弟になっている事があります。
そういう意味で日本神話の
アマテラスとツクヨミは
神話の作りとしては
ポピュラーな部類かなと思います。
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