初手の土地厳選がエグい。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
史跡と公園
DLCで追加された新しい
アメリカの指導者。
こちらの方のルーズベルトは
元祖の指導者能力と
方向性が全く違います。
civ6ではそもそも
アピールに関連する能力が
非常に少ないですが・・・
この指導者は珍しく
アピールを利用する
極めて優秀な能力です。
アピール最高かつ、限定的な
条件をクリアする難しい
前提条件を満たすと
タイルの産出量が
大幅に上がるという夢のある
能力になっています。
うまーく使えると
凄まじいポテンシャルを
発揮する能力なんですが
使いこなすのが相当難しい
指導者能力になります。
文明
建国の父祖
汎用性高いワイルドカード
政策スロットを増やす能力
ですのでどちらの指導者でも
使える能力です。
こちらの場合は軍事以外の
政策を利用する事が
多いかと思いますが。
P-51マスタング
ラフライダー以上に
マトモに使えません。
無視で良いでしょう。
こちらの指導者では
ラフライダーユニットも
使えませんので固有ユニット
無いと思った方が良いですね。
映画スタジオ
こちらは逆にラフライダーより
使えますが・・・それでも
あんまり使わなくて良い
んじゃないかなと思います。
ゲームモードに絡んだ考察
アピール次第では全てのタイル
産出量が大きく増える文明なので
実は緋の同盟で使える
吸血鬼の城と相性が良いです。
吸血鬼の城が凄い
タイルに大化けします。
ただ、吸血鬼ユニットとの相性は
特別戦闘に強い指導者では
ありませんので微妙なんですが。
後半に国立公園を作るなら
どうせ信仰力が必要ですので
普通に虚無でも良いですし、
ラフライダー同様に文明能力と
ミネルヴァは基本的に
相性が良いです。
英雄についてはラフライダーと
違い、戦闘力に強いアメリカ
ではありませんから
そこまで相性が良く無いかも。
内政で使えるヘラクレスなどの
一部英雄は活用したいですが
世界遺産とも相性が良いので
生産力は世界遺産に回す割合が
多くなってくるかもしれません。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
パンテオンは大地の女神と
組み合わせるとさらに
タイル産出量が凄い事になります。
・・・が現在は大地の女神が
弱体化しましのでそれでも
使うかどうかは微妙な所です。
宗教については割愛しますが
信仰力増やさないと自然主義者を
呼び出すことが出来ませんし、
聖地区域はアピール+しますから
宗教の創始を積極的に狙って
信仰力を絡めても良いですね。
区域に絡んだ考察
この文明では周囲の
アピールを+するタイプの
区域が重要になります。
聖地、劇場広場、娯楽施設系
反対にアピール-になる
兵営や工業地帯はよく
場所を吟味して置きましょう。
施設置かずにタイル活用するなら
保護区区域を使っていく
プレイも悪くないと思います。
鉱山や採石場使い辛いですし。
世界遺産に絡んだ考察
終盤にエッフェル塔は必須です。
紫禁城やポタラ宮と相性が良いのは
文明能力共通なので
ラフライダーと一緒ですが、
全体的にこの文明では世界遺産重要です。
個別に何が?というよりは
作れる自然遺産があれば
何でも積極的に狙っていきたいです。
指導者能力の発動条件ですし
世界遺産も周囲のアピール+ですので
根本的に相性が良いです。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
作りたい世界遺産を
見定めながら
ツリーを進めていきましょう。
創始する場合は
聖地解禁お早めに。
社会制度
保護区活用の場合は神秘主義を
さっさと取りましょう。
後半になりますが、この文明は
自然保護が完了して植林が
解禁されると
爆発的に強くなります。
ついでに自然主義者も解禁ですし。
いかに早く自然保護まで
辿り着くか?がこの指導者での
注目点の一つになります。
ラフライダーと共通で
文明能力利用の為には早く
政治体制を進めたいですし、
文化力が非常に重要です。
文化は1でも多く
増やしていきたいですね。
たんぶらぁ雑記
civ6ブルムース/アメリカの話
DLCで追加された全く方向性が
違う指導者のアメリカ。
まぁ人物は一緒ですけど
能力は全く方向性違いますね。
そもそもciv6ではアピール
というシステムがせっかくあるのに
このシステムが腐り過ぎです。
標準ルールの頃なんて特に
ヒドいもんで、国立公園置く条件と
近郊部の住宅数ぐらいしか
影響ありませんでした。
しかも双方ともに今以上に
使い辛い(近郊部は今でも辛いが)
ハッキリ言って「無視でいいや」
程度にしか思われない部分だったので
まぁアピールについての
バランス設定は酷いもんでした。
自分は標準ルールの頃なんかは
一度もタイル情報で
見たことすら無いぐらい
マトモに認識していなかったです。
(苦笑)
そんなアピールを上手く
利用した面白い指導者能力
という事でゲーム全体の
バランス上もこの指導者が
追加された事は大変に
意義深い事だったと思います。
パズル要素が大変面白く
「ねればねるほど
味が変わる~」
って某お菓子のCMみたいな
潜在性を秘めています。
・・・が同時に難しいですね。
アピールや隣接する
世界遺産の配置など
考える事が多くて
頭から火が出そうです。(笑)
そんな訳で僕自身はここまで
難しい能力だと中々
考えるのが難しくて
使うのがキツい能力なんですが
この手のシミュゲーが
好きな方ほどこういう
練り応えがある能力は
面白いと感じるのでは
ないでしょうかね?
テディ・ルーズベルトの話
ラフライダーの記事で記載済ですので
そちらをお読み下さい。
アメリカの話
アメリカの歴史の全体的な話は
ラフライダーの記事で書きましたので
こちらでは主に日本との関わりについて
ピックアップして記載したいと思います。
日本とアメリカのファーストコンタクトは
歴史的にもとても有名な黒船来航です。
1853年ですね。
ラフライダーの記事でも書きましたが
アメリカ合衆国という国は現代でこそ
世界のキープレイヤーである超大国ですが
人類史的に見れば
「昨日今日に出来たばかりの国」です。
日本と初めて接触した
江戸時代末期は1800年代後半ですから
およそ200年前の事なんですね。
現代人の感覚で人生100年時代だと
2世代ぐらいですから
そう昔の出来事という印象は無いかも。
この頃のアメリカはヨーロッパ帝国の
海外進出から少し遅れて
太平洋に乗り出してきた頃でした。
植民地争奪戦に参戦してきて
アジアへ進出を目論んでいた訳です。
そんなアメリカが鎖国中の日本に
接触してきた理由は別に日本自体を
植民地にしてやろう・・・という事では無く
寄港地の確保が目的でした。
捕鯨船の物資補給地が必要だったんですね。
産業革命が起こった以降は数多くの工場が
夜も稼働するようになりましたがその際には
潤滑油やランプの油で
大量の鯨油を使いました。
主にマッコウクジラの鯨油ですが、
まだまだ電気が流通して灯りが確保出来る
ような時代ではないので夜はランプ用に
大量の油が必要だった訳です。
この為1800年代にはヨーロッパ諸国や
アメリカが鯨油用として大量のクジラを
乱獲していたんですね。(食用ではない)
油を取っただけで後は捨ててた人達が
200年近く経過したら今度は
文化的に少し鯨を食べる日本などを
非難する訳ですから人間社会の思想の
移り変わりとは面白いものです。
どこかのヨーロッパ文明の記事でも
記載したかと思いますが
ジェンダー、環境問題、捕鯨など
政治的に重要なイシューとされている
テーマもアングロサクソン文化だと
短期間でガラッと180°変わる事があります。
どちらが良い悪いではありませんが
ヨーロッパやアメリカではこのような
ダイナミズムを人間社会進歩の
原動力にしてきた側面があります。
一方で日本を筆頭とするアジア圏では
ちょびちょび変えていくマイナーチェンジで
人々の思想や社会を変化させてきた
という違いがありますね。
有名なマシュー・ペリーは
1853年に黒船でやってきますが
実はその50年ほど前にアメリカの
冒険商人が日本に来ています。
1791年ですがこれが日本に初めて
アメリカ人が訪れた時と言われています。
実は江戸幕府もペリーが
黒船でやってくるよりだいぶ前から
アメリカが来る事を把握していました。
オランダなど鎖国中でも
一部交易をしていた外国から
「アメリカというやべー国が来るぞ。」
という事を聞いていたんですよね。
黒船来航は当然の事ながらそれを知らない
庶民たちにとっては凄まじい衝撃だった
と思うんですが・・・
実は江戸幕府は
前からアメリカがいずれ
来る事は知ってたんですよ。
にもかかわらずロクな対応をしなかったので
やはり江戸幕府が平和ボケしていた
という事かもしれません。
ともかくこの黒船来航から
正式にアメリカとの接触が始まり、
歴史の教科書には必ず登場する
日米和親条約が締結される事になります。
その後、1896年に来日したハリスと
貿易関係について締結した
日米修好通商条約は有名な
不平等条約としても知られています。
日本はアジア圏の中では
化学力こそ産業革命したヨーロッパや
アメリカに劣りましたが文化的には
十分に発展した国でした。
(軍事力も鎖国出来るほど
にはありました。)
この為、植民地帝国達も真向から
武力で日本を植民地にする方針は
取りませんでした。
戦国時代から来ていた
スペイン、ポルトガル、オランダは
引き続き同様の方針でアメリカも
これに追従していますが
日米修好通商条約から様々な
不平等条約をヨーロッパ帝国に
押し付けられる嫌がらせは受けていました。
まぁ他のアジアの歴史を見れば・・・
その程度で済んだというだけでも
まだ良かったという事になりますが。
それでも明治維新の時は
危うかったかもしれませんね。
明治維新の内戦が大きく膨れ上がっていたら
その隙に諸外国から食い物にされる
最悪のシナリオがあったかもしれません。
江戸幕府は終盤は平和ボケしてましたし、
色々統治の面でも問題がありましたが
最後の引き際は素晴らしかったと思います。
江戸幕府最後の将軍であった
徳川慶喜は個人的には結構評価が高いです。
天下分け目の関ケ原もそうでしたが、
内戦で大量の死者が出て、国家が二分される
ような出来事が歴史上ほぼ起こってない
という事が日本にとっては
誇るべき歴史かと思いますね。
特に植民地時代だったこの時代に
そのような大きな内戦、内乱に発展
しなかった事は非常に幸運でした。
おかげで割とスムーズに権力が
江戸幕府から明治政府に移管されまして
なんとか日本は欧米の植民地になる
未来を避ける事が出来ました。
さてファーストコンタクトから
日本側から見ると悔しい思いを
させられたアメリカ合衆国という国ですが
その後は割と良好な関係を保っていきます。
ラフライダーの方の記事で紹介してるので
こちらではさらっとだけ触れますが
日露戦争終わるぐらいまでは
日本との関係が良好でした。
civ6の指導者にもなってるセオドアが
和平交渉の仲介をしてくれた事もあり、
日露戦争の勝利に繋げる事が出来ました。
日露戦争の勝利により日本の
国際的地位は格段に向上して
先進国の仲間入りを果たす事になります。
ところが同時にあまりに日本が
躍進をし続けてきた為、19世紀末になると
黄禍論などに代表される日本脅威論が
アメリカやヨーロッパで
登場するようになりました。
要するに
「アジア人(黄色人種)って危険じゃね?」
という思想です。
さらにアメリカとの関係では
第一次世界大戦が始まる頃になると
中国大陸における日米両国の利権問題が
生じるようになります。
次第に日米間は緊張した空気が
流れてきますが、ひとまず
第一次世界大戦では両国共に同じ
連合国の一員です。
共に第一次世界大戦では戦勝国となり、
そこまで決定的なミゾは生まれていません。
むしろアメリカは狂騒の20年代
と言われる経済絶頂期に入りました。
やっぱ決定的にミゾが出来てしまったのは
世界恐慌から先ですね・・・
この辺の歴史を振り返ってみると
ホント世界恐慌さえ無ければ・・・
日米は戦争しなくていいもっとマシな
未来があったと思うんですがね。
世界恐慌により欧米の植民地帝国は
自国優先で経済をシャットアウト。
対して日本は日韓併合はしてましたが
欧米に比べてほぼ植民地も無いので
世界恐慌による経済ダメージは
凄まじいものでした。
日本の場合は日露戦争の戦後処理失敗から
続いた経済へのボディブローが
どんどん積み重なり、経済は低迷。
同じく第一次世界大戦の戦後賠償で
経済に苦しんだドイツなどと同じように
人々の思考は過激化していきます。
世界恐慌に苦しんだ日本は
満州事変を始めとする中国の
植民地化を目指した軍事行動を取ります。
※補足として自分の見解ですが
太平洋戦争(大東亜戦争)は
インドネシアやフィリピンなどの
植民地化されたアジアの国を
解放するという大義がありました。
これらの既に帝国植民地だった
アジア諸国に向かった戦いは
侵略戦争ではありませんし、
朝鮮半島については併合で同じ国
だったのでそもそも侵略戦争と言われる
筋合いは全く無いと考えます。
しかし中国への進出については
現代の共産党中国のクソさとは関係無く、
当時の中国側から見れば侵略(植民地化)
だったと言われても仕方ない
側面があると考えています。
満州事変から同じく中国の経済支配を狙う
アメリカとのミゾは深まり
アメリカ
オーストラリア
イギリス
オランダ(亡命政府)
は禁輸を行い日本商品をボイコットします。
これが有名なABCD包囲網ですね。
こうしてさらに経済で
追い詰めれられた日本は
遂に真珠湾攻撃で日米開戦に至ります。
日米開戦については
ようやく戦後から時間が経過した事で
アメリカの資料が開示されて現代では
様々な諸説があるようです。
アメリカの当時ルーズベルト政権が
日米開戦を望んでいた為にそのように
日本を誘導したという説もありますね。
真珠湾攻撃の後でナチス・ドイツと
イタリアを含む枢軸国は
アメリカに宣戦布告。
元々アメリカ国民は第二次世界大戦には
乗り気ではありませんでした。
(ここも凄く重要ですね。)
しかし真珠湾攻撃から始まり、
枢軸国側に宣戦布告されていよいよ
超大国アメリカが
戦争に参戦してしまいます。
(しかも日本を倒すという強烈な
モチベーションを持って)
日本の教育だと太平洋戦争(大東亜戦争)は
日本のボロ負けだった
という印象を強く受けますが、
厳密にはアメリカ以外には負けていません。
アメリカと戦わず、他のヨーロッパの
アジア植民地統括軍とだけ戦っていたら
結果は違ったんでしょうけど・・・
アメリカが出てきた時点で無理ゲーです。
当時日本は石油消費量の
90%を輸入に依存しており、
そのうち80%も
アメリカから輸入していました。
80%も石油を購入してた相手と
戦争を始めてしまった訳です。
アメリカ参戦の後はもう
歴史の義務教育で習う通り。
ごく一部で序盤は勝利しますが、
エネルギーが無くて
長期戦を全く戦えません。
後半は日本本土空襲から原子爆弾投下
とボロボロに痛めつけられて
ポツダム宣言を受諾して敗戦となりました。
補足しておくと戦前でも
ハーグ陸戦条約とかで民間人を
虐殺するのはダメなんですけど・・・
やっぱ戦争になると現代の
ウクライナ戦でもわかる通り
法の効力って薄くなっちゃうんですよね。
「法律でダメってなってるから大丈夫!」
とは言えないのが
残念ながら戦争の実態です。
勘違いする方が多いですが日本は
無条件降伏ではありません。
一応、国体の維持とか条件出してるので
無条件ではありません。
勿論それも守られるかどうか
アメリカ側の匙加減だった所がありますが
昭和天皇は処刑されず、皇室制度は維持され
ギリギリの所で日本国は日本国のまま
国家として存続していく事になりました。
ただしマッカーサー率いるGHQによって戦後
ギリギリの所で国体は維持されましたが、
弱体化政策は徹底的に行われました。
ウォーギルドインフォメーションプログラム
ってやつですね。
「日本人は悪いことしたんだぞ!」
という思想を教育で植え付けつつ、
なるべく皇室への敬意や
愛国心が広がらないように日本を
統治していくという方針を取りました。
後は憲法の制定にも深く
関わった事で有名です。
有名なのだと9条とかね。
前文とかは9条以上にやばいので
興味ある方は日本国憲法前文
で検索してみると良いかも。
当時のアメリカが日本を
どのような国にしたかったか?
という願望がよくわかります。
こうして現代人が良く知る所である
戦勝国:アメリカ
敗戦国:日本
という構図が生まれました。
戦後の関係性については
今現在の話ですのでここまでとします。
最後に日米戦についての自分の所感ですが
本当に日米両国だけでなく
地球規模全体的に見て人類史の残念な戦争
だったと思います。
今の世の中を見ればわかりやすいですが
何故、自由を尊重して民主主義もしていた
この両国が戦ってしまったのか?
という点は本当に残念ですね。
結局、戦後の世界はこれにより
アジアはリーダー不在となって
やべー国が台頭してしまいましたし、
アメリカは世界リーダーとして
地球全体の面倒事を1国で
背負う事になりました。
もし100年前にこの両国が戦っていなかったら
もっとやべー思想の国が台頭する現代の
悲惨な事態を防ぐことが
出来たかもしれませんね・・・
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