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【シヴィライゼーション6】最終環境(仮)版 文明&指導者考察 バシレイオス2世/ビザンティン バージョン1.0.12.9

十字軍最強文明です。

ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。

https://tannbura.com/%e3%80%90%e3%82%b7%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bc%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b36%e3%80%91%e6%9c%80%e7%b5%82%e7%92%b0-2/

初めに

ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。

考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。

ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。

特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。

ゲームモードだけ抜粋して記載

秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード

上記4モードのミックス設定です。

指導者

ポルフュロゲネトス

ビザンティンは宗教と戦争を
ミックスした能力となっており
従来の文明だとスペインに
近いような能力を持っています。

ニューフロンティアで追加された
この文明はかなり強力な
指導者能力となっており、
騎兵ユニットは特定の条件を満たせば
防壁を貫通して都市攻撃が出来ます。

「事前に布教するのが面倒じゃん?」

とこの指導者能力だけ見ると
思う所なんですが、文明能力により
戦争するだけで結構簡単に
布教する事が出来ますので
かなり使いやすい能力です。

タグマを得る能力はオマケ。

文明

位階

指導者能力と非常に相性が良い
ビザンティンの強力な能力。

まず戦闘力が高いです。
聖都が増えるほど、この文明は
あらゆる軍事ユニットの
戦闘力が上がりますので、
後半に宗教都市が増えると
とんでもない戦闘力になります。

また敵対する文明のユニットを
倒すだけで神学戦争に勝利した
場合と同じように宗教圧力を
与える事が出来るようになります。

この能力がとてつもなく強いです。

ビザンティンはこの能力を使って
軍事戦争に勝つだけで
同時に布教が可能という
唯一無二の性能を持っています。

通常civ6において騎兵ユニットは
移動力が高く、略奪や対ユニット戦
には強い兵種ですが半面
都市防壁には無力です。

しかしビザンティンは
騎兵ユニットでユニットを撃破し、
布教してそのまま都市にも
最大ダメージで騎兵が突っ込める
わけわからん性能となってます。

流石、終盤DLCで追加された
文明能力ですね・・・・

兎にも角にも宗教を創始せねば
何も始まりません。
創始必須な文明ですが、
この文明は聖地区域から取れる
基本偉人ポイントが多いので
通常の文明より創始しやすいです。

むぅ・・・隙が無いですね。

デュロモイ

このユニットだけ毛色が違いますが
非常に強力な古典時代の
海洋ユニットです。

カドリレームの代替えで
なんと射程2です。

海洋ユニットについてはciv6を
一度でもプレイすればわかる通り
ルネサンス時代のユニットが
登場するまで長距離戦闘ユニットの
性能がかなり低いです。

射程1のカドリレームしかいないので
陸上で例えるなら中世まで
投石兵で戦うイメージです。

そんなゲームバランスになってる
civ6においてデュロモイは高性能です。

射程2でしかも対ユニット戦は
戦闘力+10ですから。

しかしニューフロンティア産の
文明は自重しませんね。(笑)

騎兵に目が行きがちな
ビザンティンですが実は
海洋ユニットもこの固有のおかげで
かなり強いです。

海洋ユニット利用出来る
地形であれば積極的に
利用していきたいですね。

タグマ

陸上のメインです。

騎士の代替えで範囲狭い
大将軍みたいな能力です。

しかも宗教戦闘力にも
対応しています。

基本的にビザンティンは
戦争で布教すればokですが
神学戦争が使えそうな
シチュエーションであれば
タグマと使徒をセットにして
宗教ユニットの真っ向勝負を
仕掛けていくのも悪くないです。

娯楽施設の建造物作ってるだけで
どんどん増えていきますので
基本的にこのユニットが
メインウェポンです。

ヒッポドローム

東ローマ帝国にあった
競馬場ですね。

専用の娯楽施設区域。

シンプルに強い快適性+3。
オマケに重騎兵が付いてくるので
建設するだけですぐに
アドバンテージが取れます。

現在は快適性の補正が
かなり強化されましたので
ゲームバランス上から見ても
かなり強力な区域と言えます。

アリーナの快適性も強化されましたので
娯楽施設解禁当初から
ヒッポドローム→アリーナと
繋ぐだけで快適性+5です。

えぐい・・・

ゲームモードに絡んだ考察

布教と戦闘がミックスしてるので
吸血鬼使うのも一興かもしれませんが
基本的に秘密結社は虚無安定でしょう。

英雄モードとも相性が良いですが
残念ながら騎兵タイプの
英雄はいません。

中盤以降は娯楽施設作るだけで
どんどん重騎兵が増える
物量戦になりますので
卑弥呼とも相性が良さそう。

快適性に秀でた文明ですので
さらに快適性上げる狙いで
高級資源を増やすマウイも
良い選択かもしれません。

・・・がやはり一番相性良いのは
ヘラクレスかな?

聖地区域は建設短縮出来ませんからね。
聖地にぶっぱしていくと強いでしょう。

パンテオン・宗教に絡んだ考察

パンテオンは何でも良いですが
創始は必須です。

絶対に創始しましょう。
宗教能力としては
やはりエンハンサー信仰の
十字軍が特におすすめです。

この文明は十字軍使えと
公式から言われてるような
相性の良さですからね。

区域に絡んだ考察

創始の為の聖地、それから
当然ヒッポドローム。
陸上ユニットさらに強化狙うなら兵営。
そして海洋ユニット活かせるなら港。

この辺が相性良い区域ですね。

創始しないと始まらないので
まずは聖地から建設して
創始後に色々と整えていく
形になると思います。

世界遺産に絡んだ考察

物理で布教しますので
宗教系の遺産はあまり必要無いです。

娯楽施設と関連する
コロッセオとは相性が良いですね。

快適性過剰になるかもしれませんが・・・

ツリー進捗に絡んだ考察

技術

まずは創始です。
最速で占星術に走りましょう。

後は海洋ユニットを利用出来そうな
立地かどうかにより、
ルートが大分異なってきます。

デュロモイを上手く利用出来そうな
立地であれば、上側の
海洋ツリールートを進めて
造船までは早めに取りたいですね。

タグマを通常生産する場合は
鉄が必要になりますので
青銅器も早めに完了させて
鉄を確保しておきましょう。

重騎兵が一番相性良いですが
一応、騎兵なら何でも
指導者能力が乗りますので
馬確保して軽騎兵作ってく
ルートでも良いと思います。

この文明は陸軍が騎兵だけで
全て何とかなるという
凄く特殊な文明です。

ツリーのブースト条件を
満たす目的以外では
騎兵以外の陸上ユニットは
ほとんど作らなくて良いはず。

騎兵以外の軍事ユニット解禁
ツリーは後回しでも良いでしょう。

社会制度

遊びと娯楽を完了させて
ヒッポドロームを早く
建設出来るようにしておきましょう。

その後、速やかに王権神授説まで
進めてタグマを解禁させます。

王権神授説取るぐらいまでは
特に文化力重要ですね。

1ターンでも早く進めたいです。

たんぶらぁ雑記

civ6ビザンティンの話

ニューフロンティア産の文明は
大コロンビアやバビロンなど
ぶっ壊れた・・・もとい
大変お強い指導者・文明の
ラインナップになっていますが
改めてこの文明も
「終盤DLCの追加文明」
らしい能力値してますね。(笑)

指導者能力、文明能力、
固有ユニット、固有区域

全部強いです。

だいたい一つぐらい
地味な性能が混ざってたり
するもんなんですけどね・・・

従来の文明達からすると
「わび・さびが無ぇな・・・」

と言いたくなるような
金キラキンな能力。

ただ、バビロンとも
似てますけど強過ぎる感も
ありますが同時に
この文明ならではの
個性的な仕上がりになってますので
使用感としてはかなり面白いです。

バシレイオス2世の話

禁欲的な軍人皇帝として活躍した
東ローマ帝国の皇帝です。

ブルガリア帝国などの周辺地域を
征服して東ローマ帝国の最盛期を
盛り立てた人物ですね。

ブルガロクトノス

という「ブルガリア人殺し」を意味する
渾名もあります。

東ローマ帝国の最盛期の人物だと
大帝と呼ばれたユスティニアヌス1世
も有名な人物ですが大帝以降に
最大の領土を達成したのが
バシレイオス2世である為、
東ローマ帝国の数ある皇帝の中でも
偉大な皇帝として評価されています。

シチリアのイスラム教勢力の掃討の為に
遠征の準備をしていましたが
その途中で倒れて、
まもなく死去しました。

結婚しなかったために子がなく、
次に帝位を継いだ
弟のコンスタンティノス8世は
無能な皇帝だった為に
東ローマ帝国の絶頂期は終わりを
告げる事となります。

ビザンティンの話

ローマ帝国が分裂した後の東側である
東ローマ帝国の事です。

ビザンティウム
(コンスタンティノープル)
の都市を首都にした為に付けられた
ニックネームでビザンティンもしくは
ビザンツ帝国などとも呼ばれます。

西ローマ帝国が100年持たずに
滅亡してしまったのに対して
東ローマ帝国であるビザンティンは
その後1000年以上も永らえました。

理由としては異民族の流入が少なく、
安定した統治が行えた為と
考えられています。

東ローマ帝国側はヨーロッパの隅っこ
でしたので西側に比べて
まだ安定していました。

西側はゲルマン人やノルマン人の
流入で大混乱していましたからね。

商業と貨幣経済を中心に繁栄した
ビザンティンは最盛期の
ユスティニアス大帝の頃には
周辺のいくつかの王国を滅ぼして
地中海をグルッと囲む
大帝国となりました。

西ローマ帝国滅亡後のローマ帝国の
正式な継承国家と言えますね。

ちなみにciv6でも世界遺産として
登場するハギア=ソフィア聖堂
建てたのもこの頃です。

しかしその後はササン朝ペルシアとの
抗争で次第に勢力を弱めていき、
7世紀以降になるとイスラーム世界
という巨大な敵を新たに迎えて
勢力圏を狭めていきます。

ちなみにこの文明はciv6だと
十字軍の宗教能力と極めて相性が良く
宗教と軍事と掛け合わせた
十字軍的な動きをする文明ですが
史実では十字軍との付き合いは
なんとも微妙な関係です・・・

東ローマ帝国は11世紀に
イスラームのセイジューク朝に
攻められて十字軍に救援を求めます。

しかし13世紀に
何故かこの十字軍に

首都コンスタンティノープルを
占領されてしまいます。(汗)

11世紀に東ローマ帝国が救援求めて
十字軍が来た際にも
民衆十字軍の醜態を見た東ローマ皇帝は
彼らに信を置かず、
逆に十字軍に
臣下の誓いと
旧帝国領の返還を
求めたそうです。

十字軍はあまり規律が
整っていない軍隊だった
のかもしれませんね・・・

その際は十字軍は要求を呑んで
セルジューク朝と戦いますが
ヴェネツィア共和国と東ローマ帝国は
徐々に対立を深めていきます。

最終的にはヴェネツィアの商人に
そそのかされて
13世紀には東ローマ帝国に
対して十字軍が遠征。

首都コンスタンティノープルを
十字軍に占領されてしまいます。

その際には十字軍により
暴行・虐殺・略奪が行われました。

これが第4回十字軍遠征の時ですが
流石にこの際はローマ教皇も
十字軍に対して激怒。

宗派が違うとはいえ同じキリスト教を
攻めるとはなにごとか!
って事で第4回十字軍は十字軍全員が
キリスト教から破門されて
ノーゲームとなりました。

ちなみにここの歴史的なコラム枠では
あくまでの指導者と文明(国家)を
中心とした話を記載してますので
あんまり宗教にスポットを
当てた話は出てきません。

ただ、せっかくなので関連が深い
このビザンティンの記事で
十字軍の事についても参考で軽く
触れておきます。

十字軍ってのは主に

対イスラム遠征軍で広い意味では
キリスト教異端に対する遠征軍です。
200年も続く一大軍事行動でした。

十字軍は名前こそ有名でカッコ良い
イメージもありますが・・・

結果としては負け越しで、
ローマ教皇の権威が失墜するなど
成功とは言えない内容でした。

第1回十字軍はエルサレム奪回に
成功しますが・・・
成功した十字軍はこれだけ。

後は敗北、引き分け
またはノーゲームのどれかです。

第2回は普通に敗北。

第3回が「十字軍の華」と言われる
有名な十字軍遠征ですが
これも引き分けです。

第3回では
イギリス
「獅子心王」リチャード1世

フランス
「尊厳王」フィリップ2世

神聖ローマ帝国(ドイツ)
「赤髭王」フリードリヒ1世

といういずれも二つ名持ちの
最強パーティーで挑みますが(笑)

イスラームの盟主サラディンと
死闘を繰り広げて結局引き分けでした。

そして第4回は先に記載した通り、
何故か東ローマ帝国を攻めて
教皇も激オコして
解散というノーゲーム。

次の第5回も裏取引があって
戦わずに同じくノーゲーム。

終盤の第6回、第7回はフランスの
ルイ9世が中心となりますが
いずれも敗北しました。

結局エルサレムから遠い
コンスタンティノープルでは勝利して
エルサレムに近付くほど敗北が
多くなるという結果に・・・

「お前ら何の為の軍隊だよ・・・」

と言いたくなるような
摩訶不思議な軍事作戦でした。

まぁ十字軍があったおかげで
周辺の道路整備が捗ったなど
インフラや経済の利益はあったと
思いますが本来の目的は
全く達成出来ていませんね。

こうして十字軍によるとばっちりも
受けてさらに弱体化していく
東ローマ帝国ですが14世紀になると
オスマン帝国が台頭。

コンスタンティノープルは
オスマン帝国に度々包囲され、
東ローマ帝国の命運も
風前の灯火となっていきます・・・

1453年に10万のオスマン帝国軍が
コンスタンティノープルを完全包囲。

東ローマ帝国軍とイタリア人傭兵部隊は
わずか7千の兵力で
2ヵ月に渡って抵抗を続けますが
遂にオスマン軍の総攻撃を受けて
コンスタンティノープルが陥落。

ローマ帝国分裂から1000年以上
永らえた東ローマ帝国も
オスマン帝国によって滅亡しました。

しかし東ローマ帝国が
ローマ帝国分裂から1000年以上も
しぶとく存続した事により
文化的にはヨーロッパのルネサンスに
大きな影響を与えたことは
間違いないと思われます。



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