忠誠心を利用する
貴重な能力持ちです。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明＆指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
愛の法廷
DLCで追加された
フランスとイギリスの
両文明で使える指導者。
civシリーズ初らしいですね。
その後、civ6では同様の
設定でフビライ・ハンも
追加されていますが
彼女が複数文明で使用できる
初めての指導者になります。
能力はかなり難しい
忠誠心と傑作を絡めた能力で
都市にある傑作の数だけ
近くにある他国都市の
忠誠心を下げます。
劇場広場区域と
傑作スロットがある遺産など
を組み合わせれば一つの都市で
忠誠心－10ぐらいは
出せるようになるかも。
忠誠心不足により離反した都市は
即座にフランス都市になります。
上手く効果が機能としてくると
大変にエグい性能の能力
ではあるんですが、効力が
出てくるのは傑作が集まって
きてからの後半時代に
なってきますので大器晩成型の
能力となります。
文明
グランドツアー
アキテーヌでフランス使う場合は
傑作スロットある遺産や
文化偉人ポイント出すような
遺産をこの効果で
狙っていくと良いですね。
皇帝親衛隊
強いですが、戦闘力だけで
勝負するならカトリーヌ黒妃
の方が優れていますので
この指導者では
補助的な意味合いになります。
シャトー
文科系の傑作を集める関係で
文化力高くなりやすいので
一層の文化サポートの為には
悪くない施設ですが相変わらず
高級資源無いと配置すら
出来ませんのでそこまで
重要視はしなくて良いでしょう。
ゲームモードに絡んだ考察
秘密結社は虚無を選ぶと
終盤では虚無の遺物という
傑作も収集出来ます。
終盤戦になると都市をゴリ押しで
戦争により落とすのも
大変な労力になってきますので
カルト教団で忠誠心落として
離反させる戦術はこの指導者の場合
まぁまぁ終盤戦術になるかも。
英雄モードでは内政サポート系の
偉人の優先順位がやはり上がります。
ヘラクレスやマウイですね。
シャトーを積極的に使いたい場合は
マウイを活用していきましょう。
高級資源生み出せば大企業モードの
産業にも活用出来ます。
商品開発によって入手出来る
傑作も有効なので比較的
専用モードの恩恵も強いですね。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
特別にパンテオンや宗教の
個別能力で相性が良いものは
ありませんので立地やプレイスタイル
次第で好きに選んだら良い
と思いますが、宗教作っておくと
遺物という傑作を取れるチャンスも
増えてきますので余裕があれば
創始も考えていきたいですね。
区域に絡んだ考察
劇場広場とハブ優先かな。
劇場広場は文化偉人取る為に
言うまでもなくですが
ハブについては大企業モードとの
関連で優先した方が良いですね。
世界遺産に絡んだ考察
文科系の偉人ポイントを
追加してくれる世界遺産は
積極的に狙っていきたいです。
エルミタージュ美術館
ボリショイ劇場など。
産業時代の遺産も作りやすい文明
ですので能力活用するなら狙い目。
終盤戦やるならブロードウェイや
シドニーオペラハウス作っても
良いのかもしれません。
ボリショイ劇場は建設完了時の
効果強いのでおすすめ度高いですね。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
序盤はハブ解禁の為に通貨を
優先して進めていくと良いでしょう。
大企業モードの商品傑作が
かなり良い動きをしてくれるので
この指導者の場合は大商人を
絡めていくのがおすすめです。
中世以降は作りたい遺産を
定めながら遺産解禁に向けて
ツリーを進めていく形になります。
中世・ルネサンス・産業で
作りたい技術解禁の遺産を
ピックアップしておきましょう。
社会制度
やはり演劇と詩を優先させて
劇場広場を早めに解禁したいです。
ブースト条件の遺産建設は
残念ながらこのツリーの
タイミングだとフランスの
遺産能力が使えないので
ブーストするなら真面目に
太古か古典の遺産を一つは
作る必要があります。
たんぶらぁ雑記
civ6アキテーヌ公女アリエノール/フランスの話
civシリーズ初の複数文明に跨る
指導者という事で登場当初は
面白い発想だなぁと感心しましたね。
ただ当人のアキテーヌの
能力については僕はそもそも
「忠誠心システム
なんぞ基本無視！」
というプレイスタイルを
取っている為、能力を発動した事は
1回もありません。（爆笑）
まぁ一般論としてそもそも
プレイ難易度が難しい部類の
能力だと思います。
これを読んでる皆さんは
この指導者使う場合は
ちゃんと能力使いましょうね。（苦笑）
アキテーヌ公女アリエノールの話
アリエノール・ダキテーヌ
中世フランス王国の女性貴族だった
彼女はアキテーヌ女公として
フランス王国のアキテーヌという
地方の君主でした。
（アキテーヌってのは地名です。
向こうの貴族は地名が家名に
なってたりする事があります。）
後にフランスとイングランドの両方に
嫁いだ事からフランス王妃であり、
イングランド王妃でもあった人物です。
この為civ6ではフランスとイングランドに
相当するイギリスの両方の指導者という
大変珍しいポジションになってる訳ですね。
アリエノールが誕生した頃の当時1100年頃、
フランスの王朝はあまり強力な
王朝ではありませんでした。
それに比べてアキテーヌ公家は広大な領地を
所持しており有力貴族の臣従も多い
まさに大貴族でした。
アキテーヌ公家の力を取り込みたい
フランス王朝は婚姻により
アリエノールを手に入れて
王権を強化しようとします。
こうしてルイ6世の子供、ルイ7世と
15歳の時に政略結婚。
性格が大分違う二人はかなり
不仲だったようですね・・・
ルイ7世は修道所育ちで真面目、
そして信仰心が強いが地味な陰キャ。
大貴族でやりたい放題してきた
アリエノールは金持ち陽キャ。
うーん、上手くいきそうもないですね（苦笑）
結婚後もアリエノールの方が
力が強いので宮廷内部で様々な
お家騒動の対立が起こりますが、
夫とは不仲が続きます。
それでもルイ7世との間に
娘は二人生まれます。
この頃はちょうど第2回十字軍の頃で
ルイ7世は十字軍遠征に参加。
この際にアリエノールも
遠征に参加しますが、信仰心の強い
ルイ7世と違いこちらは完全に
物見遊山目的です。
物見遊山のアリエノールでも
護衛部隊が必要なので
進行の妨げになったりと・・・
見事に邪魔になります。
最終的に十字軍遠征は失敗しまして
元々不仲だったルイ7世との仲は
この十字軍遠征中にさらに悪化。
亀裂は決定的となり、
十字軍の失敗から信用も失った
アリエノールは国政からも遠ざけられます。
その後、後のイングランド王になる
ノルマンディー公アンリが臣従誓約のために
フランス宮廷を訪問するとこのアンリに
強い関心を頂き始めます。
これをうけてルイ7世も流石に
これはもうダメだ・・・という事で離婚。
※当時の偉い人は簡単に離婚出来ないので
実際は色々複雑ですが、事実上離婚です。
そして離婚から2ヵ月後に
ノルマンディー公アンリと再婚します。
（11歳年下）
凄い転身の速さですね。
このノルマンディー公が
イングランド王（ヘンリー2世）
になるので彼女は
イングランド王妃にもなる訳です。
アキテーヌ公家は広い領土を持つ
大貴族ですから、アリエノールが
アンリと再婚した事でアキテーヌ公家の
非常に大きな領土がフランスから
離れてしまいます。
この結婚でフランス国土の半分以上が
減る形になってしまいました。
これには元夫のルイ7世も激怒。
ノルマンディーへ出兵しますが、
途中でルイ7世が病に
倒れた事もあり休戦します。
後のフランスとイギリスが
血みどろに争った
百年戦争の原因の一つ
とも言われています。
アリエノールはヘンリー2世との間に
息子5人と娘3人を産み新しい夫との
仲は当初は良好でした。
しかしヘンリー2世に愛妾が出来た頃から
少しずつ関係性が悪化します。
浮気は目をつぶっていたアリエノール
でしたがヘンリー2世が愛人を
堂々と宮殿に連れて来てしまった為、
「愛人と同居出来るか！」
と子供と使用人を連れて別の宮殿へ
出て行ってしまいます。
ここで別居ですね。
その後、共同統治で力が弱い事に
不満を持った息子のヘンリー王が
親父のヘンリー2世に反乱を起こした際に
それを煽動した為、
ヘンリー2世の怒りを買い
長く幽閉されることになります。
15年間の軟禁生活が続きますが
ちょっとずつ許されてきて
最終的には15年後にようやく自由になります。
その後はイングランドの王位を継いだ
自分の息子のリチャード1世
（獅子心王の二つ名がある人ですね）
の時代になるとリチャード1世を支えます。
リチャード1世は十字軍遠征で
海外にいる事が多かったのでその間は
摂政としてイングランドを統治します。
このままなら波乱万丈ながらも
幸せな最後を迎えると思われた
アリエノールですが、1199年に
リチャード1世はつまらない小競り合いの
戦闘で負傷、それが原因で
戦死してしまいます・・・
後を継いだジョンはあまり優秀な
君主では無かったので様々な失敗で
王国は弱体化していく事になりますが
彼女自身もあまり成す術が無く、
晩年を過ごしていく事になりました。
最後は修道院で隠棲しますが、
当時にしては大変珍しい
80歳を超える長寿で寿命を全うします。
ちなみにciv6では傑作に関連した
文化に強い能力持ちですが
彼女の行った代表的な功績として
吟遊詩人を庇護して多くの
文芸作品を誕生させた事があります。
彼女が芸術を重視した事から
宮廷文化がフランス、イングランドに
広まったとされています。
フランスの話
カトリーヌ（黒妃）の記事で
書いてますので興味ある方は
そちらをお読み下さい。
シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日本語:吹替え版] [オンラインコード]
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