最後のアプデにより
弱体化して良かったです。
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
大使節団
ほぼスルーして良い
典型的な指導者能力です。
ロシアは信仰力が伸びる半面、
一般的に食料が少なめな
ツンドラ地方に布陣する為
人口が増え辛く、序盤は
科学力と文化力が低くなりがち。
そんな科学力と文化力を
補っていくというコンセプトで
作られてる能力なんだと思いますが
あんまり役には立ちませんね。
ただし、高難易度であるほどに
他文明のツリーは序盤大きく
先行しますので高難易度だと
そこそこ大きな恩恵を得られます。
文明
母なるロシア
civ6のロシアを圧倒的な
強文明へと押し上げている
要の能力です。
都市建設の際に広がる
領土の範囲が他文明より多く
最初から優秀なタイルを
囲いやすい利点があります。
最終アプデにより少し
増加するタイル数が削減
されましたが、それでも十分な
強さがある能力だと思います。
(元々が多過ぎた)
さらにツンドラタイルは無条件で
生産力と信仰力が増えます。
施設改善を行わなくても
最初からツンドラの産出量が
上がるという驚くべき
高性能な能力となっており、
この文明だけがほぼ唯一
ツンドラで凄まじい強さを
発揮出来るという強烈な
個性となっています。
首都建設時から信仰力を
得られる文明は数少ないので
最速パンテオンを狙える
文明でもありますね。
コサック
騎兵の代替えですのでそこそこ
後の時代にならないと
使用出来ませんが
優秀な軽騎兵です。
主に防衛戦で力を発揮しますが
標準的な戦闘力が騎兵より
少し高いユニットなので
上位互換として普通に優秀。
中盤以降にこのユニットを
重視していく場合は
古典時代あたりから馬資源を
確保して軽騎兵を育てて
おくと良いと思います。
ラヴラ
母なるロシアと並んで
ロシアの強さの源です。
唯一の専用聖地区域であり
その専用能力も極めて強力。
まさに最強の聖地区域です。
聖地区域なのに何故か文科系の
偉人ポイントも取得出来るという
意味不明な強さを保持していましたが
流石に強過ぎた為に最後のアプデで
少し弱体化しました。
・・・がそれでも最強聖地ですので
ロシア使う場合は全都市に
ラッシュして建設したい性能です。
ゲームモードに絡んだ考察
秘密結社は確定で虚無でしょう。
虚無を使えば信仰力のコンボが
上手く出来る他にオベリスクにより
傑作スロットが追加される点も
ロシアでは見逃せません。
虚無が登場する以前は
豊富な文化偉人ポイントを得ても
偉人使用する傑作スロットが無い
というのがロシアの一般的な
(贅沢過ぎると言えば贅沢過ぎる)
問題点でした。
・・・がっ!虚無を使えば
そんな傑作スロットの問題も
ラクラク解決です。
まさにロシアの為にあるような
パーフェクトに相性が良い秘密結社。
英雄はケースバイケースで
何を使っても良いですが
全体的に信仰力が高い文明なので
再召喚コストを確保しやすく
英雄モードとも相性が良いです。
どんどん活用していきましょう。
ツンドラは資源無いと
作れる施設が序盤はありませんので
マウイあるとツンドラを
整備しやすいかもしれません。
ツンドラ、雪原周辺という
蛮族が湧きやすい辺境の地で
スタートする事が多い文明ですので
お隣様の蛮族とお付き合いする
事が多くなると思います。
蛮族との付き合い方は
プレイスタイルによって
変更可能ですがいずれにせよ
立地上、蛮族とのコラボも
しやすい文明ですので
蛮族モードの能力も利用しやすいです。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
パンテオンで相性が良いのは
オーロラのダンスです。
AI優先度が高いパンテオンなので
高難易度だと取れない事も
多いんですが、ロシアなら
大丈夫でしょう。
次点で狩りの女神も
使える事が多いですね。
ツンドラは鹿を筆頭に
キャンプ用資源が多いので。
宗教能力は本来は
イエズス会とか相性良いんですが
虚無使えばオベリスクだけで
序盤から十分な傑作スロットを
確保出来ますし、無難に
労働論理で良さそうです。
ツンドラは食料少ないので
まだAIに取られていなければ
この世界に糧をでも良いかも。
区域に絡んだ考察
ラヴラゲーです。
聖地作りましょう。
文化偉人ぶっ込む用の
傑作スロットが足りなければ
劇場広場も適宜作りたいですね。
虚無の秘密結社が無い頃は
傑作スロット確保用に
劇場広場も早く作りたい
必須区域でしたが・・・
虚無があればそこまで
急ぐ必要は無いですね。
世界遺産に絡んだ考察
聖ワシリイ大聖堂は
必ず作りたいです。
この遺産は必須ですね。
ロシア由来の遺産ですし
雰囲気的にも丁度良いです。
エルミタージュ美術館や
ボリショイ劇場は別に
必須ではありませんが(笑)
序盤だと食料足りなくなりばち
ですので、キャンプ資源が
近くにあればアルテミス神殿を
狙ってみても良いでしょう。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
まずはラヴラを解禁する為に
占星術を取得しましょう。
ツンドラだと牧草地やキャンプ
施設用の資源も多いので
畜産は真っ先に取る必要性が
高いと思います。
馬資源を早めに確保出来て
中盤以降にコサックの使用も
考えるなら騎乗を早めに
終わらせて騎乗兵を
育てるコースへ入っていく
流れも良いと思います。
ロシアは序盤特に
化学力が増え辛い傾向に
ありますので、技術ツリーの
選択肢は慎重に行い、
出来るだけブーストも
取得して進めたいですね。
社会制度
あんまり優先順らしい
優先順位もありませんが
宗教ユニットを早めに
使っていくなら神学までは
さっさと終わらせて
神殿(使徒)を解禁した方が
良いでしょう。
秘密結社で虚無使う前提なら
序盤から傑作スロットも
確保出来ますので
劇場広場解禁はそこまで
急ぐ必要性が無いと思います。
たんぶらぁ雑記
civ6ロシアの話
標準ルールの頃からの
元祖civ6強文明です。
civ6のロシアは
やたら信仰に偏ってますが
しかし強い能力になりましたね。
標準ルールの頃から
ツンドラに強い圧倒的な
オリジナリティと強さで
不動の地位を保ってきた文明です。
多くのDLCで標準ルールの頃に
比べると大量の文明が増えた現在
でもそのポジションは
変わっていないという
ある意味、完成された能力の
文明と言っても良いでしょうね。
指導者能力はやや空気過ぎる感が
否めませんが(汗)
まぁここは指導者とセットですから
これで良いのでしょう。
ロシアは自分で使うには
面白い文明なんですが・・・
最後のアプデでラヴラが再調整
されるまでは本当に敵として
登場すると嫌な文明で・・・
度々
「ロシアだけ設定でOFFに
してぇなぁ・・・」
という衝動に駆られたものです。
とにかく領土が広くて
近くにいると良いタイルを
先に持っていかれますし、
この文明がいる世界は文化偉人を
序盤の連中とか根こそぎ
持っていかれるので・・・
偉人レースが太刀打ち出来ず
ちょっと萎える展開に
なりがちでした。
これまでロシアと遭遇すると
苦虫を嚙み潰したような
表情を浮かべてきた
プレイヤーも一定数いるのでは?
と思います。
最後のアプデでラヴラの設定が
少々弱体化しましたので
大分マシになりましたね。
過去自分の経験で特に嫌だったのが
コンゴでプレイしていた際に
彫刻の大芸術家を集めようと
意気揚々と始めた所に
ロシアがいる世界で
序盤から彫刻芸術家を
持っていかれたという
苦い記憶があります・・・
どうやっても偉人レース
勝てませんでしたからねー。
ピョートルの話
ピョートル1世
初代ロシア皇帝です。
ピョートルの名前は2世以降の
人物も同様ですが、civ6に
登場する指導者は「大帝」
とも呼ばれる初代1世です。
大北方戦争という
スウェーデンと反スウェーデン側が
分かれて戦った戦争がありましたが、
その戦争に勝利した事で
「大帝」と称されるようになりました。
元々ロシアという国は
ヨーロッパ列強の一員では
ありませんでしたが、
彼の時代にロシアは白人国家の
列強の一員になります。
(正確に言うとロシアは
同じ白人民族の国ですが
ヨーロッパとは地域も
文化も大分違います。)
ピョートル1世は
西欧化改革を積極的に行い、
近代化を行いました。
civ6の能力に「大使節団」
がありますが、あれは
ピョートル1世が西欧化改革の為に
ヨーロッパに送った
大規模な使節団の事です。
彼自身も偽名を使って
使節団の一員となっていました。
この頃のロシアの敵は
オスマン帝国やトルコなど
中東の帝国でしたので
これらの敵対国に対する
軍事同盟をヨーロッパに求めた
という意図もあったようです。
ただしヨーロッパ知識の吸収は
出来ましたが、軍事同盟の方は
ヨーロッパ列強側に対オスマン帝国の
意識が低かった為、
実現しませんでした。
まぁ半分成功したという感じですね。
彼が最も活躍した大北方戦争は
1700年に始まります。
それまでオスマン帝国と争っていた
ロシアは露土戦争を終結させた後、
ポーランド・デンマークなどの
反スウェーデンで同盟を結び、
スウェーデンと交戦し始めます。
※大北方戦争はマジ複雑なので
詳しく知りたい方は
ちゃんと調べてみてね☆
一進一退の攻防が続きますが
最終的にこの戦争では
スウェーデンが多くの領土を失い、
大国としての地位を消失します。
そして同時にスウェーデンと戦った
ポーランドやデンマークも
相当疲弊します。
特にポーランドは被害甚大で
この戦争が原因で国力が低下して
ポーランド分割→国家消滅への
悲しい運命をたどる事になります。
詳しくはポーランドの
記事でも書いてます。
ロシアはどうなったのか?
と言いますと
局所的には負けてもいますが、
最終的にはバルト地方を得て
この地方最強の帝国となりました。
大雑把に言えば勝利です。
ですのでピョートルは
富国強兵してロシアを近代化し、
そして当時大国だった
スウェーデンにも勝利して
国土を広げた事からロシアでは
絶対的な評価の皇帝(大帝)
として評価されている訳ですね。
ロシアの話
一般的な日本人のイメージとしては
・寒い国
・デカい国
・コサックダンス
・ピロシキ
・ハラショー
・プーチンのマッチョ芸
ぐらいでしょうかね。
多少、国際情勢が分かってる方だと
・冷戦でアメリカと
バチバチ敵対してた国
・なんとなく社会主義の国
ぐらいの認識が追加されるかも。
記事執筆時の2022年は
2月から始まったウクライナ侵攻で
全世界を震撼させています。
ちょうどこの記事投稿してるのは
6月なのでまだバリバリ戦争中ですが
正直、この戦争始まる前は
「ロシアについて
そう悪いイメージが無かった。」
「プーチンって
面白ハダカおじさんじゃないの?」
とか思ってた日本人も
結構多かったんじゃないかと思います。
本作civ6が発売した当初は
まだそこまでやらかしてない
国だったんですが・・・
今見ると大分危険な
ラインナップですね。(汗)
現在の国際情勢を見ればわかる通り
この国の歴史は単に雑学の話では無く
これからの日本の立場を考える上でも
重要な国の歴史です。
始まりからじっくり見ていきましょう。
まず古代のロシア地域には
国と呼べるようなものは
ありませんでした。
まぁあんな寒い場所ですからね。
人が好んで住みたいような
場所では無かったんでしょう。
中国やヨーロッパの歴史でも
同じですが北方の騎馬民族は
常に暖かい南を目指して南下して
帝国側と激しく対立します。
ようやく国と呼べるようなものが
出来てくるのが中世です。
キエフ大公国という国が
9世紀から13世紀ごろまで
存在していました。
民族的にはスラヴ人やバルト人など
北方系の民族が
中心となった国です。
※ちなみに現代で言うロシア人は
この辺の北方系の民族が
ゴチャゴチャに混血した民族なので
元々、何人が起源なのかは
断定し辛いと思います。
キエフって名前は特に
2022年の現在だと有名になりましたね。
そう、現代のウクライナの首都です。
当時のキエフ公国はまさに現代の
ウクライナのあたりが中心であり、
ロシアの方は辺境地でした。
しかし13世紀になると
モンゴル帝国が台頭してきて
モンゴルの支配下に入ります。
ここで属国化した感じ。
その後、15世紀ごろになると
少しずつ力を付けて
支配を脱します。
この時、力を持ったのが
モスクワをまとめていた
モスクワ公でして自らが
ツァーリ(皇帝)を名乗って
モスクワ大公国となります。
この国がロシアの前身と言われます。
それこそ遡るとキエフ公国まで
遡る事が出来ますが、
現代でロシア(プーチン)
とウクライナ側に大きく
歴史認識に乖離があるように
どこを国の起源とするか?は
人の歴史認識によっても
違いが出てくると思います。
補足:
ここであえて僕の個人的な
意見を入れますが、僕は
現代ロシアのルーツは
キエフ公国というよりも・・・
その後、キエフ公国を支配した
モンゴル帝国の方が
強いように感じます。
血族としての皇帝を
モンゴル帝国から引き継いでる
訳じゃないですが
国内外含めた苛烈さ(残虐性)
みたいな国家の精神性が大分
モンゴル帝国に近い感じがします。
ともかくこうしてモスクワ大公が
自らを皇帝として新しい独立国
となっていきます。
16世紀に登場した「雷帝」
の異名を持つイヴァン4世は有名です。
そんなモスクワ大公国(中世ロシア)
も内部で独裁を強める皇帝一派と
反皇帝派が争い、皇帝一派は
内戦に敗北します。
こうして王朝が切り替わり、
ロマノフ朝が誕生します。
ここからがロシア帝国ですね。
このロマノフ調がロシア帝国の
最後の王朝となります。
1600年代冒頭にロマノフ王朝が
誕生するとロシアは大貴族が
農奴を虐げる絶対封建体制のもと
強力な帝国として発展していきます。
civ6にも政策名で登場しますが
農奴制ってやつは本来は
かなり残酷な制度です。
一般的にどの国の歴史でも
農民は下級層で虐げられやすい
歴史を辿ってきましたが
農奴制が存在していた
ヨーロッパ封建社会での
農民の悲惨さは
特に凄まじいものでした。
ロマノフ王朝に入って建設された
荘厳な新首都サンクトペテルブルク
のウラには過酷な建設に倒れた
おびただしいロシア民の
血の歴史もあります。
こうしてロシア帝国は
先に紹介した大帝ピョートルの
時代には大きな戦争にも勝利して
国力を強めていきます。
ピョートル1世が大北方戦争に勝利、
そしてその後エカチェリーナ2世の
時代になるとオスマン帝国との
露土戦争にも勝利します。
欧州での影響力を強めていく
ロシア帝国ですが、1803年になると
ナポレオン戦争が勃発します。
この戦争でロシア帝国は
ナポレオンのフランス帝国に侵攻されて
大きな損害を出しますが、
最終的にはロシア深部に誘い込み
冬将軍を利用してこれを撃退します。
完全に白人国家の強国となった
ロシア帝国ですが欧州では
南下してくるロシア帝国を
脅威としてイギリスが敵対。
1853年にはイギリスとフランスの
連合相手にクリミア戦争が
起こりますがこれには敗北します。
何とかして南下したいロシア帝国は
欧州側だけでなくこの頃から
極東方面にも目を付けて
南下政策を始めました。
この頃にはイギリス&フランスと
清の間で起こったアロー戦争に
仲介して仲介料として沿海州を
清から獲得します。
ここにウラジオストクが
建設される訳ですね。
そして、日本人なら
当然これは忘れてはいけません。
20世紀になり、極東での南下政策を
さらにゴリ押しして朝鮮や満州に
手を伸ばしてきたロシア帝国と
アジアのあの国が衝突します。
大日本帝国ですね。
これが1904年に勃発した
日露戦争です。
日本が勝利したこの日露戦争で
戦った時のロシア帝国というのは
当時の世界地図の中でも
トップクラスの強大な帝国でした。
いかに明治維新で急速に近代化を
進めていた日本とはいえ、
マトモに一国だけで戦ったら
勝ち目はありません。
あの戦争はバルチック艦隊の撃破など
局所戦での勝利は有名ですが
いかに東郷平八郎が偉大な大提督で
あっても局所戦の勝利だけが
直接の勝因とはなりません。
大戦略としてイギリスとアメリカの
援護があった事が大きかったですね。
先に記載したようにイギリスは
南下してくるロシア帝国と古くから
敵対関係にありましたので
日英同盟で日本を支援する事は
イギリスにも理があった訳です。
つーかそもそもロシアは内部で
生活が苦しい労働者たちの
革命騒動が勃発して
すぐに戦争どころでは無くなりました。
(血の日曜日事件など)
こうしてポーツマス条約を結んで敗北。
すぐに革命騒動の鎮圧に注力しますが
帝国の弱体化は急速に進行します。
都市部の労働者を中心に社会主義運動が
どんどん広がっていき・・・
最悪のあの国の誕生に繋がっていきます。
1914年に勃発した第一次世界大戦では
連合国の一員としてドイツやオスマンと
戦いますが敗北を重ねました。
そんな負け続けの世界大戦中に
遂にロシア革命が起こります。
このロシア革命でロマノフ王朝は倒れて
ロシア帝国各地では激しい内戦が勃発。
そんな中、ロシア社会民主労働党の
政権が樹立してトップになった男が
ウラジーミル・レーニンです。
レーニンは内戦に勝利した後、1922年
ソ連共産党の一党独裁国を建国します。
そう、最大にして最悪の
社会主義国として歴史に名を刻む
「ソビエト社会主義共和国連邦」
の誕生です。
レーニンの後を継いだ
後継者のスターリンはさらに
独裁的な主導の下で
農業集団化と重工業化を行います。
見かけ上、高い成長を見せますが・・・
その実態は農民からの
強制的な収奪でした。
このソビエトの時代に
連邦の穀物庫であった
ウクライナやロシアの南西部では
農民たちが農作物を収奪される
激しい農村弾圧を受けて大飢饉が発生。
ウクライナでも大量の餓死者を出しました。
※このような過去の歴史がある為、
ウクライナはロシアに戦争で屈したら
またソビエト時代のように
粛清・虐殺されるかもしれない
という事を激しく恐れている訳です。
実際にソビエトでは
このような失態を隠蔽し、
そして不平を押さえつける為に
政治的な粛清と強制収容所の拡大など
恐怖支配体制が強まっていきました。
現代で言うとロシアだけでなく
中国や北朝鮮がまんまこれですね。
第二次世界大戦では
開戦直前にナチス・ドイツと
手を結んで不可侵条約を破って
ポーランドに侵攻。
しかし途中でナチス・ドイツの
ヒトラーに突如攻められて
窮地に陥ります。
この際は米英を始めとする
連合国の助力で反攻に転じて
最終的には大戦に勝利します。
戦争の終盤は日本にも
関係してきますね。
日ソ中立条約ってのが
あったんですけど
日本敗色が濃厚になった1945年に
突如、これを破棄して参戦します。
背景にヤルタ会談という
イギリス・アメリカとの
秘密裏の会談で対日宣戦が
約束されていたという事が
後に判明しました。
この際、敗戦濃厚だった日本は
ほとんど抵抗する力が無く
多くの日本兵がシベリアに抑留(拉致)
されたり、一部民間人が
犠牲にもなりました。
ポーランド、ウクライナだけではなく
日本国もソビエト連邦によって
このように悲惨な目にあったんですが、
残念ながら敗戦国となってしまった為
戦勝国を悪く言えない戦後風土により
戦後の歴史教育ではあまり語られません。
戦後のロシアは世界大戦の勝者となり、
社会主義側の超大国として君臨します。
同じく戦勝国で資本主義・民主主義の
西側盟主となったアメリカと
本格的に対立するようになり
冷戦を繰り広げます。
もう核兵器ありきの時代ですから
核保有国同士がおいそれとは
ドンパチ出来ません。
冷戦の時代の細かい話は
はしょりますが、最終的に
ソビエト連邦は崩壊し
連邦を構成していた共和国は脱退。
ロシアは単独となり、
現在のロシア
(正確にはロシア連邦)となりました。
本項目はロシアという国の
成り立ちの歴史を記載する意図なので
現代ロシア連邦の話は割愛しますが
2022年の現在進行形で起こっている
ウクライナ戦争からもわかる通り、
依然として非常に独裁色が強く
自由主義陣営にとっては厄介な国です。
ソビエト連邦の頃と違い
なんちゃって民主主義を
行ってる建前にはしていますが・・・
残念ながら現代の義務教育では
日露戦争の意味からして
ロクに解説してくれないレベル
ですが・・・あの時代のロシア帝国と
大日本帝国が戦わざるを得なかったように
日本にとっては常に近くに
存在している脅威の一つです。
僕自身、歴史を多少学んで
分かってたつもりでも・・・
やはり現代のウクライナ戦争では
ハッと気付かされる事が多かったですね。
そういう目線で見ると
日本列島ってすげー危険な
前線地帯なんですよ・・・
civだったら躊躇なく
兵営区域でも置く所ですが、
現実だとそう単純にはいきませんし。
(苦笑)
少なくとも
「鼻ほじりながら対岸で
眺めてるような立ち位置ではない。」
という事は認識して
おかなければいけませんね。
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