【OCTOPATH TRAVELER】各主人公ストーリークリア感想 ※当然ネタバレ含むぞ!

数々の感動をありがとう

全主人公4章ストーリー及び
クリア後のラストストーリーである
フィニスの門ボスまでクリアしたので

オクトパストラベラーの世界を
総まとめしたストーリーの感想を書かせて頂きます。

※当然ネタバレ含むぞ!
 見たい人だけ進んでね。

オルベリク


オルベリクのストーリーは王道の騎士物語のように感じた。

守るべき主君を失ったオルベリクが
今後何の為に剣を振るうのか?

ありがちな騎士物語ではあるが、
過去としっかり向き合い、清算しながら
自分の行く末を考える男の物語は
特に尖った点も回りくどい点も無いが
男心に響くものはやはり昔から変わらないと感じる。

物語の中では宿敵エアハルトとの
1対1のタイマンもしっかりと盛り込まれており
盛り上がり所は十分。

王国が滅びた謎に迫る物語も魅力的だが
やはり僕が最も心惹かれたのは
真っ直ぐな騎士道を描き切った点だろうか。

物語を終えた後の清々しさは
やはり王道の騎士道、日本でいう所の武士道の
魅力によるものだろう。

アーフェン


まだ駆け出しの薬師が
様々な苦難や葛藤を経て成長していく物語を描いたのが
アーフェンの物語だと感じた。

未完な若者が成長していく物語という点では
王道の主人公らしい立ち位置に最も近いのが
アーフェンかもしれない。

医療というテーマから
人を騙す薬師、極悪人の患者というような
人間の闇も織り交ぜた物語になっており

進行の中でアーフェン自身が選ぶ選択とは別に
プレイヤー自身がそれぞれ違った思いを
抱くような複雑な問題も含まれた深い話だったと思う。

そんな難しいテーマを扱う物語だが
アーフェンのキャラクターの明るさが良い緩衝材となり
プレイヤーに感情移入させやすくするような
良いバランスになっているんじゃないかと思う。

プリムロゼ


プリムロゼの物語は
首尾一貫して復讐劇を貫いている。
ただし、単なる血みどろの復讐物語だけでは無い点が
魅力的だと感じた。

彼女の本質でもある貴族の当主としての
信念を負けずに自分の生き様を貫くという点は
実は騎士道をテーマにしたオルベリクの物語とも
似ている点があるのではないかと思う。

復讐劇の果てに彼女がどうなってしまうのか?
そう言う意味では
全主人公の中で最もハラハラしながら
物語を追う事になるのがプリムロゼではないだろうか。

敵側はほぼ勧善懲悪として描かれているので
純粋にプリムロゼに感情移入しやすい解りやすい展開は
好みに思うプレイヤーも多いのではないかと思う。

テリオン


テリオンの物語は
人を信じられなくなった男が
痛みを乗り越えてまた、人を信じてみようと思い至る、
そんな物語だっと思う。

僕が最も感情移入したのが実はテリオンの物語だ。

僕自身、ご承知の方はご承知の通りかと思うが
10年務めた会社を辞めた経験がある。
様々な理由はあったが、結果として
精神的な面から体調不良にも悩まされたし
辞めた当初は人間不信に陥っていた頃もある。

極端な性悪説だけが頭に残り、
全く人間を信じられない。
そんな時期があったのも事実だ。

何でもかんでも簡単に人を信じる事は出来ない。

しかし、誰も信じない生き方というのは
リスクは無いかもしれないが、成せる事は少ないし
やはり物語の中でテリオンも悟ったように
とても寂しい生き方なのだろう。

ただ単に人を妄信する事と
痛みを乗り越えてそれでも人を信じたいと願う事は
同じ信じる思いでも性質がまるで違う。

盗賊の物語というのはどういうものなのか?
プレイ前から物語が気になっていた主人公ではあったが
僕の心に最も強く響いたのはテリオンの物語だった。

テリオンの物語は現実社会に当てはめても
理解しやすいプレイヤーが多い話ではないかと思う。

トレサ


未知の土地を目指した旅、
子供心に宝物を見つける冒険、
そんなワクワクを全主人公の中で最も
詰め込んだのトレサのストーリーだったと思う。

僕自身は自分の人生経験などから
共感が強かった物語で言うと
テリオン、オフィーリアに軍配が上がるが

総合的な完成度、魅力で考えれば
トレサが一番なのではないかと思う。

商人という立場でありながら
ダークフォース的にとても良く出来た物語だった。

商人が主人公というと僕の中では
ドラゴンクエスト4のトルネコが一番印象的なのだが
オクトパストラベラーの大きなテーマである「旅」
と上手くシナジーしているなと感じた。

ポジティブなエネルギーを
全体で感じる事が出来、
終わった時に「良い旅(冒険)が出来たなぁ」
と率直に感じる事が出来た素晴らしい
トレサの物語には最大の称賛を送りたい。

サイラス


知識ついてどう考えるか?
という一風変わったテーマで旅をして、
敵と対峙していくのが面白いと感じた。

学者が主人公でどういう物語になるのか
というのはとても気になっていたが
なるほど、これは面白い。

全主人公の中で最もクールに、謎解きを主体として
物語が進んでいく点はある意味一番特殊な主人公かもしれない。

また単なる知識人と言うだけでなく
その正義感は高く、物語を進めるたびに
サイラスの魅力が深まっていく点は非常に良かった。

物語の性質状、個別の物語の中で
最もフィニスの門の謎に
踏み込んでいる物語である点も見逃せない。

オフィーリア


生きるという事、そして
死ぬという事についてどのように考えるのか?

オフィーリアの物語はこの生死感をどう考えるか?
というのが一つの大きなテーマになっているように思う。

僕とってはテリオンの次に
感情移入出来た、考えさせられたのがオフィーリアの物語だ。

オフィーリアは神官なのでその価値観の前提には
宗教の存在がある訳だが、まぁそれはそれとして

彼女とリアナの父親が示した生死感には
僕自身、かなり共感出来る点がある。

人はいつか必ず死ぬ。

だからこそ生きている内に何を成すか。
死んでいく人間の事をどう思い
残された人間はそれをどう心に刻むのか。

プレイヤーに問いかけるそんな物語になっていると思う。

同時に親友であるリアナとの友情の描かれ方も素晴らしい。

フレイムグースの情景とフロストランドのBGMは
僕の感想としてはオクトパストラベラーの
世界の中でトップクオリティだと思う。

あの牧歌的であり、同時に一抹の寂しさも混ざったような
雪国のテーマを耳にしながら
反面、温かい幼馴染の友情と父親の死を乗り越える少女たちの強さの物語を追う。

本当に良い物語だったと心から思う。

ハンイット


一貫して「赤目を狩る」という所に集中していた物語に見えるが
同時に父と娘をテーマにした物語でもあったように思う。

ハンイット自身があまり感情を表に出さない静かなキャラクターだが
物語を進めていく中で明らかになっていく
師匠との関係性は、血の繋がりこそ無いものの
信頼した家族のものであり、まさに父と娘の関係である事が解ってくる。

同時に狩人として師匠を超える為に
旅をして成長していく姿には惹かれるものがある。

クライマックスで師匠が破れた赤目に
弟子がリベンジする物語は実に熱い。

特に赤目を倒した後の最後の場面における
ザンダーとハンイットの掛け合いは
父と娘の対話のようでもあり、師匠と弟子の狩話のようでもあり
感動的だった。

フィニスの門(サブストーリー 旅の果て)


正確にはサブストーリー扱いだが
一般的なRPGの隠しボスというよりは
全ての物語を集約した真のラストストーリーであるように思うので
フィニスの門についても触れたいと思う。

複数主人公のゲームで僕が1ゲームファンとして
最も愛したRPGは
サガシリーズだ。

サガシリーズと同様にスクエニ(サガは当時正確にはスクウェアだったが)
のゲームで複数人主人公のRPG。
当然、期待が膨らむ。

複数人の主人公がどのように絡んでくるのか?
そして物語がどう集約していくのか?

という所に注目していた。

結果としては期待を裏切らない最高の終結だったと思う。

複数の主人公が世界各地で旅をし、
敵と戦い、謎を解決していく。
その終着点が全て一つにまとまっていく充実感は
複数人主人公の物語ならではの魅力だろう。

個々に旅をしていた主人公たちが結集し
その旅の最後にオルステラ大陸を救うラストバトルは
鳥肌が立つ熱さと感動を与えてくれる。

物語の締めに出てくる言葉が
オクトパストラベラーというゲームをうまく表現している。
「-生きるとは、旅をすること」
「何処にいくのか、何をするのか
そして、どの物語の主人公となるのか」
「全ては君に託される」
「さぁ、旅立とう
自分たちが生きる、この世界で―」

まるで良い小説を読み終えた後のような多幸感だ。

終わりに

旅立とう、君だけの物語へ―

このキャッチフレーズで始まる
オクトパストラベラー。

個性豊かな主人公達が繰り広げる物語は
どの物語も誇張抜きで甲乙付けがたい魅力がある。

そしてどの主人公も決して最初から
世界を救う勇者のような存在では無い。

しかし、それぞれの主人公達が紡ぎ出す物語は
時に人間臭い面もあり
時に人の夢や可能性の1ページを魅せてくれるように思える。

だからこそ物語にプレイヤーが自然と共感出来、
まさに
自分だけの物語

をキャラクターと一体になって感じ、
オルステラ大陸を旅する事が出来るのではないかと思う。

勿論、その魅力を魅せてくれる前提には
RPGのシステムや
基本的なゲームのインフラ、ユーザーインターフェースがしっかりしている事。
つまり、RPGとして出来が良い事が屋台骨である事は間違い無い。

しかしそれだけでは無い
ストーリーとしても素晴らしい魅力があるからこそ
このゲームの評価はより高くなるのだと僕は思う。

たんぶらぁ

Author: たんぶらぁ

無職、ゲーマー、ゲームブロガー 動画投稿者(ニコニコ動画、YouTube) 将来的にゲーム症・障害者にされるかも (WHOの魔の手により) とある車会社の関連会社で10年間 技術者として勤務。 自分を偽り続けて10年踏ん張ったものの 心身共に限界を迎えて退職。 現在は休養中。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください