【日本】がテーマになるゲームをやってます。

【シヴィライゼーション6】最終環境(仮)版 文明&指導者考察 北条時宗/日本 バージョン1.0.12.9

指導者はcivシリーズの中で
一番良いチョイスだと思いました。

ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。

初めに

ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。

考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。

ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。

特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。

ゲームモードだけ抜粋して記載

秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード

上記4モードのミックス設定です。

指導者

神風

特定状況での戦闘力強化と
区域建設ボーナスを
セットにした能力です。

戦闘力強化能力は
特定の場所でしか
効果発動しないものの
このゲームでは
沿岸周辺で戦う機会が
結構多いので、体感としては
使用機会が多いように感じます。

全文明の戦闘力強化能力の中でも
十分、上位に位置する効果でしょう。

まぁそもそも戦闘力上げる効果
そのものが貴重ですが。

区域建設ボーナスも3種類だけですが
大盤振る舞いの100%。

建設コストだけ見るなら
専用区域3つ持ってるような感じです。

劇場広場いらなかったので
港か工業地帯入ってたら
神ってたと思うんですが・・・
さすがにそれは高望みし過ぎか。

まぁ劇場広場も役には立つけど。

嵐の訪れ以降はハリケーン耐性が
追加されました。
・・・がこれはロシアの
ブリザート耐性能力同様に
単なるオマケです。

史実の元寇でも
台風で撃退してるのは
あくまでもオマケで、実際には
台風来るまで沿岸防衛戦を
頑張った事が勝因でしたが
本ゲームでもハリケーンを当てにせず
ちゃんと防衛強化しましょう。

文明

明治維新

civ6日本の要となる能力です。

日本は標準ルールからいる
最古参の文明の一つですが
この明治維新により、今でも一定の
強さを誇る文明として君臨しています。

文明の興亡以降は政府複合施設区域が
追加されましたので日本は
恩恵を受けてさらに強化されました。

都心のすぐ横に区域置くだけで
簡単に隣接ボーナス取れるのが
日本の強みで、隣接ボーナス系の区域は
だいたい何でも使いやすいです。

特に区域同士で隣接ボーナス組める系とは
相性が良いですね。

用水路・ダム・運河・工業地帯
港・ハブ
劇場広場・娯楽施設・ウォーター

この辺の組み合わせは
明治維新プレイのテンプレです。

地味なんだけど、何故か使えるという
不思議なユニット。

特別凄い能力は持ってません。
・・・が何だかんだ役に立ちます。

最新アプデから
メンアットアームズが追加され、
さらに侍は解禁ツリーが変わったので
かなり使いやすくなりました。

下位ユニットからアップグレード
出来るようになった点が素晴らしいです。

こういう地味~な強化を
標準ルール始まってからアプデのたびに
度々受けてるのが日本です。

劇的には変わりませんが
地味にちょっとずつ強くなってきました。

エレクトロニクス工場

工場の代替えです。

普通に強い工場という建造物の
上位互換なので当然強いですが、
専用能力は電気ツリーまで
完了させないと機能し始めないので
本領発揮し始めるのは
工業化よりもさらに後になります。

ゲームモードに絡んだ考察

イメージ的には卑弥呼持ってきたいですが
ぶっちゃけ卑弥呼よりも
他の英雄の方が相性良いです。

ヘラクレスは当然として
双子なんかも太古から戦士を
かき集めていくには良いですね。

今ならアップグレードで侍進化が
狙えるようになりましたし。

港区域の隣接ボーナスが
えぐい高さになる文明なので
マウイ使って海洋資源を
追加していくとより高い
隣接ボーナスを狙えるようになるかも。

秘密結社は虚無一択でしょう。

蛮族モードでは太古から
ガレー船や戦士あたりを
リクルート出来ると良さそうですね。

パンテオン・宗教に絡んだ考察

パンテオンは何でも良いですが
沿岸部の都市が多いなら
やはり海の神は相性良いでしょう。

宗教とは相性が良いので
現在のアプデ環境なら創始必須
だと思います。

労働論理と相性良いので
必ず労働論理取りましょう。

区域に絡んだ考察

神風に対応した3種類に加えて
港、工業地帯は相性が良いです。

海軍を整備していく場合は
港をガンガン作っていきましょう。

次点でハブも良いですね。

娯楽施設についても現在は
劇場広場と組み合わせ可能に
なりましたので
劇場広場の横には積極的に
配置して良いと思います。

作りたい区域は山ほどありますが
人口制限がありますので
出来るだけ食料重視して
区域作れる上限は
増やしておきたいですね。

世界遺産に絡んだ考察

まぁ区域が条件になる遺産は
比較的作りやすいですね。

特に神風に対応した3種類の区域に
連動する世界遺産は作りやすいです。

まぁ区域作ってる時間が長いので
あんま世界遺産優先しなくても
良いとは思いますが。

ちなみに高徳院はいりません。

高徳院はいりません。

重要な事なので2回言いました。

ツリー進捗に絡んだ考察

明治維新が上手く機能し始めないと
どうしようもない文明なので
区域解禁のツリーは
早めに取りましょう。

特に青銅器は兵営解禁だけでなく
鉄発見の役割もあるので
さっさと取りたいですね。

鉄無いと侍作れないし。

最新アプデ前は侍が戦術ツリーに
位置していた為、厄介でしたが
現在は封建制度で取れるので
何も問題無いでしょう。

日本の場合は恐らく海洋系の
ツリーも必要になってくるので
技術ツリーは上から下まで
速めに取りたいツリー多いです。

そういう意味では科学力も
重要なんだけど・・・
同じぐらい文化力も欲しいし・・・

内政の組み立て方は
ツリーの取得順に限らず
全体的に結構難しめですね。

たんぶらぁ雑記

civ6日本の話

自国でありゲームとしても
最も思い入れが深い文明です。

元々日本の歴史物は好きだったけど
海外の国はあまり興味無かった自分が
シヴィライゼーションシリーズを
遊ぶきっかけになりました。

6でも最も長く遊んできた文明ですが、
アプデで少しずつ強化
され続けたのは嬉しかったです。
地味過ぎて強化が
目立たない所なんかも
奥ゆかしい日本らしいです。(笑)

標準ルールの頃よりは格段に
固有ユニットの侍が
使いやすくなったので
標準ルールの頃よりも最終環境の方が
断然日本プレイも楽しいと思います。

数ある6の文明の中でも最も長く
使い続けてきた文明と自負してますが
それでも嵐の訪れから追加された

「戦争時にハリケーンダメージが倍になる」

という能力は発動した事がありません。
(苦笑)

ロシアのブリザード能力以上に
マジで最も発動させ辛い能力
なんじゃないでしょうかね?

そもそも海上戦の比率も少ない6の
ゲームバランスでハリケーンなんぞ
戦争中に被害受ける機会は
ほとんどありませんし・・・

自分だけ被害受けない能力は
探索中などにたまに発動しますが
流石に敵ダメージ2倍になる能力は
発動した事がありません。

6の明治維新の能力も本作で
新しく追加された「区域」という
新規内政システムを強化する能力で
標準ルールの頃から楽しく
区域を使った遊び方が出来る
良い能力でしたね。

標準ルールの頃は工業地帯の
隣接ボーナスを鉱山で簡単に
取れちゃったのでどの文明でも
隣接ボーナス余裕だったんですが・・・

工業地帯の隣接ボーナスが
途中のアプデから変更されたので
ドイツや日本など特殊な能力で
工業地帯を強化出来る文明は
さらに強みが増えましたね。

ダムと用水路から隣接取れるように
変更されたのが嵐の訪れからだった
と記憶していますのでやはり
最後の拡張パックまで入ってから
本当に楽しくなった印象です。

用水路の横に工業地帯置くと
隣接+2取れる設定を始めて見た時は
小躍りするほど喜びました。

今となっては良い思い出ですね。

北条時宗の話

鎌倉幕府第8代執権。

元寇に対峙した時の
日本側のリーダーでしたので
歴史の教科書でも必ず登場する
鎌倉時代の有名な人物です。

僕はciv6の指導者チョイスで
北条時宗が指導者に選ばれたのは
本当に素晴らしい選出だったと思います。

北条時宗という人物は今日、残念ながら
日本国内でもそれほど重要な人物として
評価されていないかと思います。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの
戦国武将たちは綺羅星のごとき
知名度を誇っていますが
北条時宗は?というと教科書で名前は
出てきたと思うけど・・・
という程度にしか認識してない方が
多いのではないかと思います。

しかしこの人物は間違いなく
日本の国家存亡の危機
(しかも外国勢力による)と対峙して
その危機を乗り越えた人物です。

世界史的な視点を持つ
civシリーズにおいてこれほど
良いリーダー設定は無いでしょう。

建国から2000年以上の歴史を持ち、
今や最古の文明となった日本国が
長い歴史の中で外国勢力によって
国家存亡の危機に直面した場面が
3回はあったと個人的には認識しています。

その3回とは

元寇(蒙古襲来)
日露戦争
日米戦争の敗北

です。

元寇だけ時代が古いですが、
これは日本という国が島国であり
地政学的に遠方の蛮族から攻撃を受け辛い
恵まれた初期位置(civ的に言うと)で
文明を築く事が出来たという事が
とても大きいかと思います。

航海技術が未熟な時代は特に
手を出し辛いですからね。

しかしそんな古い時代にあっても
元寇は間違いなく日本国が
そこで終わってもおかしくない
国家存亡の危機でした。

モンゴル帝国の危険さは
チンギスやフビライの記事でも
記載した通りです。

とりわけ知名度の高い
戦国時代の英雄たちですが
例えば徳川家康ではなく
他の武将が天下人になっていた
としても日本国の存亡には
特に影響しません。

多少の国民性は変化していた
かもしれませんが、それこそ
織田家が天下人になっても
豊臣家が天下人になっても
日本国そのものが変化する事は
無かったでしょう。

別に武田信玄でも上杉謙信でも
良かったかもしれません。

しかし元寇の戦いは違います。

あの戦いで日本が敗北していたら
今の自分たちは無かったでしょう。

現代、元寇とそれに立ち向かった
北条時宗の功績が矮小化されて
しまっている原因はいくつかありますが
神風信仰も大きな原因です。

義務教育の教科書だと必ず

「ボロボロに負けてたけど、
 神風で奇跡的に勝った。」

みたいな解説になっていると思います。

この神風信仰は後の世のどこかで
鎌倉幕府の功績を打ち消す為に
広まったと言われています。

鎌倉幕府もとっくの昔に
滅びていますので朝廷なのか
後の室町幕府なのかわかりませんが
過去の権力者の栄光話は邪魔
という事で打ち消す流れになりました。

戦後GHQが自国に誇りを
持ち辛いような歴史教育に
変更していった点も元寇の歪曲を
加速させたかもしれません。

結果的に現代では鎌倉武士たちの奮戦は
あまり伝えられる事が無く、

「よくわからんが神風で運良く勝った。」

みたいなナゾの話になっているので
北条時宗の功績は霞んでしまいましたが
彼は間違いなく日本の国難を乗り越えた
偉大な歴史上の偉人であったと思います。

フビライの記事でも書きましたが
現在はゴーストオブツシマという
対馬での武士の奮戦を描いた画期的な
ゲーム作品も発売され少しずつ元寇が
見直されるきっかけが増えた事は
喜ばしい限りかと思います。

自分は子供の頃に
「元寇は運ゲーでたまたま勝っただけ。」
と教師に教わった事をそのまま
信じていたのでもっと若いうちに
ゴーストオブツシマを
プレイしたかったですね・・・

最後に北条時宗の大変ドラマティックな
側面を記載しておきたいと思いますが
彼は弘安の役の3年後に
34歳で逝去しています。

その短い将来を全て
元寇に捧げた人物でした。

今こうして過去の出来事を
エンタメとして掘り起こして
ゲームでプレイ出来ているのも
多少大げさに言えば北条時宗
(と鎌倉武士たち)のおかげです。

そんな素晴らしい偉人が6では
指導者に選ばれましたのでこれは
日本人として誇らしい事かと思います。

シヴィライゼーション6という
一つのゲーム作品を通して少しでも
多くの方に北条時宗の偉大さが
伝わったら良いなと思います。

日本の話

さて最後の日本の話は
どんな事を書こうか❓
最後の最後まで悩んでいました。

ここで他の文明の歴史のように
太古から歴史を振り返って

「縄文時代があって
 その後で弥生時代が~」

などという話をここで
長々と記載しても
あまり意味が無いでしょう。

そのぐらいの浅い歴史の話なら
こんなブログを読まなくても
もっと良い教材がいくらでもありますし、
ある程度は皆さん義務教育で
学んできたかと思います。

最後の日本については
自分が幼少時に日本の義務教育で
感じた様々なエピソードなどを
紹介しつつ、このような歴史話を
ゲームブログであるこのブログでも
紹介しようと思った経緯を
書いていきたいと思います。

本記事の日本文明の話は
これまで当ブログで記載してきた
全civ6の文明・指導者紹介記事の
「あとがき」の意味合いが強い内容です。

他の文明の記事をお読み頂いた後で
最後に目を通していただけると幸いです。

改めてこの日本と北条時宗の記事が
最後の文明・指導者紹介です。

2016年にPC向けゲームとして
発売された本作品は約5年ほどの
アプデ追加を繰り返しまして

合計50の文明数とそれ以上の
指導者数ラインナップとなりました。

文明数だけで数えても使用可能な
設定が50あるとか・・・

凄まじいボリュームの
ストラテジーですね。

そんな数多くの文明と指導者を
最終環境で紹介する目的で始まった
この記事シリーズも1年以上の
月日をかけて更新し続けまして
遂に最後の母国「日本」に
辿り着きました。

試行錯誤しながら執筆・更新してきた
このシリーズですが
最初から「これだけは・・・!」
と決めていた事が一つだけあります。

それは日本を最後にする事です。

そうした理由は他国の歴史と
比較して欲しいという意図でした。

日本の義務教育では国内歴史と海外歴史を
同時並行で学ばないので
日本史と世界史が横繋がりになりません。

日本の歴史と世界の歴史がまるで
別世界の事のように切り離されてしまって
頭の中で繋がり辛いのですごく
比較がし辛いんですよね・・・

自分は大人になった後でも歴史が
好きだったので趣味で学び直しましたが
世界史と日本史が切り離されてて
正しい理解が出来てなかったなぁ・・・

という事を実感しました。

日本国内で凄く悲惨な戦争が起きた
とか滅茶苦茶な暗君が政治を握った
とかそれぞれに心打たれる
エピソードがあったとしても
「海外と比較してどうだったのか?」
という事を見ないと正しい
歴史評価にはなりません。

当たり前ですが化学水準や文化水準も
今とは全く違う訳ですから全てを
今の価値観で判断する事は出来ません。

常に同じ時代の他地域の歴史と
比較してどうだったのか?を
見る事が重要かと思います。

そうした視点から日本の歴史を
見直して自分が改めて思った事は

「人間が他の人間を殺すという事が
 日本の歴史では極めて少ないな。」

という事でした。

他国の歴史ではまず
ある程度の統一国家が
出来る過程において
内戦で大量の死者が出ます。

また古い時代では統治後の治世は
基本的に一部の権力者の独裁ですが
独裁統治の治世においても
弾圧や粛清で大量の死者が出ます。

暴力的な性質を持つ帝国だとさらに
侵略戦争を繰り返す事で国内外に
さらに死者の山を積み上げます。

おびただしい死体の山、人の血の上に
人間の歴史が出来てきます。

しかし日本では他国の歴史に比べて
戦争、内乱、弾圧、粛清など
人が人を殺す事で積み上がる
死者数が少ない傾向にあります。
(天災や疫病では大量死も出ていますが)

この理由は何だろうか❓
という事を自分なりに考えましたが

1.地政学的に場所が良かった。
2.古くから権力と権威の分断という
   大発明が起きた。

この2点が大きいのではないかと思います。

まず1はとても分かりやすいですね。
シヴィシリーズプレイするような
ゲーマーの方にはより一層
イメージしやすいでしょう。

人間の暴力性は民族性(血筋)では
決まりませんのでやはり環境が重要です。

多少イメージ悪いかもですが
動物に例えるとナマケモノという動物は
あれはあれで環境適応した結果です。

木々が生い茂るジャングルの中では
あの生態でも生き延びる事が出来ますが
サバンナでは生きられません。

逆に死肉を漁るハイエナは
こちらもイメージ悪い動物ですが
過酷なサバンナの環境で生き延びるには
あのような生態が必要なんでしょう。

全て合理的な環境への適応結果です。

「和を以て貴しとなす」
という有名な聖徳太子の言葉がありますが
この言葉が代表するような民族性が
日本人に育まれる過程にはそのような
思想で人々が生きていける
最適な環境があったというでしょう。

それから国民(民族)の一体感が
醸成されていくには長い年月の間、
国家が存続していく事も大切ですが
権力と権威の分断に成功した事は
グッジョブな発明だったと思います。

最初は蘇我氏とか藤原氏とか
天皇を利用した豪族、貴族が
やり始めた訳です。

勿論、彼らには大きな大志は
無かったんでしょう。
(蘇我氏や藤原氏には悪いけど多分ね。)

単にその方が都合が良さそう
という事で利用したんだと思いますが
この「権力と権威の分断システム」が
日本国を日本国として長く存続させていく
重要な統治システムになりました。

政治に100点満点は無いので
どうしても長く誰かが権力を持っていると
その人物(家系)にヘイトが集中します。

日本以外のほとんどの他国の歴史では
王様(皇帝様)がクーデターを
起こされて国を牛耳る家系が変わり、
一つの国が滅亡して新しい国が誕生する
という歴史を繰り返しています。

しかし日本の場合は違います。

権力者が貴族から武士に変わり、
武士の家系の中でも様々な
権力闘争によって幕府が変わっていきます。
そして最終的には武士からまた
権力が移行して明治政府になり
主権は民衆にも与えられました。
(システム的な民主主義の始まり)

こうして権力は時代と共に
変化してきましたが・・・

常に国体の中心にある権威(天皇、皇族)
だけは変化しませんでした。

権力と権威が一体の
王制、皇帝政治ではこうはいきませんね。

この権力と権威の分断システムだと
いくら時の権力者がやらかしても
権威である天皇に民衆の怒りが
向けられる事はほぼありません。

これが日本国だけが2000年以上も
続き、今や最古の君主制国家として
存続している理由の一つかと思います。

国家を存続させていく為に大変有効な
統治システムかと思いますので
今後も日本国が末永く存続していく為には
権力と権威の分断統治システムが
とても重要ではないかと思います。

これはあくまでも
「内部から統治システムが崩壊し辛い」

という意味だけですので普通に
他国に滅ぼされるリスクは
1ミリも減りませんが・・・

そちらの方は少なくともこれまでの
日本の歴史では前者の地政学的な
メリットで救われてた訳ですね。

このような話も日本史と世界史を
数珠繋ぎで重ねて見る事が出来れば
差を把握する事が出来るんですが・・・

日本の義務教育だと日本史は
日本史単体としてしか学ばないので

「天皇家でずっと王朝が続いてる。」

と言われても他国と比較出来ないから

「へぇー。」

ぐらいの感想になっちゃう訳ですね。

日本史と世界史が繋がってない事の
問題点の一つかと思います。

日本の歴史を全て紹介するのは
難しいですし、ここで書いても
意味が薄いと考えますので自分が
重要かと思った事をピックアップして
紹介させて頂きました。

最後に
これまで多数のciv6記事を
読んで頂いた方向け

本当に長くお付き合い頂き、
誠にありがとうございました。
<m(__)m>

最初はcivシリーズをここから
新しく始める方向けに
せっかくの機会なので
シヴィロペディアの解説を
読む以外にも歴史に興味持つ
きっかけになったらいいな。

ぐらいの気持ちで始めたんですが
流石に50も文明の数がありますと
全て表層的な歴史の話とはいえ・・・
それなりに大変な道のりでした。

ゲームブロガーとして長く
活動してきましたが初めての
経験も多かったですし、自分としても
マイナーな文明などは特に学び直す
良いきっかけになりました。

物凄い専門的な人間が書いてる
訳じゃないですが「入口」ぐらいに
なったら良いなと思います。

※ちゃんと興味持った方は
 しっかりした専門書などで
 学んでくださいね。(汗)

これで本当に最後の最後ですが
自分が子供の頃、色々と違和感を持った
エピソードについて
紹介して終わりにします。

中学の頃の話です。

中2の頃にたしか
英語の教師だったと思いますが
教師が殺気立って教室に
入ってきまして授業が始まる前に
「日本は戦争になるぞ!」
といきなり怒鳴り散らしました。

全員( ゚д゚)でした。。。

当時全く政治の知識も無かったので
(中学2年ならだいたいそうだと思うが)
意味不明でしたが、どうやら
何かの自衛隊法関連が改正されて
少しずつ海外派遣とか行動の幅が
広がる法改正が進んでたという事
だったと思うんですよ。

それで教師がこんな事したら
日本はまた戦争の道に進むぞ!

みたいな事を騒いでたんですね。

今思えば中学は特にヤベー学校で(笑)
小学校はフツーだったと思うんですが、
中学の教師はほとんど国家歌わないし、
起立もしないみたいな感じでした。

当時は子供でよくわからなかったので
それが普通かと思ってましたが
結構、極端な思想の教師が
多かったんでしょうね・・・

そもそも授業中に学生にそんな話するのも
教職員法のルールに違反してそうですが
そんな事も子供にはわかりません。

兎に角、元々が確かすげー怖い
ヤ〇ザみたいな色付きメガネの先生で
黒板をバンバン叩いて怒鳴ってたので

「怖ぇーー」

って印象が強く残ってます。

中学の頃の思い出なんか
この歳になるとだいたい忘れてるのに
今でも記憶に残ってますからね・・・

鮮烈な記憶なんでしょう。

とにかく、当時の義務教育では
こういう教師もザラにいましたし
戦争を考えさせないレベルに
子供を怖がらせる教育が
至る所にありました。

学校図書室には必ず
「はだしのゲン」がありましたよ。(笑)

自分は今と同じく漫画やゲームが
大好きなインドア少年だったので
学校図書室には入り浸ってました。
読むもんが無いので漫画だから
という理由だけではだしのゲンも
ずっと読んでいましたね。
おかげでだいたい読破しちゃいましたが。

幼少期にひたすらすりこみで
怖がらせて戦争について
全く考える事が出来ない人間に育てる
という方針で一貫していたのが
当時の義務教育でした。
(20~30年ぐらい前の話なので
 今はどうだかは知りません。)

確かに日本は民主主義の国ですから
国民が戦争を嫌がれば
「侵略戦争を自ら仕掛けるのは」
非常に困難になるでしょう。

とにかく自国が侵略戦争を
二度と仕掛けないという事に
特化しまくった教育方針なんですが
日本が侵略戦争をしなければ
日本が戦争する事態を100%防げるか?
というとそうではないですよね。

逆に他国から攻められる
事だってある訳ですし。

大人になってから改めて考えると
非常に偏りがある歪な
教育だったなぁと思います。

20~30年前の義務教育の話なので
今変わっていれば良いんですけど、
当時と同じであれば

「ゲームやってた方がよっぽど良い
 歴史の学びになる。」

と言いたいですね。
世界史的な目線ならシヴィシリーズや
ゴーストオブツシマも良いでしょう。

本当はそれじゃイカンのですけどね。
「ゲームやった方がマシ。」
などと言われる歴史教育では
流石にヤバいと思いますが・・・

自分が受けた当時の歴史教育なら
それよりもゴーストオブツシマの方が
何倍も良い学びになりましたよ。
(苦笑)

現在2022年はもうホント洒落に
ならない緊迫した世界情勢です。

シヴィも三国志も元寇も
平和な時代にゲームで
遊べるぐらいがちょうど良いです。

50年後、100年後にプーチンや習近平を
使ってナゾのビームを撃ったり、
肉体芸で戦えるゲームが発売して
遊べるような・・・そんな洒落が出来る
ぐらいに独裁者を抑えて次の時代へ
人類が歩みを進められたら良いですね。



シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日本語:吹替え版] [オンラインコード]

伝説のゲームデザイナー、シド・マイヤーによって生み出されたターン制ストラテジー6作目。悠久の時の流れに耐えうる不朽の帝国の建設を目指します。日本文明も登場しますよ!


【PS4】シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI


シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI -Switch

コンシューマー版もあるよ。
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