どっちもどっちですが
中国よりこっちかなぁ?
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
https://tannbura.com/%e3%80%90%e3%82%b7%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bc%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b36%e3%80%91%e6%9c%80%e7%b5%82%e7%92%b0-2/
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
ゲレゲ
モンゴル側で使うと
交易路出した瞬間に
交易施設が出来るので
即座にブースト二つ取れます。
こちらの方が上手く
能力が機能するような
印象がありますね。
交易路の選択肢さえすれば
すぐにブーストが取れるので
即座に戦争仕掛ければ
交易商を戻して別の場所に
移動先を変えて
ブーストを連続で取得する
力技も使えます。
文明
ジャムチ
外交視野が上がる事に
戦闘ボーナスがどんどん
上がっていく能力です。
外交視野を活用する能力は
他にフランスのカトリーヌも
ありますが、滅多に
活用しない要素なので
少し考えるのが難しいかも
しれません。
戦闘力上げる流れが
ややテクニカルな文明ですが
上手く能力発動させると
全文明の中でも最強の
戦闘力ボーナスを叩き出せる
ポテンシャルがあるのが
モンゴルになります。
ハブや港で交易商の
最大数を増やして
どんどん他国都市に
交易施設を作っていきましょう。
ケシク
強い蛮族の弓騎兵みたいな
ユニットですね。
似たようなユニットに
スキタイのサカ族がいますが
あちらよりは使える印象。
ただしフビライの場合は
そこまで騎兵と相性が良い
訳ではありませんので
オルド利用しないなら
優先度は普通ぐらいでしょう。
オルド
主に騎兵が強くなる
専用の兵営建造物です。
フビライの指導者の場合は
チンギスほど騎兵に
特化してませんが
移動力+1はまぁまぁ強いので
プレイスタイルによって
作っていくかどうかは
吟味していきましょう。
ゲームモードに絡んだ考察
交易商重要なゲームなので
実は一番シナジーあるのは
大企業モードです。
大商人取りやすいので
早めに高級資源回収して
産業化から偉人ポイントを
集めていきましょう。
交易商関連の偉人を
ピックアップして
取得すると良いですね。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
宗教や特定のパンテオンと
相性良い文明では無いので
考察は特に無し。
まぁ状況に応じて。
区域に絡んだ考察
交易商の為のハブ&港。
それから専用建造物がある兵営。
上記の区域は優先しましょう。
交易商重要なので
特にハブと港が優先かな。
世界遺産に絡んだ考察
ロードス島の巨神像欲しいですね。
余裕があったらジンバブエ遺跡も
あると良いですが。
大商人ポイント増やすなら
通商院という選択肢もあり。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
まずは通貨を目指しましょう。
モード込みで極めて重要です。
モンゴルは戦争前にじっくり
下準備を整えて戦う文明なので
太古から速攻で軍事方面に
特化したツリーの進め方を
する必要は無いと思います。
堅実に交易商ユニットを
増やしながら
スパイと言う名の
交易商を送り込みましょう。
社会制度
序盤に対外貿易優先なのは
言うまでも無いですが、
その後は特に優先すべき
順序は無いと思うので
状況に応じて臨機応変に。
交易施設によるブースト
追加能力がありますので
結構ブースト待ちの
調整止めをしていく
形になってくるかと思います。
たんぶらぁ雑記
civ6フビライ・ハン/モンゴルの話
そもそもフビライという
指導者自体がDLCで追加された
以降もあまり使ってないですが
チンギスと比べてどうなんでしょう?
まぁ自分の場合はチンギスの
騎兵奪う能力はアステカの
鷲の戦士同様で確率発動系の
能力なので一切信用しておらず、
単に騎兵の攻撃力がちょっと
高くなるだけという認識しか
していませんのでモンゴルで
使用するならこっちの指導者
でも良いのかもしれません。
どうせ戦闘力上昇の文明能力は
最終的にとてつもない
上昇量まで育てられますので
そこまで下準備すれば
フビライでも戦争には
支障ないでしょうし。
フビライ・ハンの話
モンゴル帝国第5代皇帝であり、
中国 元王朝の初代皇帝です。
civ6での表記は「フビライ」ですが
「クビライ」とか別の
日本語表記もあります。
歴史の授業ずっと寝てたレベルの人
じゃない限りは日本人で名前も
知らないという方は
ほとんどいないでしょう。
鎌倉時代の一大事であった
「元寇」(蒙古襲来)に深く
影響している人物ですので
必ず日本史の教科書にも
名前が登場すると思います。
彼はチンギス・ハンの孫です。
チンギス・ハンの死後は
その子孫達が征服戦で拡大した地域に
新しい国を作ったり、元からあった国を
乗っ取ったりして新しい王朝の
皇帝となっていきました。
兄がモンゴル帝国第4代皇帝になると
フビライは中国方面の征服を任されます。
その後、兄の第4代皇帝が病で急死。
次の5代皇帝の座を巡って
兄弟同士での後継者争いになります。
一時的にモンゴル帝国はこの後継者争いで
南北分裂に発展しますが、最終的には
南側のフビライが後継者争いに勝利。
こうしてフビライは第5代皇帝になります。
フビライがモンゴル帝国の皇帝に
即位した時には既に
当時の中華帝国の金王朝は滅亡。
朝鮮半島の高麗も征服して
一帯を手中に収めていました。
そこでフビライはモンゴル王朝で初めて
中国風の元号を使い、元王朝の
初代皇帝になって中国を支配します。
ぶっちゃけ中華帝国は昔から王朝によって
支配者層の民族がコロコロと
変わっている国ですが、
その中でもひと際異色なモンゴル人が
支配者となる中国王朝の
「大元」が誕生しました。
元はモンゴル人の国という異色の
中国王朝だったのでこれまでの
漢民族や金王朝の女真族の国と違い、
歴代中華王朝の伝統的な思想体系だった
儒教を特に重視しませんでした。
この為、科挙のシステムも採用されず
モンゴル人をトップにする
人種による格付けシステムでした。
(モンゴル人第一主義)
モンゴル人を中心とした
アジア系民族が1位。
次に漢人(金の国民)、
そして最後にフビライが元皇帝に
なってから滅ぼされた中国南側の
南宋の国民、南人という感じの
人種による格付けシステムです。
これによってこれまで
長きにわたり中華帝国では
科挙制度によって選ばれた
学問エリートの官僚たちが
仕切ってきましたが、官僚たちは
没落していく事になります。
そして日本人なら必ずここは
押さえておきたい出来事が
日本への侵攻「元寇」です。
civ6ではフビライが指導者として
追加された事で遂に
北条時宗とフビライが相対する
夢のようなゲームになりましたね。
元寇は1274年の文永の役と
それから7年後、1281年の弘安の役です。
文永の役は朝鮮半島の高麗を征服した後、
そして弘安の役は南宋を滅ぼした後です。
ちなみに元寇は日本だけではなく
ベトナムにもありました。
ベトナムは陸続きなので日本よりも
地政学的に大変な場所ですが、
ベトナムも日本同様に元の軍隊を
撃退して元寇を防いでいます。
元寇については正直言って
義務教育の日本史での扱いは
極めて軽いと思います。
僕が歴史の授業で聞いたのはもう
20数年も昔ですので、現在は
どうか分かりませんが
多分そんなには変わってないでしょう。
僕が中学で習った時には
中学の歴史の先生は
「鎌倉武士はマジクソ雑魚
だったんだけどw
運良く台風来て元軍帰ったんだわw
しかも2度も、ラッキーヤバくねw」
みたいな元寇の説明でした。(実話)
まぁ暴風雨で最後に船が沈んだのは
事実と言えば事実なんですけど・・・
大人になってから学び直すと
流石にそれは日本の奮戦を
軽視し過ぎでは無いかと思います。
現在の歴史教育がどうだかは
よく知りませんが、個人的には
今の時代なら下手な教科書読むよりも
ゴーストオブツシマでも
プレイした方が元寇について理解
しやすいんじゃないかと思います。(苦笑)
元寇については日本・北条時宗の
記事でも書くと思いますので
ここでは詳細は割愛しますが
鎌倉武士たちの奮戦もあり、
日本も元寇を防ぎます。
このあたりからモンゴル帝国の拡大も
限界に近付いてきます。
内政面では主にチベット仏教へ
傾倒し過ぎた為に
散財しまくって財政が悪化。
対策として紙幣を乱発したもんだから
インフレで経済が混乱。
フビライは3度目の日本侵攻を
計画していたようですが、このような
国内財政難から遠征を諦めます。
元は勢いを失っていき、
晩年のフビライは外征と内乱によって
悪化した国内対応に追われます。
78歳でフビライが没すると
漢民族が紅巾の乱という大反乱を起こして
乱を率いた人物が明王朝を建て、
元王朝は幕を閉じました。
※最後に他ゲーですが
ゴーストオブツシマの紹介を
関連で記載しておきます。
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)
Sucker Punch Productions
(海外メーカー)開発の
アクションアドベンチャー。
文永11年の元朝による元寇(文永の役)
を舞台にしたゲーム。
これまでも日本の歴史を描いた
ゲームは多数発売されてきたが
その大半が戦国時代周辺の時代と
なっており、鎌倉時代のあの元寇を
テーマにしたゲームはほぼ
存在しなかったという点で
本作はゲーム史的にも大変画期的。
アクションゲームとしては
ステルスゲーの傾向も強く、
真っ向勝負のアクションだけでは
無い幅広い戦い方が楽しめる。
基本難易度は高めだが
難易度設定により、難しさを
幅広く調整できる為、
アクションが得意・苦手に関わらず
幅広いプレイヤーが楽しめる
仕様となっている。
シンプルなアクションゲーム
としてのクオリティも
最高峰だと思うが、
それを抜きにして
グラフィックやストーリーだけ
見ても素晴らしい。
対馬の美しさや武士の生き様など
多くの感動を与えてくれる
文句なしの神ゲー。
「日本人なら全員プレイして欲しい」
と思うぐらい、たんぶらぁが
最もオススメする和風ゲーム。
無料オンラインマルチの
派生作品である
「冥人奇譚」もあるよ。
モンゴルの話
チンギス・ハンの記事では
チンギス・ハンが崩御するまでの
モンゴル帝国の歴史を紹介しましたので
こちらではチンギス・ハンの子孫の
時代から帝国崩壊までを紹介します。
人類の歴史上、過去に世界征服者となった
アレキサンダー大王のマケドニア帝国は
彼一代で実質上崩壊しましたが
モンゴル帝国はチンギス・ハンの子孫達が
チンギス・ハン同様に優秀であり
さらに後継者指定もしっかり行われた為、
創始者の死後も帝国が繁栄します。
三男のオゴダイ・ハンが後継者となり
ハンを継承。すぐに金を征服します。
彼は金を征服後、モンゴルの地に
首都カラコルムを建設しました。
civ6にも名前が登場する首都ですね。
さらに孫の時代になると3人の優秀な孫が
帝国を拡大していき人類史上例を見ない
大帝国に発展していきます。
バトゥ
フラグ
フビライ
の3人ですね。
日本人は自国の歴史に関わってくる
フビライ以外はあまり知る人が
多くないと思いますが、バトゥは
ロシア、ヨーロッパ方面を支配した人。
チンギス・ハンの残虐性を
色濃く受け継いでる人物と言われ、
キエフ公国を征服。
その後、ドイツとポーランドの連合相手を
ワールシュタットの戦いで破ります。
ワールシュタットというのは
「死体の山」という意味で
この戦争ではモンゴル軍のおびただしい
殺戮行為が行われました。
ポーランドの記事でも多少記載してますが
モンゴル帝国は逆らう相手には容赦なく、
民間人に至るまで徹底的に虐殺した為
その地域が無人の荒野になるほど
恐ろしい残虐性を持っていました。
次にフラグですが、彼は
西アジア地方を支配した人です。
イスラム帝国の
アッバース朝を滅ぼしました。
そしてフビライは後にハンの位を継ぎ、
中国に元を建国します。
こうして孫の時代にはユーラシア大陸を
覆い尽くす勢いで領土を広げた
モンゴル帝国ですが領土が広がり過ぎて
一人のハンだけでは統治困難になります。
チンギスの子のオゴダイあたりから
少しずつ分離が進み、孫の時代には
4つの国に分離していきます。
仲違いして離れる訳じゃないので
分裂じゃありません。
あくまでも支配領域が広くなり過ぎた
という理由での分離です。
互いに敵対する事は無いので
連合国家みたいな形になった訳です。
中国 元
中央アジア チャガタイ・ハン国
西アジア イル・ハン国
ロシア キプチャク・ハン国
の4つに分かれていきます。
ですので日本が元寇で戦ったのは
正確に言うとモンゴル帝国が
分離した後の一つである元です。
モンゴル帝国は苛烈な侵略で
支配地域を拡大しましたが、
ユーラシア大陸の広範囲を
一つの帝国が支配した為に
一旦、モンゴル帝国に入れば
広いユーラシア大陸を
安全に往来する事が出来ました。
この時代に有名な人物と言えば
「東方見聞録」を書いた
マルコ・ポーロですが
彼のような旅行者が長距離を
安全に移動出来たのは
広範囲を一つの帝国が支配していた
という理由もあります。
こうして栄華を極めたモンゴル帝国ですが
この帝国は分離したそれぞれの国が
それぞれの事情により、衰退して
ゆっくりと崩壊していきます。
まず元は指導者の項目で紹介した通り。
経済政策ミスったり、遠征失敗したりが
重なって紅巾党の乱がおこります。
紅巾党の首領であった朱元璋の立てた明
によって中国を追われます。
他のハン国でも後継者争いや王統の断絶で
分裂、分解していきます。
ペストの大流行がモンゴル帝国の
大打撃になったようですね。
疫病と天災が連続して
帝国内はボロボロになります。
このような事から国内が乱れて
後継者争いや王統断絶に発展したようです。
こうして人類史上類を見ない
ユーラシア大陸の大半を支配した
モンゴルという大帝国は
外敵に滅ぼされる訳ではなく
内部からの崩壊で終焉を迎えました。
この時代にモンゴル帝国が侵攻した国、
そして滅ぼした国の数は極めて多く
周辺国にとってはまさに
悪夢のような存在だったでしょう。
滅ぼされた国、敗北して従属した国、
侵攻を退けたが従属した国など
モンゴル帝国に関わった国は
様々な運命を迎えましたが
ほとんど例外レベルに数が少ない
侵攻を退け従属しなかった国
に該当するのが日本(鎌倉幕府)です。
幸運だった事もあるとは思いますが、
先人たちの奮闘によってあの時代に
ギリギリの所で日本が守られました。
モンゴル帝国側の歴史を知る事で
その事をより強く実感出来ると思います。
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