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【シヴィライゼーション6】最終環境(仮)版 文明&指導者考察 ペドロ2世/ブラジル バージョン1.0.12.9

熱帯雨林を植林させてくれ(涙)

ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。

https://tannbura.com/%e3%80%90%e3%82%b7%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bc%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b36%e3%80%91%e6%9c%80%e7%b5%82%e7%92%b0-2/

初めに

ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。

考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。

ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。

特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。

ゲームモードだけ抜粋して記載

秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード

上記4モードのミックス設定です。

指導者

寛大

偉人を採用しやすくなる能力です。

消費した偉人ポイントの20%が
返還されますので連続で
次以降の偉人も採用しやすいです。

ブラジルの場合は専用プロジェクトで
様々な偉人を採用しやすい為、
プロジェクトと合わせる事で
効果を活用しやすいと思います。

文明

アマゾン

熱帯雨林と相性が良い能力。

得意帝区域は熱帯雨林から
大きな隣接ボーナスを得ます。

ハブや聖地なんかは特に
ありがたい印象。

また熱帯雨林のアピールが
+側に変更されますが
この能力を上手く使うのは
特定の効果と
組み合わせる必要があるので
少々難しいと思います。

ミナス・ジュライス

戦艦の代替えとなる
超強力な海洋ユニットです。

まず、ナショナリズムで
解禁は時期が早いです。

その上、戦艦より強力な
軍事ユニットですので
海洋ユニットの中でも
相当に強い部類です。

・・・ただブラジルは
このユニット以外に特に
海洋に強い要素がありません。

いきなり終盤にドンッと
海洋に強いユニットが登場するだけ
ですので、使うかどうかは
プレイスタイル次第だと思います。

固有の海洋ユニット持ち文明は
このパターン多いですね。

ストリートカーニバル

ブラジルが誇る専用娯楽施設。
ブラジルと言えばやはりこれ。

通常の娯楽施設より快適性が1多いです。
現在は娯楽施設の最初の建造物が
強化されたこともあり、ブラジルの場合は
カーニバル→アリーナだけで
快適性+4まで増えます。

凄いですね・・・

さらにこの文明は娯楽施設で
専用プロジェクトが使えます。

専用プロジェクト中は快適性がさらに
追加されて、完了と共に多くのジャンルの
偉人ポイントを取得する事が出来ます。

ブラジルという文明のキモが
ここですね。

これを活用しないならブラジルを
プレイする意味が無いんじゃないか?
と言っても過言では無いぐらい
重要な能力です。

通常、civ6のゲームバランスにおいて
娯楽施設のプロジェクト
「パンとサーカス」
なんて使う必要性はほぼありません。

忠誠心だけですからね。
(何故快適性恩恵ぐらい
 追加しなかったのか・・・)

しかしブラジルにおいてのみ
娯楽施設のプロジェクトは強いです。

娯楽施設でプロジェクトを回す
行為自体がブラジルの専用アクション
みたいな立ち位置かもしれません。

コパカバーナ

ウォーターパーク版です。
沿岸都市ならこっちの方が
良い場合もあります。
解禁遅いけど。

ゲームモードに絡んだ考察

秘密結社は虚無かミネルヴァで。
標準ルールの頃は考えられませんでしたが
最終環境でのブラジルはやり方次第で
結構、信仰とも相性が良いです。
虚無は使い方次第でかなり使えますね。

英雄はやはりヘラクレスかな。
娯楽施設に使う必要性は薄いですが
ブラジル能力と相性が良い区域に
使用していくと良いですね。

重商主義完了まで熱帯雨林は
施設化が出来ませんので
マウイで資源を追加しても良いですね。

熱帯雨林で使えばバナナ引く以外は
高確率で高級資源出ますし。

パンテオン・宗教に絡んだ考察

パンテオンは聖なる道と相性良いです。
アマゾン効果とダブルで
熱帯雨林から隣接ボーナスを
取る事が出来ます。
ただAI優先度も高いパンテオンなので
高難易度だと取れるか難しい所ですが。

聖地隣接ボーナスを取りやすい
能力を持っていますので
宗教能力は労働論理と相性が良いですね。

アマゾンとのシナジーだけではありますが
以外と宗教とも相性が良いです。

区域に絡んだ考察

アマゾンに対応した区域と
娯楽施設がメインになるでしょう。

娯楽施設は非常に強いので
全都市に作るぐらいのノリで
建設して良いと思います。

後は熱帯雨林の状態を見ながら
アマゾンに対応した区域を
優先的に作っていくと良いでしょう。

劇場広場は娯楽施設とも
隣接ボーナス取れますので
ブラジルなら特に相性良いですね。

世界遺産に絡んだ考察

まず熱帯雨林活用なら
チチェン・イツァが当然おすすめ。

どうせブラジルは
熱帯雨林残すでしょうし。

また娯楽施設関連の遺産は
作りやすいです。

コロッセオは狙い目ですね。

ストリートカーニバルと
コロッセオがあれば、中盤ぐらいまで
安定で快適性は最高を維持する事が
出来るかと思います。

ツリー進捗に絡んだ考察

技術

劇場広場以外のアマゾンに対応した
区域の解除を優先する事になるでしょう。

創始狙う場合は聖地から必要なので
占星術から取る事になるかな?

終盤だと非常に強い固有戦艦も
使えますが、基本的に軍事に強い
文明ではありませんので
技術ツリーは区域と遺産を
ターゲットにしてルートを
考えていく事になると思います。

社会制度

勿論、ストリートカーニバルの
解禁を急ぐルートになります。

政治哲学まで終えて
政府変更した後はすぐに
遊びと娯楽へ進めましょう。

たんぶらぁ雑記

civ6ブラジルの話

標準ルールの最初の頃は
マジで辛かったですね・・・

資源が無い熱帯雨林には
一切、施設作れなかったので
相当キツかったです。

熱帯雨林の製材所が
追加されてから大分マシに
なった印象があります。

快適性能力についてもciv6の
快適性バランスが終盤までずっと
右往左往していましたので・・・

時期によって快適性バランスが
大きく上下してしまい、
この文明の強さは不安定で
落ち着いて使う機会が
あまり無かった気がします。

ようやく環境が落ち着きましたので
また腰を据えて
使ってみようかと思います。

AIは無慈悲に熱帯雨林を
伐採しまくりますので・・・

だいたい序盤で領土に加えた
場所以外は世界から熱帯雨林が
無くなってしまうというのが
civ6でよくある光景なんですよね。

やっぱ環境保護のツリーで
熱帯雨林も植林出来るように
しておくべきだったと思います。

ペドロ2世の話

ブラジル帝国時代の2代目にして
最後の皇帝です。

civ6で登場する多くの文明の指導者は
その文明(国)の民族の人物と
なっていますがブラジルの場合は
そうではありません。

ペドロ2世というのは
ブラザンガ家という
ポルトガル最後の王朝の
人物になります。

ですからポルトガル人という事ですね。

二世のこの人物はオーストリア皇后
との間の子供になりますが、
いずれにせよブラジル人ではありません。

詳しくは文明の方の話にしますが、
ブラジルは長らくポルトガルの植民地
でしたのでその関係でポルトガルの
人物が皇帝になっている訳ですね。

ブラジルの場合は他の南北アメリカの
植民地とちょっと
違った歴史を歩みました。

同時代に暴れまわった
スペインを筆頭とする覇権国家と違い
そこまで苛烈な植民地支配を
このブラジルの地ではしなかった為か、
それとも単純にブラザンガ家に
人徳があったのか詳細には
わかりませんがブラジル人の勢力に
一定以上の支持を受けていました。

この為、ブラジルでは独立戦争の際に
その地の原住民が指導者になる形
ではなくこのポルトガル王朝の皇帝が
そのままブラジル皇帝となりました。

独立後、2代目を務めたこの人物は
リベラルな君主であったとされており
長らく続いていた奴隷制の廃止に
尽力をした人物でした。

しかし残念ながら現実にはまだまだ
ブラジルの地も奴隷がいなければ
成り立たない社会構造であった為、
奴隷を利用している権力側の
教会と地主層を敵に回す事になります。

晩年には糖尿病に冒されて
統治能力を失い、地主の支持を
完全に失っていた皇帝サイドは
戦争で力をつけた軍部のクーデター
により廃位させられます。

こうしてブラジル帝国は終わり、
ペドロ2世は亡命先の
パリで亡くなりました。

当時の世界情勢から見て、残念ながら
奴隷解放には至りませんでしたが
掲げていた思想はかなり現代の
ヒューマニズムに通じる点が多く、
帝政廃止以降はブラジル国民から
尊敬されているそうです。

ポルトガル王家の人物では
ありましたがブラジルの
近代化と発展に貢献した功績の大きい
偉人の一人だと思います。

ブラジルの話

ブラジルは現代にも残っている
比較的名前が有名な国だと思います。

南アメリカ大陸最大の国土面積を
持つ国となります。

現代での正式な国名は
ブラジル連邦共和国

この国の大きな特徴として
南北アメリカ大陸では唯一、
ポルトガル語圏の国です。

南北アメリカ大陸では唯一ここだけが
ポルトガルの植民地だった為、
先の指導者の話でも少し触れましたが
他のアメリカ大陸植民地とは
結構違った歴史を歩みます。
(いずれにせよ白人社会の
 植民地ではありますが)

ブラジルの地は長らく、文明が
ほとんど発展しなかったようです。

南アメリカ大陸ではインカ帝国など
一部の帝国が栄えますが、当時の
ポルトガルが入植したあたりの
ブラジルの地はほとんど文明が
発展しておらず完全に
原住民の世界でした。

この為、ポルトガル植民地時代の前は
国家的なブラジルの歴史は
無いに等しいと思われます。

1500年にポルトガル人が入植。

以降はポルトガルの植民地となります。

これは他の文明の話でも書いてますが
ポルトガルはスペインと違い、
速攻武力で原住民を支配するという
植民地政策を取っていませんでした。

同じ言葉を教えたり、宗教的に
同じカトリックを信仰させて
しまえば別に敵対しなくても
そのまま取り込めるという
植民地手法ですね。

この為、スペインやイギリスが
アメリカ大陸で起こした苛烈な
原住民及びアメリカ大陸に
元々存在していた帝国勢力との
戦争・虐殺の歴史というのは
かなり薄いようです。

ただし、プランテーションの
労働力としてインディオが奴隷化
された点は他と変わりありません。

ポルトガルは原住民のインディオに
加えて別の植民地であるアフリカから
黒人奴隷を連れてきてファゼンダ
と呼ばれるコーヒー豆の大農場で
奴隷に働かせ、それにより
植民地収益を上げていました。

ここから300年ほど変わらない
ポルトガル植民地時代が続きます。

変換点は1800年代に起きた
ナポレオン戦争。

この戦争でフランス軍が
ポルトガルに侵攻。
ポルトガルは窮地に立ちます。

力を弱めていくポルトガル皇帝ですが
1820年にポルトガルを自由主義的な
立憲君主制国家に変革する
革命が起こり、避難的な意味も兼ねて
リオにいたジョアン6世は帰国。

ブラジルの統治として
ブラガンサ家の皇太子ペドロが
摂政としてブラジルに残留しました。

こうしてブラジルでは
宗主国のポルトガル弱体化を受けて
ブラジル人から一定の支持を
受けていた摂政のペドロを皇帝として
ブラジル独立戦争が勃発。

ブラジル帝国として独立する訳です。

civ6ではペドロ2世が指導者ですので
期間はわずか50年程度ですが
軍事クーデターで帝政が倒れるまでの
ブラジル帝国時代をイメージして
ブラジルという文明がデザイン
されているんだろうと思われますね。

その後は大分近代的な話になりますが
軍事独裁政権時代→民政移管みたいな
旧植民地の発展途上国にはありがちな
ちょっとずつ近代的な国に
進みつつあるも・・・
中々、現実的に問題も多く
そう簡単には上手くいかない
という難しい歴史を歩んでいます。

ちなみに我が国、日本との関係性ですが
距離が無茶苦茶遠い国なんですが
それに反して・・・

世界各国の中でも特に
日本との縁が非常に深い国です。

1908年にブラジルと日本の
本格的な移民政策がスタート。

ここから凄く縁が深い国になったと
されていますね。

双方からお互いに多くの集団移民が
行われまして、ブラジルには
日系ブラジル人として今では
5~6世の世代のようですが
ブラジル社会に溶け込んでいるそうです。

逆に日本でも相当、ブラジル人は
比率が多いです。

アジア圏以外でブラジル人だけ
比率が高いのは、このように
人的、経済的に結びつきが強い事が
主な要因のようですね。



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