最後は悲惨でしたが・・・
固有武将の評価解説です。
今作の固有武将は
固有チャージ
固有閃技
固有無双奥義
はありませんので存在しない
項目については紹介しません。
※プラスやり込みで最強武将の
育成データにもなっています。
https://tannbura.com/%e3%80%90%e6%88%a6%e5%9b%bd%e7%84%a1%e5%8f%8c5%e3%80%91%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81/
武将ステータス
今作は全武将共通で
技能により階級の限界突破して
能力を増やす事が出来ます。
よって全て最大です。
技能習得
勿論、全部取得。
今作は全武将で取れる技能に
ほぼ差はありません。
ステータスアップ系は少し
差がありますが、最終的に
限界突破でステータス増えるので
どうせ全部カンストするから一緒。
家紋コラム
信玄と同じ武田家の「武田菱」
と呼ばれる家紋です。
得意武器
基本武将特性
武田勝頼のテーマ属性は烈風です。
神馬技能付きの軍馬で突進の際は
烈風の属性が乗ります。
信玄とは違う属性ですね。
無双奥義
通常無双奥義の文字は直。
無双秘奥義は貫となります。
無双奥義は武器種ごとに
汎用アクションとなります。
武田勝頼のコラム
武田勝頼
武田信玄の四男で
信玄の死後に家督を相続した
信玄の次の武田家当主です。
この人物はどうしても
長篠の戦いで大敗した事や
武田家滅亡の際の当主であった為に
評価が低くなりがち・・・
ではありますが、それほど無能な
次世代では無かったと思います。
現に長篠の戦いまでは
非常に戦に強く、信玄も落とす事が
出来なかった高天神城という
要所の城を攻略しています。
長篠の戦いでは
反対派の重鎮たちの意見を
押し切って戦いに突入しますが・・・
結果的には織田徳川連合に大敗北。
歴史的に銃がメインとなる
人類の戦いの歴史の大きな転換点
の戦だったという事もありますし、
当時あんな戦術を取る事が出来たのは
信長ぐらいだったでしょうから
(金の問題で)
勝頼にとっては運が無かったとも
言えるかもしれません。
いずれにせよ
馬場信春、山県昌景、内藤昌豊、
原昌胤、真田信綱・昌輝兄弟などなど
この戦で勝頼は信玄の時代から
仕えていた武田家の歴戦の猛者たちを
多く失ってしまいました。
「人は石垣、人は城、人は堀」
と名言を残した信玄が見たら
これは嘆いた事でしょう。
立地や金ではなく、まさに人によって
堅牢な防衛を築いてきた武田家に
大きなヒビが入りました。
しかし、武田家が衰退した一番大きな
原因は実は長篠の戦いではなく
その後の甲相同盟の破綻にある
という説もあるようです。
確かに長篠の戦いで勝頼は
多くの歴戦の猛者たちを失いました。
しかし、それだけで武田家が
徹底的に追い込まれたか?と言うと
そこまでとは言えませんでした。
勝頼の信頼が失墜して、武田家の
内部分裂が激しくなる要因となったのが
その後の甲相同盟の破綻です。
過去作の無双シリーズでは実際に
無双武将としても参戦しており、
ストーリーが描かれた事もありますが
上杉家では謙信の死後に
家督争いが起こります。
家督争いした養子の一人である
上杉景虎は元々は北条の人間でしたが
武田勝頼はこの家督争いの際に
上杉景虎を支援せずに
見捨てた形になりました。
この為に武田家は北条家と長く
同盟関係にありましたが、同盟が破壊。
完全に武田家は孤立していきます。
1582年、完全に弱りきった武田家に
いよいよ織田徳川連合が討伐に
乗り出すとほとんどの武田家臣は
マトモに戦わずに離反します。
もはや信玄の築いた人という城は
無くなっていました・・・
唯一、マトモに戦ったのは
勝頼の弟である仁科盛信
ぐらいだったのではないかと思います。
この人は実は後世で忠臣として
大変評価されました。
ほとんどの武田家臣が離反する中で
最後まで勝ち目のない戦でも
当主の為に戦った弟でもあり、
同時に忠臣でもあった訳です。
現代でも長野県歌『信濃の国』で
「仁科の五郎信盛」と歌われています。
そんな仁科盛信のような数少ない
抵抗はありましたが、
天目山の戦いに敗れて
家臣の城に逃げるも逃げ込んだ
家臣からも裏切られ・・・
最後は山奥で
嫡男の信勝や正室の北条夫人共々に
自害するという憐れな最後でした。
享年37。
こうして名門だった
甲斐武田家は信玄の代の輝かしさ
からは考えられないほど
悲惨な最後を迎えて滅亡しました。
そこまで無能な人物でも無かった
武田勝頼でしたが、長篠の戦いから
どうも驕りや焦りのようなものが
あったのかもしれません。
そしてそれを諫めていた忠臣たちの
多くも長篠の戦いで散りました。
彼の本当の敵は
「織田信長」でも「徳川家康」
でもなく・・・
「あまりにも偉大過ぎる父」
だったのかもしれません。