礼拝所格安うめー(敵で登場しても)
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
信仰がもたらす正義
後半の能力はオマケですが
礼拝所を10分の1という
超格安で購入出来る文明です。
この能力はアラビアがいる
世界であれば全文明に
適応されますが、AIは
あんまり意味を理解しないので
それほど利用される
リスクはないと思います。
逆に!相手側の文明に
アラビアがいた場合は
プレイヤーがガンガン
利用出来ます。
クレオパトラの能力同様に
敵側能力で美味しく利用出来る
civ6の数少ない能力ですので
自分で使わない場合でも
これだけは覚えておきましょう。
文明
最後の預言者
後半の能力は超絶オマケですが
要するに必ず創始出来る
という能力です。
それだけ・・・といえば
それだけですがこの能力は
難易度が高くなるほど
恩恵が高まります。
高難易度ではAIが
驚くべき速さで創始してくるので
宗教創始がかなり大変です。
そんな中でもこの文明は
必ず創始出来るので
太古の貴重なリソースを
創始にかける必要がありません。
難易度設定により評価が
大きく変わる能力です。
マムルーク
隠れたガチ固有ユニット。
毎ターン確実に回復します。
相当強い騎士ですね。
回復力高める効果とも
相性が良いので
使途レベルアップ能力の
従軍牧師があると
さらに性能を発揮出来ます。
衛生兵は時代的にさらに
後半なのでマムルークと
組み合わせるの難しいと思いますが
使途ならば時代的にも
合わせる事が出来るはずです。
レベルアップ能力が
ランダムなので安定はしませんが。
マドラサ
・・・まぁ初期civ6の頃の
能力らしいっちゃらしいですが
そんなに強くはない固有ですね。
ただアラビアの場合はこれがあるので
キャンパス区域作る場合は
出来るだけ隣接に拘りましょう。
現在は嵐の訪れで礁や地熱孔が
追加されましたので
やろうと思えば大きな隣接ボーナスも
狙えると思います。
現環境ならグレートバリアリーフの
横に置くという手もありますね。
ゲームモードに絡んだ考察
確実に創始可能な文明で
信仰プレイとは相性が良いです。
英雄は重要視してプレイしましょう。
一応マドラサもあるので
ヘラクレスとは相性が良いです。
創始急がなくて良いとはいえ
聖地区域についても
特別早く作る手立て無い文明ですし。
秘密結社は勿論、虚無一択。
信仰力を絡めたコンボが可能になるので
専用モードとの相性も良いですね。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
まずパンテオンについては
特別に相性良いものは無いです。
引いた土地次第で使えそうな
パンテオンを選びましょう。
宗教能力についてですが
信者の信仰は理屈上
イエズス会による教育が相性良いです。
イスラムなのにイエズス会とは
これ如何に・・・
二つ目の能力については
この文明の場合、礼拝堂が安く購入出来るので
例外的に初手から崇拝の信仰を
持ってきても良いのかもしれません。
創始の際に崇拝の信仰を取らない場合は
後々、使途での能力追加が
必須になってきますので
やはり信仰力がオトクになる
能力を優先したい所ですね。
区域に絡んだ考察
聖地とキャンパス優先。
特に聖地は太古で創始を
急ぐ必要こそ無いものの
最終的には沢山あった方が
良いと思います。
山岳の周辺は激戦区になりそうですね。(笑)
世界遺産に絡んだ考察
これと言って特に無し。
まぁプレイヤーごとに
プレイ方針に合わせて
作りたいもん作ったら良いでしょう。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
マドラサは大学の代替えなので
教育ツリー取得せねば
いけませんし、早めに筆記は
取り終えてキャンパスを作り
偉人ポイントを確保する
流れになると思います。
幸い、この文明は聖地後回しでも
創始出来ますし。
マムルーク使う場合は
早めに青銅器取って鉄発見から
確保に向かいましょう。
あぶみも優先で。
社会制度
中世以降にマムルークゲーするなら
騎兵コスト減の政策は
優先的に目指して取りましょう。
宗教系の文明全般に言えますが
神権政治が鬼強いです。
君主制→神権政治
あたりの政府の流れは
鉄板だと思います。
なるべく早く政治体制を
切り替えられるような
ツリーの進め方が出来ると良いですね。
たんぶらぁ雑記
civ6アラビアの話
結局この文明は初期から
ほぼ能力変わりませんでしたね。
高難易度では創始がラクなので
今でも以外とありがたい存在です。
自分の場合はあんまり
キャンパスに入れ込まない
プレイが多いので
この文明はマドラサというより
マムルークゲーで
使う事が多いです。
あのユニットは毎ターン回復するので
ホント面白いです。
そう言えば現在は
若返りの泉なんて自然遺産も
登場しましたから
若返りマムルークとか出来ると
楽しそうですねー。
サラディンの話
サラディン、またの呼び方を
サラーフッ=ディーン
ちなみに本名ではありません。
この人物はイスラム世界では
超ウルトラ級の有名人ですね。
civ6の指導者には各国の
錚々たる偉人が揃ってますが
その中でもかなり有名人でしょう。
エルサレム王国を破り、
第3回十字軍を退けたことから
イスラム世界の英雄とされています。
ビザンティンの記事で少し
十字軍についても記載しましたが
十字軍の華と言われた第3回十字軍の
豪華な英雄たちと死闘を繰り広げて
勝利したのがこのサラディンです。
彼はアイユーブ朝という
12~13世紀のイスラム王朝の
創始者でもありますのでciv6での
アラビアという文明は
アイユーブ朝をモデルに
デザインされてるんだと思います。
アラビアの話
アラビアというと文明の名称
というよりも地名のイメージの方が
強いかもしれません。
アラビア半島のアラビアですね。
civ6ではこの地域で栄えていた
イスラム王朝を指しています。
イスラム王朝というだけなら
地域は違いますがciv6に登場する
他の文明だとマリも同じですね。
指導者の項目でも触れましたが
civ6ではサラディンなので
12~13世紀頃のサラディンの
イスラム王朝が主になっていると思います。
色んなイスラムの王朝が
あの辺の地域で起こりました。
イスラム王朝というのは
ムスリム(イスラムの信徒)が
皇帝や国王の国です。
まぁ現代でも沢山ありますよね?
中東の石油産出国は基本これです。
王朝の血族はだいたい預言者ムハンマド
や過去のカリフ(最高権威者の称号)
の血脈を継ぐような
高貴なお家柄とされており、
これが国体としての正当性になります。
最初のイスラム帝国は割と早く
数世代でカリフが
暗殺されて終焉を迎えます。
この後に別の分派が王朝に付きますが
これをシーア派と言います。
・・・で最初のがスンナ派ですね。
我ながらすげー適当な
イスラム世界の紹介ですが(滝汗)
ニュースでも出てきますよね。
イスラム世界のマジな歴史は
超複雑で難しい専門分野なので
ちゃんと知りたい方はこんな記事
じゃなくてしっかり調べようね☆
このように凄い古い時代から
根深い抗争がある為、同じイスラム教
でも深い対立がある訳です。
この辺はキリスト教も同じですが
よく言われる
「異端の罪は異教の罪より重い」
ってヤツなんでしょうか・・・
端から多神教の日本(神道)は
こういう所が大分薄いので
キリスト教同士やイスラム教同士の
骨肉の争いは日本人には
理解し辛い所がありますね。
数多くのアラビア半島における
イスラム王朝があり、
全て紹介するのは大変なので
サラディンのアイユーブ朝だけ
抜粋して紹介します。
アイユーブ朝はスンナ派の
イスラム王朝です。
最初のカリフのヤツですね。
元々サラディンはシーア派の
別のイスラム王朝の軍人でした。
エジプトの記事も少し記載しましたが
エジプトはイスラム王朝にも
支配されていた歴史があります。
エジプトを支配していた所ですね。
そこで宰相に就任したサラディンは
実権を握って自分が王となります。
元々シーア派王朝だったものを
自分が実権を握ってスンナ派の王朝に
乗っ取ってしまった訳ですね。
サラディンは英雄的な
活躍をして十字軍などを相手に
奮闘しますが、彼の死後も
アイユーブ朝自体は続いていきます。
ただ大きな力で王朝をまとめていた
サラディンの死後はかなり
不安定だったようですね。
一部の後の盟主の時代には
統治が回復した時もありましたが、
半独立の地方政権が多数誕生するなど
かなりバラバラでした。
結局、マムルークのクーデターで
カイロのアイユーブ朝政権は滅亡します。
そうなんですよ。
マムルークです。
マムルークによってアイユーブ朝は
滅んでいるんですよね。
マムルークってのは
奴隷身分出身の軍人の事です。
トルコ奴隷などとも言われます。
アラビア世界ではこのような
奴隷身分の人間を軍人として
活用していました。
ただし、奴隷と言っても
例えば白人社会での奴隷制度とは
少々位置付けが違うようです。
civ6に登場するイメージ通り
騎兵もいましたから
重要な戦略物資である馬を
与えて戦争という重要な役割を
任すぐらいです。
時代と共にマムルークの地位にも
違いはあるようですが、白人社会
での奴隷のように単に虐げられ
続けるだけの存在というよりは
軍人の弟子のような
身分だったようです。
オスマン帝国などもっと後の時代の
イスラム帝国でもこの
マムルーク制度は存在していました。
こうしてアイユーブ朝は
マムルークのクーデターで政権滅亡。
元々、微妙な統治でしたので
カイロの政権が滅亡した後も
地方政権が残っていましたがこちらも
モンゴル帝国とその後のイスラム王朝
であるマムルーク朝の抗争の過程で
消滅したと言われています。
1200年頃の話です。
civ6ではアイユーブ朝のサラディンを
指導者にしてますので実は歴史的な
背景を知ってるとマムルークが
固有ユニットなのは皮肉な話
だという事がわかりますね。(苦笑)
シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日本語:吹替え版] [オンラインコード]
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