鉱山を愛する文明
ニューフロンティアパスも終了し
環境が落ち付きましたバージョン1.0.12.9
での文明&指導者考察です。
初めに
ニューフロンティアパスから
様々なゲームモードが追加されましたので
個別の考察は全て具体的な
ゲームモードを含めた様々な詳細設定を
しっかりと選定した上での
内容としています。
考察の前提となるゲーム設定は
下記の通り別記事でまとめていますので
予め前提となる設定をご確認下さい。
ゲーム設定の前提が異なると
内容が全く異なってきます。
特定のゲームモードを前提とした
動かし方も考察内容に含みます。
ゲームモードだけ抜粋して記載
秘密結社モード
英雄と伝説モード
独占と大企業モード
蛮族の部族モード
上記4モードのミックス設定です。
指導者
エブロネスの王
軍事ユニットを訓練するたびに
20%の文化力が還元される
という凄い能力です。
ニューフロンティア産の追加文明は
凄い能力が多いですね・・・ホント。
この文明は太古からずっと
軍事ユニットを作り続ければ
ひたすら文化力が増えていくので
軍事ユニットを作り続けているだけで
文化勝利を狙う事も出来ます。
またシンプルに対応する3種類の
陸上ユニットの軍事力が強いです。
戦闘力強化能力の凄い点は
敵ユニットにも対応している点で
近接なら少なくとも1体は
敵ユニットが近接しますから
近接戦同士の戦いでは自動的に
戦闘力は2以上は増えます。
味方が大量に隣接していれば
隣接してる数だけ戦闘力が
増えていきますので物量戦と
相性が良い文明となっています。
物量揃えれば簡単に戦闘力6
ぐらいは増えますので
陸上の軍事力はトップクラスに
優秀な能力だと思います。
この手の汎用性高い
戦闘力強化は太古から蛮族
相手にも有効ですので
幅広い用途で使いやすいですね。
文明
ハルシュタット文化
特殊な区域設定となっている能力。
都心に区域を隣接させる事が出来ず
(用水路は例外でok)
他区域からの隣接ボーナスも
取る事が出来ません。
そのデメリットと引き換えに
この文明は鉱山が全ての区域と
隣接ボーナスを取る事が出来ます。
要するに全部工場地帯の
鉱山隣接ボーナスと一緒になります。
そんな区域の特殊性はありますが
同時に強力過ぎる鉱山強化を
保持しています。
鉱山を作るだけで文化爆弾が発動し、
かつすべての鉱山は文化力+1です。
お手軽で超強いです。
恐らく最強の文化爆弾ですが
流石に資源すら必要無い簡単過ぎる
施設の文化爆弾なので他文明の
領土は奪う事が出来ません。
(出来たら強過ぎだから当然だが)
鉱山連打してるだけで超絶強い
という能力なのでこちらの方は
シンプルに強いですね。
オッピドゥム
工業地帯の代替えです。
ドイツの固有工業地帯とは
全く方向性が違いますが
これはこれで独特の強さがあります。
まず兵営と同じ防御区域になります。
強いですが・・・まぁ工業地帯は
隣接ボーナス重視で配置すべき
ですので、オマケ効果程度の認識で
良いでしょう。たまに使えます。
隣接ボーナスは非常に特殊で
戦略資源か採石場に隣接していないと
ロクなボーナスが取れませんが・・・
この区域の最大の魅力は
何といっても解禁時期が早い事です。
ナントこの区域は鉄器ツリーで
解禁になります。
古典時代から作れる工業地帯で、
しかも建設すれば自動的に
徒弟制度が完了するという
優秀過ぎるオマケ効果付き。
流石ニューフロンティアの
大盤振る舞いですね。
ガエサタエ
戦士の代替えでコストが少し
高いですが、格上の相手と
都市攻撃に強いユニットです。
アステカの鷲の戦士とは
少し方向性が違いますが、
これはこれで強力な戦士の代替え。
特に太古では自身より
基本戦闘力が高い槍兵を
ボコボコにするのに適した
強力なユニットです。
ヒッタイト相手でも
戦闘力+10で優位に立ちます。
ガリアは指導者能力と合わせて
このガエサタエを使う事で
太古から剣士並みの戦闘力の
代替え戦士を使う事が出来ます。
太古から積極的に戦争や
蛮族潰しを行っていきたいですね。
特に都市攻めに強いので
やはり対文明戦は行いたい所。
ゲームモードに絡んだ考察
戦争強い文明なので
緋の同盟の秘密結社も
悪くない選択だと思います。
虚無かミネルヴァか
色々選択肢がありますので
プレイスタイルに応じて
変えていくと良いでしょう。
英雄とも相性が良いです。
戦争に強い陸上の英雄を
積極的に採用するも良し。
内政で使える英雄を
採用するも良しです。
双子やピッポリュテ、ムーランなど
シンプルに戦争で強い英雄がいると
軍事はより安定感が増します。
特に頭数増やす双子との
相性は最高峰です。
味方が増えるほど、どんどん
指導者能力で戦闘力増えますので。
この文明の場合は最優先で
持ってきたいですね。
物量戦で強い文明なので
卑弥呼も相性良いです。
大量の長距離戦闘ユニット並べて
卑弥呼と一緒に撃ち込むだけで
相当ラクに戦闘が進むはず。
一方でヘラクレスやマウイなど
内政で使える英雄も良い選択肢です。
マウイはこの文明の場合
鉱山か採石場用の資源を呼び出すと
その後の内政が大きく向上しますので
この文明以外ではあまりおすすめは
しませんが、普通の平原や草原
(丘陵込み)
で使っていくと良いかもしれませんね。
英雄との相性という点から見れば
信仰力稼げる虚無も良いです。
蛮族モードとの相性も極めて良いです。
指導者能力の対象となる兵種がいたら
すぐに採用して雇用しましょう。
蛮族モードの事も考えると
ゴールド収入も重要です。
蛮族の前哨地潰すのもラクなので
前哨地潰すボーナスも取りやすいです。
運次第ではありますが
大企業モードでは軍事ユニット生産を
強化する企業効果の高級資源を
優先的に確保しましょう。
ガリアがこれがあるかどうかで
動きが大きく変わります。
軍事ユニットの生産力を
向上する事が出来れば
終盤までずっと軍事生産政策と
組み合わせて文化力を
荒稼ぎする事も可能です。
パンテオン・宗教に絡んだ考察
鉱山や採石場に入れ込む文明なので
パンテオンは偶像や環状列石を使うと
文明と相性が良い施設をより強化が可能。
宗教能力は何でも良いですが
信仰力に余裕があるなら
十字軍とか使えると戦争には
さらに有利になります。
区域に絡んだ考察
区域は都心に隣接出来ない
という制約がある文明なので
少し使い辛いですが、それでも
専用のオッピドゥムは相当強いです。
当然、この区域は
連打していく事になります。
また戦争に強く、戦闘ユニットを
訓練してるだけで文化力が
増え続ける文明ですので
兵営ともすこぶる相性が良いです。
どうせ兵営は都心に隣接させる事が
最初から出来ませんので
ガリアでのデメリットもありません。
兵営と専用工業地帯中心に
区域を作っていくと良いでしょう。
なお、港区域は逆に相性が悪いです。
世界遺産に絡んだ考察
この文明で最高に相性が良い遺産は
ゼウス像です。
この遺産は積極的に狙いたいですね。
ゼウス像作っておくと多くの
軍事ユニットが増える事も良いですが
恒久的に都市での対騎兵ユニットが
生産しやすくなります。
政策と合わせると最大で100%生産力を
増やす事が出来ますので
対騎兵を大量生産して文化力を
荒稼ぎする戦法も可能となります。
基本的に遺産はそこまで積極的に
作る必要が無い文明だと思いますが
この遺産だけはおすすめですね。
鉱山文化爆弾で領土増えやすいので
遺産用のタイルは確保しやすいですが。
ツリー進捗に絡んだ考察
技術
最初に採鉱からスタートするのは
言うまでもありませんが
その後は最速で鉄器を目指しましょう。
蛮族3体倒しつつ、青銅器で
鉄を発見して鉄鉱山を確保するのが
理想的な流れです。
弓ラッシュも強い文明なので
余裕があれば畜産→弓術までは
同時並行で取りたい所です。
ガエサタエは都市攻撃に強いので
敵都市に防壁がある場合は
石工術のツリーを早く完了させて
破城槌を解禁すると良いです。
この文明は破城槌+ガエサタエ
だけでもしばらくは十分戦えます。
徒弟制度はオッピドゥムで
自動的に完了します。
オッピドゥムで完了させる方が
有益ですので、進めなくて良いです。
社会制度
軍事ユニットの大量生産が
中長期的にずっと戦略の要になります。
スパルタ教育から始まる
軍事生産政策は優先的に
取得していきましょう。
同時に軍隊が膨れ上がっていくと
維持費も大きくなるので
徴兵から先のユニット維持コスト
削減政策も重要になります。
たんぶらぁ雑記
civ6ガリアの話
こうして振り返ってみると
大コロンビアやバビロン、それから
ビザンティンあたりよりは
少し劣るかもしれませんが
この文明も
「ニューフロンティアの香りが漂う
典型的な強文明ですね。」
前記した連中は逆に
能力が強過ぎる部類なだけです。
ガリアだって十二分に強いです。
デメリットで一番キツいのは
区域と都心を隣接出来ない
という制約かと思います。
これがあるのでどうしても
区域との相性に少々難がある事は
否めませんが・・・それぐらい
些細な事と思えるほどに
他が全て強いです。
鉱山作って軍事ユニット作ってる
だけで文化力も何とかなってしまう
という脳筋っぷりが凄い。
指導者能力と卑弥呼が
組み合わさると素晴らしい
戦闘力補正になりますので
個人的には好きな方ですね。
アンビオリクスの話
ガリア人の一派である
エブロネス族の王です。
ちなみに王は2人いまして
もう一人はカタウウォルクス
という人です。
civ6では指導者能力にも
なっていますがエブロネスの王は
「エブロネス族の王様」
という事です。
アドゥアトゥカの戦いもしくは
アンビオリクスの反乱と呼ばれる
ガリア戦争の局地戦で
カエサル率いるローマ軍に
大きな痛手を与えました。
一度はカエサルに痛手を与えますが
その後カエサルの復讐が始まり
ローマ軍はエブロネス族の領地を占領。
カタウウォルクスは自殺して
エブロネス族の領地はローマ軍に
奪われてしまいます。
しかしアンビオリクスの方は逃亡して
生き延びたようですね。
以後エブロネス族の抵抗は
無くなってしまいます。
(他の部族のガリア人はまだ
ローマに抵抗続けますが)
最終的にはガリア戦争で
ガリア人の領地はローマに征服されて
属州になってしまいますが
ローマの支配に抵抗し、
ガリア人の自由を求めた英雄
として後世にも名が残る
著名な人物となりました。
ヨーロッパ世界では割と
知名度の高い歴史的な偉人の一人
として評価されているようですね。
ガリアの話
古代ローマ人による呼称で、
ガリア人が住んでいた地域の事です。
civ6ではゲーム性質上、どの文明も
「帝国」となってますが
帝国はおろか、国というより
そういう名前の部族がいる地域が
あったというだけです。
※厳密にはローマ末期の
260年から274年までローマ帝国から
事実上独立していた為、
このごく短い期間だけガリア帝国
として存在した事はあります。
場所はイタリア半島北部あたり。
当初ガリア人は長い期間にわたって
互いに反目しあっており、
ガリア内が統一されることも
ありませんでした。
ケルト語を話す人たちを
ローマ人たちは「未知の人」という
意味でケルト人と呼称していましたが
ガリア人は分類としてはこの
ケルト人の一派となります。
よくケルトって言葉は
耳にすると思いますがあれは
古代ローマの言葉で「未知の人」を
表す言葉だそうで、もともとは
民族を表す言葉では無いそうです。
ガリアは最終的にはローマに制圧されて
属州となってしまいますが
実は最初はガリアからローマに
侵攻しています。
紀元前390年頃、
共和制ローマに対して侵攻します。
首都ローマ近郊で起こった
アッシリアの戦いでは
ローマに完勝して首都を蹂躙。
これを契機にローマは
ガリア制圧を目標にします。
紀元前58年になってカエサルの
時代になるとガリアに侵攻。
ガリア戦争が勃発します。
アンビオリクスの項目でも記載
しましたように、一時的には
団結して大反乱を起こしカエサルを
追い詰めますが・・・
最終的にはカエサルに敗れ去ります。
こうしてガリアは共和制ローマに
制圧されて属州となってしまいます。
ガリアが独立していた歴史としては
これで終わりとなります。
しかし、実はここから先の歴史として
ローマ文化との同化と
ゲルマン人とガリア人の混血後に
フランク王国(フランス)
に繋がっていく歴史になります。
ですのでその後の流れも
少し触れておきます。
ローマ共和制時代に属州となる
ガリア地域ですが、その後ローマが
帝政期の時代になって
少しずつ弱体化した以降も
おおむね平穏を保ち、
税収面などで帝国を支えます。
反乱もあったようですが、
そこまで大きなものは
発生しませんでした。
ガリアがローマ文明と上手く
融和した詳細な理由は不明確ですが
とにかくガリアではローマ文明が浸透。
「ローマ化」が最も浸透した
地域の一つに数えられます。
ガリア文化とローマ文化が融合した
独自のガロ・ローマ文化を形成しました。
その後、ローマ崩壊の決定打の一つとなる
ゲルマン人の大移動が起こり
大量のゲルマン人が流入してきますが
ガリア地域ではゲルマン人の
一派であるフランク人が
流入してきて混血化が進みます。
ローマ末期となるとローマ帝国は
広い領土の地方を維持する力が
無くなってしまいます。
帝国内にはいくつもの半独立地域が出現。
ガリアもそのうちの一つとなり、
短い期間だけローマから独立しますが
すぐにローマに再統合されます。
最終的にローマは東と西に
分割されますが
西ローマ帝国は早々に滅亡。
ガリアは西側でしたので
こうして空白地帯になった所に
フランク人(既にガリア人と混血)が
フランク王国を建国する事となり、
これが後のフランスとなるという訳です。
civ6ではニューフロンティアパスの
DLCでビザンティンと共に追加された
文明となりますが、ビザンティンは
東ローマ帝国ですので
それに対して西ローマ地域側の文明を
追加したものと思われます。
シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日本語:吹替え版] [オンラインコード]
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