自分の再度のお勉強も兼ねて
今回はマスターデュエルから
初めて遊戯王を始めたという方、
もしくは自分と同じように
非常~に長い年月もう遊戯王から
離れていてほとんど忘れてしまった
というような
ガチ初心者向けの用語紹介記事です。
カードゲーム全般で使われる
専門用語や遊戯王で使われる専門用語
などわかりやすく紹介したいと思います。
僕自身10年以上前の世界から
ワープしてきた浦島太郎
みたいな存在ですので(笑)
僕自身、覚え直し中ですから皆さんと
一緒に覚えていきたいと思います。
https://tannbura.com/%e3%80%90%e9%81%8a%e6%88%af%e7%8e%8b%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%87%e3%83%a5%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%80%91%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81/
アドバンテージ
カードゲームプレイヤー層が
大好きな用語ですね。
こういう用語使ってるヤツは
カードゲーマー率が高い(偏見)
日本語で言うと「優位性」
略して「アド」とも言います。
派生してアドバンテージが
得られる行為・状況をアド得。
逆に損する行為・状況をアド損
などとも言います。
(もしくはディスアドバンテージ)
カードアドバンテージの概念は
遊戯王よりも他のカードゲームの方が
やや落ち着いている印象ですので
もっと堅いカードゲームの方が
この辺の概念が強いですね。
遊戯王はたった1枚でかなり
狂った性能を発揮する
パワーカードも多いので
カードアドバンテージだけで
中々判断し辛い所もあります。
アドバンテージという言葉は
厳密には「優位性」という意味
だけですので正確に区分けすると
- 情報アドバンテージ
- ライフアドバンテージ
- ハンドアドバンテージ
- ボードアドバンテージ
- 墓地アドバンテージ
- 除外アドバンテージ
などに分けられます。
ライフアド以降は
カードアドバンテージの部類ですね。
現在の遊戯王はカードパワーが
上がった為に昔以上に
墓地や除外ゾーンを
利用しやすくなりました。
デッキによっては特に墓地などは
第2の手札感覚で利用出来ます。
疑似的な手札みたいなもんとも言えますね。
情報アドバンテージは昔は
手札覗くカードとか色々あったんですが
やはり相手の情報を覗くと
プレイングの試行錯誤の奥深さが
無くなってしまう事もあり、やり過ぎた
覗きゲーカードは
だいたい禁止になりました。
今はそんなにもう無いですかね。
ちなみにまたリアルの悪口みたいな
話になってしまいますが(汗)
リアルの場合はデッキから
カードを強制的に外に出す
(墓地や除外ゾーンなど)カード効果が
発動した場合に3枚全て出せなかったら
相手にはデッキを全て確認する権利が
与えられてしまうんですよ・・・
ようは強制効果なのにそれを
行わないというズルをしてる可能性が
出てきちゃう訳ですね。
古いカードで言うと
抹殺の使徒、撲滅の使徒、
連鎖破壊などがそうでしたが
デッキの全カードを
確認されちゃうんですよ。
特に昔は強力なデザイナーズテーマも
ありませんでしたから必須級の
汎用カードの割合が多かったので
デッキ全部確認されたら
構成が全部バレてしまうだけでなく
手札のカードまで
予想されてしまいました。
例えば死者蘇生がデッキに無ければ
「十中八九入ってるだろうから
きっと手札にあるんだろうなぁ・・・」
みたいに予想されてしまいます。
知り合いと普通にプレイしてるぐらいなら
イチイチそこまでしませんが、
大会なんかでは普通に行われていました。
電子版の場合はプレイヤーの手が
介入する事無く自動的に処理が
行われますのでこのような事も
発生しない訳です。
素晴らしいですね!
1:1交換
アドバンテージの話の続き
みたいな項目ですが
こういうカードの事ですね。
相手のカード1枚と交換みたいなヤツ。
昔はカードパワーが低かったので
このような1:1交換カードは
安定した強力除去カードでした。
モンスター破壊の地砕きとか
10点満点中9.8点みたいな
世界でしたからね。
1:1交換以上が出来る
ブラックホールとかそういうカードは
壊れカードの部類でした。
現在はカードパワーが
凄まじくインフレしましたので
このような1:1交換カードですら
安定性はあったとしても
あんまり強くは無い部類に
該当しております。
相当古い時代はこういうカードも
ガンガン制限改正で規制されていた
訳なんですが、今の環境では
全く関係無い話ですね。
グットスタッフ
単体で汎用性の高いカードを
集めて作られたデッキの事です。
昔はロクなデザイナーズテーマが
ありませんでしたので今の時代から
見ればどれもこれもグットスタッフ
みたいな時代でしたが、現在は
個別のテーマが強くなりましたので
少なくなった印象ですね。
現代だとメタビートが一番
これに近いかもしれません。
ソリティア
一人でひたすら回し続ける行為を
このように言います。
遊戯王はリソースの概念が
他のカードゲームより希薄です。
・・・まぁそこが良い所でもあって
簡単にエースモンスター展開出来て
気分良くプレイ出来るという
利点もあるんですが、同時に
やりたい放題出来過ぎる基礎的な
ゲームシステムですので
簡単にループコンボが成立します。
昔はループ専用のワンキル系デッキ
ぐらいしかやってこない印象でしたが
最近のガチコンセプトは
どのデッキでも標準的なスペックで
回り始めれば相当コンボが長く、
中々動きが止まらない
レベルになっています。
手札誘発
前記のソリティアから繋げて
紹介する形にしました。
昔はそれこそ原作遊戯が使っていた
クリボーぐらいでした。
しかし徐々に遊戯王のインフレが
進むにつれて前記ソリティアの
項目で触れた通り、強力な
デザイナーズテーマは回り始めると
手が付けられなくなります。
そこで後攻の1ターン目から
動けるカードの重要性が増しました。
こうして現在の遊戯王では
灰流うらら、増Gなどに代表される
手札誘発
と呼ばれる手札からスペルスピード2で
相手ターンでも発動出来るカードの
導入がテンプレになりました。
ちゃんとしたデッキを組む場合は
何らかの手札誘発はデッキに
入ってくるケースが多いと思います。
制圧モンスター
「○○が出来ない。」
みたいな効果持っていたり、
「魔法・罠・モンスター効果
を無効にする。」
みたいな効果を持っていて
相手の妨害に適したモンスターです。
後はスペルスピード2で
相手ターンに色々動いてくる系の
モンスターもこれですね。
だいたいイマドキのガチデッキは
EXデッキにこの系統の
モンスターが入っており、ガンガン
デッキを回して強力な場を作りつつ
こういうカードも出して封殺する
みたいな流れが多いです。
制圧モンスターそのものが
上級エースモンスターを兼ねている
場合も多いのでこの場合は
攻撃力も高くて中々突破出来ません。
出張セット
強力な汎用性があるテーマカード群を
他のテーマデッキに混ぜ込む事です。
昔は一枚一枚の強力な汎用カード
ぐらいしかありませんでしたが
最近の強力なデザイナーズテーマは
数枚の団体で別のデッキに導入するだけで
機能してしまう事があります。
これらを「〇〇出張セット」と言います。
今の時代ではガチ遊戯王構築の
基本戦術らしいですね。
ただし、流石に強過ぎる
出張セットが横行するとデッキの
個性が薄れますので基本的には
コナミに嫌われる傾向があり、
流行り過ぎると規制の対象には
なりやすいようです。
強力な一部テーマから
使いやすい出張セットを持ってくれば
元々のコンセプトがどんな弱くても
出張セットだけで最低限は
戦えてしまうという訳ですね。
このような出張セットは
EXデッキを活用するものが多いので
出張セット+強力な汎用EXモンを
使えばそこだけでも十分
戦えてしまいます。
ガチで強さを追求する場合は
おすすめですが・・・
カジュアル寄りの場合は
本来のコンセプトが希薄になります。
例えばモリンフェンを使った
デッキを組みたい!と思った
プレイヤーがいたとしましょう。
出張セットでデッキを補強しよう。
となると、当然モリンフェンとの
カードパワー差から出張セットだけで
戦うという形になってしまい
何のデッキだかよくわからん・・・
という事にもなってしまいます。
自分のやりたい事と実用性の
バランスをうまく考えながら
デッキを組みましょう。
ビートダウン
普通にモンスターで殴る
一般的な遊戯王のデッキの事です。
だいたいのデッキはこれに該当します。
コントロール
相手の動きをそれなりに妨害
しながら攻めるデッキの事です。
ビートダウンの派生みたいな感じ
になりますので
コントロール寄りのビート
とか
コントロールビートダウン
などという言い方で
使われたりもします。
パーミッション
コントロールよりもより強い
妨害を仕掛けていく妨害に
特化したデッキの事です。
妨害した後でどうやって
勝利していくか?は
デッキコンセプトによって
それぞれ違ってきます。
ロック
相手の攻撃を止めるデッキ、
もしくは止めるカードの事。
昔は魔法、罠を破壊するカードも
ロクな種類無かったので
光の護封剣やレベル制限B地区
ですらヤバいロックカードでしたが
現在はカードパワーが大幅にインフレし、
どのテーマでも割と簡単に
カードを破壊してくるようになりました。
この為、デュエルスピードが上がった分
昔のほどドキツいロックは
成立しない印象ですね。
大昔は光の護封剣すら割れなくて
強いカードだったので制限でした。
バーン
直接ライフダメージを与える事で
勝利を目指すデッキ、
もしくはカードの事。
昔は他の要素と組み合わせて
ロックバーンとか
ビートバーンとか
そんなコンセプトもありましたね。
(遠い目)
特殊勝利
ライフを0にする以外の特殊な
勝利条件を狙う事。
初代原作からあるカードだと
エクゾディアとウィジャ盤ぐらいかな。
エクゾディアぐらいしか
現代で使われる事は無いと思います。
ドローゴー
エクゾディアの特殊勝利狙い
デッキなんかがそうなんですが
特殊な勝利条件狙いで
ひたすらドローしまくる
デッキコンセプトの事ですね。
ドローして終わるだけなので
ドローゴーと言います。
ハンデス
ハンドデストラクションの略。
要するに手札を減らして
勝利しようという感じの戦法の事。
昔の遊戯王はこれが主流戦術の一つ
でしたが・・・現在の遊戯王は
全くこの方向性ではありません。
デッキデス
デッキ破壊の事。
まぁ今の環境だとバーン以上に
中々無いコンセプトだと思います。
ゲームスピード早いですし。
はるか太古の昔は
ニードルワームですら
強かったんですけどね。
その時代を経験した事が
ある方はどれだけいるでしょうか?
エンドサイク
まぁこれも昔は主流だったんですが
今ではサイクロン自体が
あまり使われないので
エンドフェイズに
カード発動すると結構安全だよ!
ぐらいの事として
覚えておく程度で良いです。
セットした速攻魔法や罠は
そのターン発動出来ませんので
相手エンドフェイズで除去撃つと
ほぼ確実にカードを割れるという
遊戯王では定番の戦術です。
昔はそれに該当する有名カードが
サイクロンでしたので
エンドサイクという言葉で定着しました。
サクリファイス・エスケープ
原作の漫画でも登場する用語ですね。
生贄(リリース)したりする事で
モンスターを逃がす行為です。
良くあるパターンとして
相手に除外やコントロール奪取の
効果を受けそうになった時に
どうせなら墓地に逃がす事で
被害を最小限に留めたり出来ます。
フリーチェーン
チェーンについては遊戯王の
ちょっと複雑なシステムですが一応、
マスターデュエルのチュートリアル
で説明してくれるので割愛。
まぁだいたい
いつでも自由に発動出来るカード効果
の事をフリーチェーンと言います。
カード効果の内容にもよりますが、
基本的に遊戯王はチェーンシステムにより
後出し有利になりますから
いつでも発動出来る権利ってのは
有利に働きやすいです。
優先権
基本的にターンプレイヤーが
相手よりも先に何か行動する
権利があるという事です。
モンスターの
召喚・特殊召喚・反転召喚
(セットはOK)
魔法の発動
罠の発動
モンスター効果の発動
これらの行動をすると
優先権が相手に移動します。
これもチェーン同様に
遊戯王のちょっと難しい
ゲームシステムなんですが
電子版の場合はもう自動的に
優先権移る場合はチェーンを
確認してくれますからね!
とても初心者向けで
やりやすいと思います。
大昔は召喚したモンスターが
相手のカード発動より先に
優先権でスペルスピード1の効果を
使用出来るという
クソ意味不明な設定だったので
カオスソーサラーなどの
起動効果で除外してくるヤツが
先に効果を使ってきたんですが・・・
このような意味不明な設定は
とっくの昔に廃止された
ようですので今の環境で
プレイされる方が
気にする事はありません。
まぁマスターデュエルなら
繰り返しですが、ちゃんと
コンピューターが判断して
チェーン確認してくれるので
そこまで身構えて考えなくてもOK。
後、これは僕も久々に
遊戯王を再開してみて知ったんですが
今はスタンバイフェイズへの移動による
優先権移動は無いんですね?
昔はこれがあったせいで
相手がメイン入る前に
マイクラダストシュートで手札を
ハンデスするというクソ戦術が
あったんですが・・・
明確にドローやスタンバイフェイズ
でしか発動できないカード以外は
タイミングが移らないんでしょう。
ピン挿し
1枚だけデッキに入れる事。
制限カードの事はあえて
ピン挿しとは言いません。
フル積み
3枚導入する事。
リクルート、リクルーター
デッキから特定のモンスターを
特殊召喚する事。
それを行うカードを
リクルーターと言います。
古くは巨大ネズミやキラートマト
のような1400のモンスターですね。
破壊された時にデッキから
モンスターを特殊召喚します。
かなり古い時代では戦闘で破壊しても
中々モンスターが途切れなかったので
強い部類のカードでしたが
中々今の環境では使われません。
サーチ、サーチャー
デッキから特定のカードを探す事。
探したカードを手札に加えたり、
墓地に落としたりするカードが
一般的となります。
それを行う効果を持った
モンスターをサーチャーとも言います。
遊戯王に限らずですが
カードゲームでは鉄板的な
強さを持つ効果です。
※カードゲームによっては意図的に
このサーチ効果が無いシステムの
ゲームもあったりします。
遊戯王は基本的にこのサーチゲー
でして、割と簡単に欲しいカードを
デッキから手札に加えたり出来ます。
ドローソース
略してドロソとも言います。
ドロー出来るカードの事ですね。
今はもう禁止カードになってしまい
マスターデュエルではメイトで
登場する強欲な壺とか、古くは
天使の施しみたいな手札入れ替えを
兼ねたドロソもあります。
基本的に遊戯王ではサーチと並んで
強い鉄板の効果です。
だいたい昔のカードなんかは
一部禁止になってるやべー強さの
カード除き、現代ではカードパワーが
足りないのでほとんど使えません。
・・・が一部のサーチ効果持ちや
ドロソ効果持ちは古いカードでも
今のデッキと組み合わせて
結構使う事が出来ます。
当たり前ですよね?
サーチカードやドローカードは
単にデッキの回転率・安定性を
上げる為の汎用カードですから
いくら時代が変わっても
新しい強力カードを引っ張ってこれる
可能性があるだけで十分強い訳です。
サルベージ
沈没船の引き上げとかの言葉ですね。
カードゲームでは墓地から
手札やデッキに
カードを回収する行為の事です。
墓地リソースが必要ですが
サーチやドローに次いで
強力な効果と言えます。